花粉症のメカニズムを理解しよう
敵を知らずして勝利なし。まずは花粉症のメカニズムを理解するところから対策を考えていくことにしましょう。
花粉症は異物を体の外へ出そうとする免疫反応
花粉症がおこるメカニズムは、体内に入りこんだ花粉という異物を身体の外へだそうとする免疫反応によってひきおこされるアレルギー症状です。
花粉がたくさん体内に入ると、抗体(防御機能)ができ、鼻から入った花粉を鼻水や涙で外へ押し流そう、くしゃみをして吹き飛ばそうとするようになります。
どのような花粉が問題なのか
日本の花粉症のほとんどの原因は杉の木やヒノキなどの針葉樹によるものです。杉やヒノキによる花粉症以外にも、ブタクサやヨモギの花で花粉症になるかたもいます。また、北海道ではシラカバによる花粉症も見られるそうです。
ちなみにおとなりの韓国では昔、王様が飢饉にそなえて山に栗の木をたくさん植えさせたため、栗の花粉症が深刻だといわれています。栗の花粉症は顔が赤くかぶれたり、腫れたりするらしく、杉やヒノキの花粉症よりも厄介とのこと。お国が変われば花粉症の内容も異なるようです。
花粉症の重症化を防ぐための注意点
杉やヒノキの花粉をできるだけ吸い込まないようして、体内で抗体ができないようにすることが、花粉症対策として重要です。
また、免疫機能の暴走が花粉症をひきおこす要因だと考えられています。正常な免疫機能を維持するためには睡眠をしっかりとり、健康的な生活習慣をたもつことが大切です。
春キャンプに有効な花粉対策
具体的にどのような春キャンプに有効な花粉対策があるのでしょうか。くわしく紹介していきます。
春キャンプ花粉対策①衣類は花粉のつきにくいナイロン素材にする
表面がケバだったコットンやウールなどの素材は、花粉が付着しやすいのでできるだけ避けるようにしましょう。表面がツルンとしたナイロン素材の衣類がおすすめです。
春キャンプ花粉対策②花粉ブロックスプレーを使用する
花粉ブロックスプレーというのは、イオンを発生させて静電気を発生しにくくするスプレーです。花粉のほか、ウイルスやPM2.5などを付着しにくくする効果も期待できます。
衣類に吹きかけるものだけでなく、顔や髪にも直接吹きかけることができるタイプもあります。
アレルブロック 花粉ガードスプレー FOR MEN クイックプロテクト [75mL]
スプレーをするだけで花粉やPM2.5、ウイルスなどをよせつけない花粉ガードスプレーです。花粉対策にも新型コロナ感染対策にも使えます。FOR MENとありますが男女兼用です。
春キャンプ花粉対策③テントのファスナーをしっかりとしめる
テント内にできるだけ花粉が入ってこないように、キャンプテントのファスナーをしっかりとしめることが重要です。
春キャンプ花粉対策④手や顔をこまめに洗う
手や顔をこまめに洗って花粉などを洗い流すことも、有効な花粉症対策になります。花粉症だけでなく、新型コロナの感染対策としても手洗いは重要です。
サーレS50回分 ハナクリーン・鼻洗浄(鼻うがい)用洗浄剤
人の体液と同じ浸透圧濃度の鼻洗浄(鼻うがい)用洗浄剤です。浸透圧が体液とかわらないので鼻の奥がツーンしません。
春キャンプ花粉対策⑤花粉用メガネやマスクをする
花粉症は、体内に花粉がたくさん入り、抗体(防御機能)ができることでひきおこされるアレルギー反応です。そのため、花粉用メガネやマスクなどをして花粉をできるだけ吸い込まないようにすることが花粉症対策になります。
曇らないプロテクトグラス クリア BS-1780NH
メガネの上からでも着用可能なオーバグラスタイプなので安心して作業が出来ます。
洗練されたデザインでオシャレなタイプの保護メガネです。
花粉の少ないキャンプ場選びのポイント
花粉の少ないキャンプ場選びのポイントを紹介します。
花粉の少ないキャンプ場選びのポイント①杉やヒノキのない標高の高い場所
杉やヒノキは標高の高い場所(1,000m以上)では生息できないため、標高の高いキャンプ場を選ぶことで花粉を避けることができます。
たとえば、標高が1,000m以上ある群馬県草津温泉周辺のキャンプ場や、嬬恋村の無印良品嬬恋キャンプ場などがあります。また、軽井沢なども標高1,000m以上です。
花粉の少ないキャンプ場選びのポイント②山間部ではなく海辺
杉やヒノキの多い山間部ではなく海辺にあるキャンプ場を選ぶことも花粉を避けるポイントのひとつ。海辺には海風が吹いているため、花粉が飛んでくることも少ないでしょう。
花粉の少ないキャンプ場選びのポイント③杉やヒノキのない離島
花粉の少ない場所でキャンプがしたいかたは、杉やヒノキのない(または少ない)離島がおすすめです。東京近郊であれば静岡県熱海市の初島や、八丈島、小笠原諸島などがあげられます。関西では瀬戸内海の離島がおすすめ。
また、長崎県平戸市の離島、的山あづち大島なども「避粉地」として有名です。ほかには鹿児島県の奄美群島などにも杉やヒノキが自生していません。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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