しかし、氷の上で釣ることもあり、他の釣りとは少し違う道具の準備が必要です。
今回ははじめてのワカサギ釣りガイドと、用意するワカサギ釣りグッズを厳選してご紹介します。
ワカサギ釣りのポイントを確保しよう
氷上ワカサギ釣りは氷に穴を開けて、定点で釣り続けるのが定番です。
人気の場所なら人の集まる場所の近くを狙うのがセオリーですが、一級ポイントだから必ず釣れるわけではないため、その日の運勢にも左右されます。
釣れなければ別に穴を開けなおすこともありますが、活発に動いてポイントを変える釣りではないので、釣座を構えると釣りやすくなりますね。
テントがあればベスト
氷上ワカサギ釣りでは、氷点下の中で釣ることも少なくありません。
しかし着込めば気温は問題ではなく、辛いのは風です。
風を防ぐためにテントを建てる方も多く、床底に穴の開いたワカサギ釣り専用品も販売されています。
休憩のためのポップアップタイプのテントでも、あるとないとでは大違いなので、可能ならば用意しておきましょう。
椅子もお忘れなく
氷上ワカサギ釣りを楽しむなら、必ずあったほうがいいのが折りたたみ椅子です。
ロッドが短く手先の釣りになるので、座ったままでも操作しやすいですし、長時間の釣りになるのでなにより体が楽です。
座高が高く腰の深いアウトドアチェアよりも、座高が低くコンパクトな折りたたみ椅子がおすすめです。
ワカサギ釣りのポイントに穴を開けてみよう
ポイントを決めて釣座を構えたら、氷に穴を開けてみましょう。
氷に穴を開けるのもワカサギ釣りの醍醐味で、体を温める効果もあります。
意外と知られていませんが、開けた穴には防ぎ方のマナーもあるので、ぜひ覚えておいてくださいね。
専用ドリルで穴開け
ワカサギを釣るためには大きな穴が必要なので、専用のドリルを用意しましょう。
ツルハシでは氷が割れて水に落ちてしまう可能性があるので、ぜったいにやめましょう。
また、ドリルは切れ味が重要で、定期的にメンテナンスが必要な繊細なものです。
釣り場のレンタル以外に、釣り人から借りるのは避けたほうが無難です。
釣り終わったら穴埋めをお忘れなく
釣りが終わったあとの穴は、そのままだと気づかず他の人が落ちてしまうこともあり危険です。
釣り終わったあとは、開けた穴の上に雪山を作ってわかりやすくしておくのがマナーです。
折りたたみシャベルを用意しておけば穴埋めにも役立ちますし、釣っている最中に穴に氷が入ったときの除去にも便利です。
管理釣り場などであらかじめ開けてある穴は、ルールに従って処理しましょう。
ワカサギ釣りの流れ
用意が出来たら、実際にワカサギを釣っていきましょう。
他の釣りとは道具も誘い方も違うので、釣り経験者でも釣り方を覚えておきましょう。
タックルの準備
ワカサギ釣りのタックルは、短く弾力のある竿を使用します。
リールも簡易的な両軸リールが多いですが、ベテランは電動リールを使用することもあります。
ワカサギ釣りセットを購入すれば細かい準備も必要ないので、初心者にもやさしいですね。
仕掛けと餌付けのポイント
ワカサギ釣りには針のたくさんついた仕掛けを使用しますが、長い分扱いにくくなるので、初心者の方は短い仕掛けがおすすめです。
基本的に餌釣りになり、サシムシか赤虫を使用します。
サシムシのほうがよく釣れますが生きた虫ですし、はさみでカットしなければいけません。
生きた虫に触れない方は赤虫がおすすめです。
底を取ってタナを探ろう
ワカサギ釣りはタナ（深さ）が重要で、一定のタナで次々釣れることもめずらしくありません。
まずは底を取って、ゆっくり段階的に巻いていき、竿先をツンツン動かして誘うと釣れやすくなります。
最近は低価格な魚群探知機も販売されているので、ボウズを避けたい方は用意しておくと安心ですね。
ワカサギ釣りの装備品
ワカサギ釣りシーズンは冬本番なので、もちろん装備にも相応の準備が必要です。
ウエアはスキーウエアなどを流用すればOKですが、氷の上を歩いたり、極寒の屋外で動かない前提の装備が必要になります。
あると安心なアイゼン
ウエアはスキーなどから流用できても、シューズを釣りのためだけに購入するのは、レジャーとして少し敷居が高くなりますよね。
そこでおすすめなのがアイゼンです。
もともとは雪山登山用の装備品ですが、最近は街中で氷で滑らないように開発されたものも一般的になってきました。
価格も安いので、暖かい冬靴に取り付ければ即席のスパイクシューズになります。
つま先カイロで足先あったか
極寒の屋外で動かず座っていることを考えると、寒くていられないのはイメージの通りです。
動いているスキーやスノーボードとは違い、血流や筋肉の発熱が少なくなるため、予想以上の寒さに晒されることになります。
そこでおすすめなのが、冷えやすく暖かさを感じやすい足先を暖めるためのつま先カイロです。
これがあるのとないのでは大違いなので、氷上ワカサギ釣りの必須アイテムと言っても過言ではありません。
ワカサギを持ち帰るためのクーラーボックス
その場で調理して食べるのもワカサギ釣りの定番ですが、荷物も増えますしたくさん釣れるとすべて食べるのは難しいですよね。
持ち帰るにはやはりクーラーボックスがおすすめで、とくにコンパクトで出し入れも簡単なクリールがおすすめです。
帰りは雪を入れておけば保冷できますね。
しっかり楽しむためには、今回紹介したような釣り方のポイントを覚えて、必要な道具もそろえておくのも大切ですね。
管理釣り場では道具のレンタルや下準備されているポイントもあるので、最初のうちは活用して楽しんでみるのもおすすめですよ。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。
