緑の環境に深く関わるグリーンセイバー資格制度とは
グリーンセイバーは、NGO樹木・環境ネットワーク協会が、自然環境や生態系についての知識を体系的に身に付けて、社会に貢献できる人材を育成することを目指して設けた検定制度で、主催するNGO樹木・環境ネットワーク協会は、1995年に設立された全国に約600人の会員を持つ環境団体です。
試験の難易度によって、ベイシック・アドバンス・マスターの3段階に分かれています。
グリーンセイバーは、全国の森づくりや里山の再生活動、自然環境の大切さを伝える啓蒙活動など、自然環境を守る幅広い取り組みをおこなっています。
グリーンセイバーはどんな活動をしているの?
グリーンセイバーの資格保持者は、全国の森や里山の再生に取り組んだり、子どもたちへ自然環境の大切さを伝えたりする活動をおこなっています。
都内を例にとってみると、上野動物園や多摩動物公園、小石川植物園などで自然観察会を開催する取り組みや、植栽による緑化活動といったボランティア活動を展開しています。
グリーンセイバー資格検定は3段階、一気に取得も可能
グリーンセイバーの資格検定は、ベイシック・アドバンス・マスターの3段階があり、ベイシックの資格から順にステップアップしていきます。
ただし、ベイシックとアドバンスは同時に受験ができるので、一気にアドバンスの資格を取得して、同じ年にマスターの資格検定にチャレンジすることも可能です。
マスターの資格検定は年に1回12月頃実施され、受験資格はアドバンス合格者となっています。
受験料は8,000円で、試験時間は午前11時から午後15時(昼休憩をはさむ)までの3時間程度です。
グリーンセイバー資格検定に合格するには?
自然環境を守り、緑の大切さを世の中に伝えるのに欠かせない資格ですが、どのように勉強を進めれば効果的かなどご紹介します。
無料ガイダンスに参加する
グリーンセイバーの資格を目指す人向けに無料ガイダンスを実施(東京・横浜・大阪)しています。
無料ガイダンスでは、グリーンセイバーに必要な知識や、資格取得がどういうことに役立つのか、どのような勉強をすればいいのか、といった疑問に答えてくれます。
具体的なプログラムは、「グリーンセイバー(GS)とは何?」「検定の傾向と対策・自然を知るよろこび」といった内容です。
グリーンセイバーの資格取得を考えている方は、ぜひ参加するようにしましょう。
テキスト学習や有料セミナーを活用する
グリーンセイバー検定に合格するための勉強法についてご紹介します。
グリーンセイバー検定試験にそなえるテキストには、ベイシック・アドバンス・マスターの3種類があります。
独学で幅広く勉強する方法もありますが、テキストで勉強する方が出題される場所が絞り込まれているので効率的です。
また、グリーンセイバー検定試験のための有料セミナーも開催しているので、ひとりで勉強するのが苦手な方は参加した方が頭に入りやすいでしょう。
有料セミナーでは、過去に出題された問題を解いて解説してくれるので、自分の理解度を確認することもできます。
グリーンセイバーの資格保持者はさまざまなメリットが
グリーンセイバーの資格保持者は、植物についての知識が養えるので、本格的な農業はもちろんのこと、ベランダやテラスまたは室内で栽培する観葉植物の管理についても学ぶことができます。
また、グリーンセイバーの資格があると、行政や教育機関からの委託によるプログラムの運営にも参加しやすくなります。
グリーンセイバーが企画運営する自然体験プログラムにリーダーやスタッフとして参加することで、自然環境についての知識をさらに深めることができるのもメリットの一つといえるでしょう。
グリーンセイバー・マスターの資格保持者は、環境省や文部科学省、農林水産省などが指定する環境教育指導者として認定され、人材を求めている企業や組織に指導者として斡旋を受けることができます。
基本的にグリーンセイバーの活動はボランティアが中心です。
そのため、直接的に収入に結びつくことは少ないようですが、講師や執筆活動を通して謝礼金が発生するケースも見受けられます。
グリーンセイバーの資格があることで、地方自治体や勤務先など、さまざまな組織で環境保護のリーダー的存在になれるというところも大きなメリットです。参考:グリーンセイバー資格検定
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。