トレイルランニングシューズを選ぶポイント
トレランシューズとランニングシューズの違い
ランニングシューズはある程度整備されたコースを走るため、アウトソールにあまり凹凸がなく、比較的柔らかい素材を使用しています。
トレランシューズの場合は、ぬかるんだ悪路などを走るため、多くの場合、突起が大きくて頑丈で硬い素材を使用しています。
アウトソールの内側でクッションの役割を果たすミッドソールも分厚くなっていて、岩場でも足の裏を痛めないよう硬い素材を採用することがほとんどです。
ランニングシューズの場合、アッパーと呼ばれる足の甲にあたるパーツ部分は、通気性が良く、軽い素材がほとんど。
トレランシューズの場合は、防水性に優れ、岩などに打ちつけてもケガをしないようにプロテクション性能の高い素材が多くみられます。
つま先の部分も硬い素材でガードされているタイプがほとんどです。
購入したら必ずフィッティングをしよう
筆者は以前、フィッティングが不十分な状態でトレラン旅に出かけて、苦い経験をしたことがあります。
フィッティングというのは、新しく購入したシューズを履いて走ってみたりして、足にフィットさせること、または足にフィットするかどうかを確かめることです。
新しく購入したトレランシューズは、とても軽くて快適な履き心地でした。
過信して10㎞程度のフィッティング・試し履きをする程度で、トレラン旅に出かけたのです。
20㎞を過ぎたところで、足の甲になぜか豆ができるという思いもかけないトラブルに見舞われ、トレラン旅を途中で放棄するはめになってしまいました。
この苦い経験から、少なくとも30㎞以上(何日間かに分けても可)の試し履き・フィッティングをするようにしています。
短い距離のフィッティングでは、シューズが足に合っているのかどうかの判断がつきません。
また、トレイルランニングの初心者の方は、多少重くてもソールのしっかりしたものを選ぶことが大切です。
以上のポイントをふまえ、おすすめのトレランシューズをランキング形式でご紹介します。
おすすめのトレランシューズベスト5
【モントレイル】BM6243 TRINITY MX
モントレイルは、疲れにくくて、ソフトな感触の足にフィットしやすいトレランシューズのモデルをたくさん開発しています。
このモデルは、モントレイル史上最大のクッションを生み出すミッドソールを搭載。
疲労感・ダメージを軽減しロングディスタンスでランナーをゴールまでサポート。
【サロモン】トレイルランニングシューズ XA PRO 3D V9 GORE-TEX
初級者から上級者まで幅広い層に愛されているトレランシューズです。
XA PRO 3D V9 GORE-TEX は、安定性、耐久性、サポート力など過酷なアドベンチャーに必要な特長をすべて備えた、信頼性の高さで知られるトレイルランニングシューズの代表作。
ラグパターンの最適化と防水メンブレンの採用により、グリップと長時間の保護性能が向上しています。
【ザ・ノース・フェイス】ウルトラ レプルージョン スムース
アメリカのアウトドア・ブランド、ザ・ノース・フェイスのランニングシューズ。
耐久性に優れたアウトソール、軽量で高い反発力を持ち、着地時の衝撃を軽減させる設計が特徴です。
ランニングシューズですがトレランシューズとしても威力を発揮します。
アッパー部分は日本人の足の形に合わせ、包み込むようなフィット感を実現しています。
【inov-8】トレイルランニングシューズ X-TALON 212 MS V2
inov-8は2003年に誕生したイギリスのシューズブランドです。
トレイルランニングシューズの分野で高く評価されており、優れたグリップ力のあるアウトソールは、過酷なオフロード環境のレースでも定評があります。
オリジナルスペックの強みを継承しながら、アウトソールのラバーを粘性の高いSTICKY GRIPラバーにアップデイトし、グリップ力がさらに向上しています。
【スポルティバ】アカシャ2 56A
スポルティバの目玉商品ともいえるデザイン、とても格好良いトレイルランニングシューズです。
足を保護する高いプロテクション性と、ミッドソールは優れたクッション性能を備え、ウルトラトレイルやウルトラマラソンといった長距離ラン向けのモデルです。