キャンプシーンでちょっとしたブームをまきおこしている薪ストーブ。みなさんのなかにも薪ストーブを焚いて楽しんでみたいと思っているかたがいらっしゃるのではないでしょうか。薪ストーブを愛してやまない筆者が、つかいこなし術を徹底解説します。
薪ストーブがあたたかくなる仕組み
薪ストーブの使いかたに入る前に、どうして薪ストーブがあたたかくなるのか、その仕組みや原理についてわかりやすく解説します。
薪ストーブがあたたかくなる仕組み:一次燃焼

薪ストーブがあたたかくなるのは、薪を燃やすことで熱を発生させるからです。着火剤や薪などが直接燃える現象を一次燃焼と呼びます。
薪ストーブがあたたかくなる仕組み:二次燃焼

一次燃焼によりストーブ内の温度が徐々に上昇していきます。温度の上昇にともない一次燃焼していない薪の部分から煙がでるようになり、さらに温度上昇してくると煙が燃えはじめます。これが二次燃焼という現象です。
煙がストーブ内で燃えることで燃焼効率がよくなり、煙の排出量を抑えることができます。
薪ストーブがあたたかくなる仕組み:放射熱
薪の一次燃焼と二次燃焼により、ストーブ本体や煙突部分が高熱になります。このストーブ本体や煙突部分からの放射熱によって、さらにあたたかくなっていきます。