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薪ストーブは、暖をとったり、料理をしたり、冬キャンプに便利なアイテム。一見、高そうなイメージがあるかもしれませんが、おてごろ価格のものもありますよ。ここでは、5万円以下の薪ストーブに絞って、価格別におすすめをご紹介します。

冬キャンプに薪ストーブを取り入れる!

薪ストーブ

薪ストーブというと、高価で薪代などの費用もかかりますし、お手入れもしないといけないなど、初心者には手を出しにくいイメージがあるかもしれません。

しかし、最近ではおてごろ価格の薪ストーブも多く、なかにはお手入れの簡単なタイプもあるので、購入するハードルが下がり、アウトドアに取り入れやすくなったといえます。

アウトドア用薪ストーブの価格帯は?

薪ストーブは1万円ほどで購入できるものから高いものだと5万円以上する商品があります。

機能や素材などによって価格がことなりますが、一般的に3万円前後のものが多く、高価なものでなくてもすぐれた商品を探すことができます。

素材や重量、大きさやデザインなどを考慮して自分の条件にあったものをおてごろ価格で購入することも可能です。

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キャンプでの薪ストーブの魅力

薪ストーブ

遠赤外線効果

遠赤外線は身体の奥まで浸透し、内部からあたためてくれます。薪ストーブを焚いた部屋にいると体の芯からあたたまり、ポカポカしてくるのはそのためです。

また、遠赤外線効果により血液の循環が活性化し新陳代謝が高まり、自律神経の機能を調節する効果もあると言われています。

魅力炎のゆらめき

炎のゆらめきを「1/fゆらぎ(エフぶんのいちのゆらぎ)」などと表現することがありますが、1/fゆらぎには人の精神を安定させたり、やる気を起こさせたりする効果があると言われています。

また、1/fゆらぎは人の脳をα波の状態にするため、リラクゼーション効果もあるそうです。焚火の炎をずっと心地よく眺めていられるのはそのためかもしれませんね。

インテリアの役割

部屋に薪ストーブがあるだけであたたかくて落ち着いた雰囲気をかもしだしてくれます。薪ストーブはインテリアのひとつといってもよいでしょう。

3度あたためる

薪ストーブは人を3度あたためてくれると言われます。1つ目は薪割りの作業で体があたたまり、2つ目は火に当たって身体をあたため、3つ目は料理を作って食べることで体をあたためることです。

キャンプ用薪ストーブの選び方

薪ストーブ

秋冬のキャンプに向いている、薪ストーブの選び方を紹介します。以下のような項目を確認するようにしてください。

  1. 目的に合うか
  2. 持ち運びしやすいか
  3. 重視するポイントに合う材質か

上記3つの項目について詳しく見ていきましょう。

目的に合うか

薪ストーブ

どのような目的で使用するかによって、選ぶべき薪ストーブが変わってきます。

暖をとる

薪ストーブを買うなら、暖かさ重視の方も多いかもしれません。複数人でつかう場合は、どれくらいの範囲を暖められるかもチェックポイントです。薪ストーブの周りのどこにいても暖かいのが理想的。ソロで使用するなら、薪ストーブの前だけが暖かくなるものでよいでしょう。

調理する

料理が目的であれば、調理器具の大きさに合う薪ストーブが必要です。天板の上に鍋ややかんを置ける薪ストーブは多数ありすが、ダッチオーブンなど重いものを乗せるなら、耐荷重のチェックをしてください。

オーブンやかまど、バーベキューグリルとしてつかえる薪ストーブもあります。どのような調理法に対応しているのか、確認しておきましょう。

テント内でつかう

テント内でつかいたいときは、使用を禁止している薪ストーブも多いので注意してください。テント内でつかえる薪ストーブでも、テントのサイズに合う煙突や煙突ガードが必要です。

加えて、テント自体が薪ストーブに対応しているかも重要なチェックポイント。床に耐熱シートを敷いても溶ける場合があるので、床から離すなどの対策も検討しましょう。

炎を楽しむ

耐熱ガラスの窓つきの薪ストーブなら、なかの炎が見えるので、火力調整がしやすくなります。また、揺れる炎を眺められて、秋冬キャンプならではの格別なひとときを楽しめますよ。

持ち運びしやすいか

薪ストーブをキャンプでつかうなら、持ち運びのしやすさは大事なポイントです。一般的に大きな薪ストーブは熱量が高く暖かいですが、重くなり持ち運びが不便。コンパクトに折りたためて軽量なもののほうが、取り扱いや持ち運びがしやすいので、キャンプにはおすすめですよ。

重視するポイントに合う材質か

薪ストーブ

材質によって薪ストーブの特性が変わるので、これも選び方の大事なポイントです。代表的な薪ストーブの材質について紹介します。

ステンレス=扱いやすい

錆びに強く、手入れがしやすいのが特徴で、キャンプ初心者の方にもおすすめ。種類が豊富で、目的に合うものを選びやすいのもメリットです。鉄に比べると価格は高く、暖まるまで少し時間がかかりますが、扱いやすさを考えればバランスのとれた材質です。

鉄=素早く暖まる

熱が伝わりやすく暖まるのが早いのが特徴です。ほかの材質に比べると価格が安いのもメリット。つかい込むほど味が出てきて愛着が湧きますよ。ただし、錆びやすいので定期的に油を塗ったり、耐熱スプレーで処理したりと手入れが必要。また、重たいので、持ち運びにくいのがデメリットです。

チタン=丈夫で軽い

軽くて丈夫なうえ、持ち運びがしやすく、キャンプの薪ストーブにはもってこいの材質です。価格は高くなりますが、移動のしやすさを最優先に考える方にはチタンがおすすめですよ。

キャンプ用薪ストーブにはどんなメーカーがあるの?

薪ストーブ

おてごろ価格の薪ストーブを取り扱っているメーカーを、6つほどご紹介しましょう。

キャプテンスタッグ

キャプテンスタッグは、日本の総合アウトドア用品総合ブランド。「アメリカで見た本格的なBBQを日本でも楽しめるように」をコンセプトとしていて、バーベキューコンロの開発に力を注いだことから、ストーブも使い勝手の良さで定評があります。

Gストーブ

Gストーブはノルウェー発の薪ストーブメーカー。小型でスタイリッシュなストーブが多く、煙突など収納の邪魔になるようなものを、すべてストーブ内に収納できるので、持ち運びにも便利です。

テンマクデザイン

テンマクデザインは、「今のニーズを具体化するもの」と「これからのニーズを生み出すもの」をコンセプトに商品開発を行っているメーカー。

コンパクトなタイプから、使い勝手がよいテーブルがセットになっているものまで、いろいろなタイプがあります。

本間製作所

本間製作所は新しい技術を取り入れ、顧客ニーズを満たす製品をタイムリーに提供し続ける火と煙に関連する製品を専門に製造販売している会社です。

薪ストーブも室内用、屋外用の両方のタイプがあり、さまざまなサイズがあるので、用途にあわせて選ぶことができます。

新保製作所

新保製作所は、北海道の小樽で50年以上も薪ストーブを製造販売している会社。暖かいだけではなく、バーベキューや湯沸かしとして使えるタイプや、煙突内部にすべての煙突が入るマトリョーシカ煙突つきなど、ユニークなタイプがあります。

赤や黄色といったキュートなカラー薪ストーブは女性にもおすすめです。

モキ製作所

モキ製作所は薪ストーブと分離機のメーカー。世界初の「茂木プレート」をつかった無煙薪ストーブを発明しました。薪の種類も選びませんし、灰取りも月に1回程度と少ないところも魅力です。

冬キャンプ用薪ストーブおすすめ12選

薪ストーブ

ホンマ製作所クッキングストーブ

ミリタリーグリーンの本体がおしゃれなアウトドア用ストーブです。ガラスの小窓がついているので、炎も見えますし、上部ではお湯を沸かしたり、煮込み料理なども簡単にできます。

折りたためばコンパクトになり、取っ手もついているので、持ち運びにも便利なストーブです。

ホンマ製作所 クッキングストーブ
ホンマ製作所 クッキングストーブ

 

キャプテンスタッグ KAMADO UG-11

ストーブでは定評のあるキャプテンスタッグのカマドは、薪ストーブ、焚き火、バーベキュー、ダッチオーブン、カマドの5つの用途につかえます。

目皿は、2段階調節でき、上段には炭を入れてバーベキューをしたり、下段には薪をつかってダッチオーブンとしてつかったりなど、用途にあわせていろいろと楽しめます。

バーベキュー用の網もついているので、すぐにつかいたい人におすすめ。

キャプテンスタッグ KAMADO (釜戸) 煙突ストーブ
キャプテンスタッグ KAMADO (釜戸) 煙突ストーブ

 

Change Moore 薪ストーブ

煙突も本体も折り畳めて収納できますので、コンパクトサイズで場所を取らず、バイクツーリングやアウトドアキャンプに最適です。

持ち運びができる軽量設計で、女性一人でも持ち運びやすく、どこでも手軽に使えます。

Change Moore 薪ストーブ
Change Moore 薪ストーブ

 

新保製作所 薪ストーブ キャンプセット角型【窓付き】

薪ストーブと煙突のセットになっているこちらのストーブは煙突を組み立てればアウトドアやキャンプですぐに使用することができます。

また、煙突は分解してストーブのなかへ収納できるのでコンパクトに持ち運びが可能。窓ガラスは900度対応の厚さ5mmの耐熱ガラスを使用しており、取り外して洗うこともできます。

ストーブの上でいろんな調理ができるので料理の幅も広がりますよ。

エコズームストーブ

燃焼効率がよく、木の枝や木炭も燃料としてつかうことができるストーブ。煙がほとんどでず、軽量で、持ち運びも簡単で、災害のときにも暖をとったり料理もできると、キャンプにも非常時にも便利。

本体に触ってもあまり熱くならず、ハンドルもシリコンカバーがついていて持ちやすくなっています。

ロケットストーブ EcozoomVersa Gray エコズーム
ロケットストーブ EcozoomVersa Gray エコズーム

Danchel Outdoorベルテント用ストーブ

サイドが少し持ち上がっているようなベルテント用のストーブ。かまど内の様子がわかるガラス窓つきで、上部の両脇には38cmの多目的折りたたみラックもついています。

D&R HS6   二次燃焼ステンレス304製薪ストーブ
D&R HS6   二次燃焼ステンレス304製薪ストーブ

 

モキ製作所MOKI組み立て式無煙俺のかまど

俺のかまどは、鍛冶屋4代目が作ったもので、プラモデル感覚で組み立てられるストーブです。火をつけたときは多少煙がでますが、そのあとはほとんど煙がでず、炊飯はもちろん、BBQや焼鳥だって作れてしまう優れもの。

組み立て式なのでコンパクトにでき、持ち運びにも便利なので、ソロキャンプにも最適です。

モキ製作所 MOKI 組立式無煙 俺のかまど
モキ製作所 MOKI 組立式無煙 俺のかまど

 

G-Stove Cooking View Tent Stove 本体セット

北欧デザインのGストーブはステンレス素材でサビにくくお手入れも手間がかかりません。取っ手は持ち運びするときだけではなく、調理台の補助としても使えて便利です。

ガラス窓つき扉は取り外してお手入れすることができ、扉の下にあるエアインテークで取り込む空気を変えてストーブの強弱を調節可能。シンプルでおしゃれなデザインは使い込むほどに味が出てきます。

G-Stove Cooking View Tent Stove 本体セット
G-Stove Cooking View Tent Stove 本体セット

 

ワーク タフ ストーブ WTS38

ワークタフストーブは正面ドア、サイドについた大きな窓ガラスから炎を見て楽しんでいただける贅沢な仕様です。

ガラスは水に濡れても割れない特別なものを使用していますので、ストーブ天板の調理なども安心してご利用いただけます。

ワーク タフ ストーブ WTS38
ワーク タフ ストーブ WTS38

ホンマ製作所「ステンレス 時計1型薪ストーブセット」

ステンレス製の薪ストーブです。光沢のある見た目はインパクトがあります。奥行きが約60cmもあるため、市販の薪をそのままつかえて便利。煙突がセットになっているモデルもあり、耐熱ガラス窓など別部品が豊富で、つかい方に合わせて選べるのもメリットです。

テント内での使用は想定された薪ストーブではないので注意してください。

ホンマ製作所 ステンレス 時計1型薪ストーブセット
ホンマ製作所 ステンレス 時計1型薪ストーブセット

キャプテンスタッグ「KAMADO 煙突 角型ストーブ UG-51」

ハイとローの2段階で高さを変えられ、シーンに応じてつかい分けられる薪ストーブです。鉄製なので素早く暖められるのも特徴。比較的、安価なので、薪ストーブを試してみたいという方にぴったりです。煙突や収納袋などがセットになっているため、すぐにつかえるのも便利ですね。

ただし、セットの内容だけでは煙突の長さが限られており、煙突ガードも付属しません。テント内でつかう場合は、そのままでは難しいでしょう。テントの外で煮炊きやバーベキューにつかいたい方なら、ぜひ候補に入れてみてください。

キャプテンスタッグ KAMADO 煙突 角型ストーブ UG-51
キャプテンスタッグ KAMADO 煙突 角型ストーブ UG-51

Thous Winds「ウルトラライト チタニウム ウッドストーブ」

チタン製の超軽量な薪ストーブです。本体重量はわずか1.36キロ。コンパクトに折りたためてバックパックで持ち運べます。かさばりやすい煙突は巻き取れて、収納の邪魔になりません。

煙突ガードやサイズなどが合えば、薪ストーブに対応するテント内でもつかえます。ただし、軽量なので本体が倒れやすいのが注意ポイントです。煙突や本体をしっかり固定してつかう必要があります。

チタン製なので価格は高めですが、とにかく軽くて運びやすいものをお探しの方には、ぜひチェックしてほしい薪ストーブです。

Thous Winds ウルトラライト チタニウム ウッドストーブ
Thous Winds ウルトラライト チタニウム ウッドストーブ
薪ストーブでも、おてごろ価格で、初心者にもつかいやすいタイプのものもたくさん出ています。ハードルが高そうというイメージがあるかもしれませんが、やってみたら、「買ってよかった」と思えるはずですよ。

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ライター

Greenfield編集部

自然と向き合い、環境に配慮しながらアウトドアスポーツを楽しむ人に向け、自分や周囲のウェルビーイングの向上につながる情報をお届けします。