ポイント1.サイズ
まずトレイルランニングのシューズを選ぶ時に、1番重要なことはサイズ。
通常ランニングシューズの場合は、足のサイズにあった物を購入しますが、トレイルランニングシューズの場合は、少し大きめが良いと言われています。
その理由は、舗装されていない道を走るため、木の根や石につま先をぶつけたりすることが多いからです。
トレイルランニング用のシューズは、つま先を部分が少し厚めに補強されており、怪我を防ぐために、足にフィットする作りになっているのです。
履いた時に、普通のシューズに比べるときつめに感じるのはこのためです。
そして長距離のランニングの場合、走っているとだんだん足が浮腫んでくることも多いので、ぴったりのサイズだと足が痛くなってしまうからです。
選ぶ時には必ず試し履きをして、サイズ感を確かめるのが必須といえるでしょう。
ポイント2.グリップ力がある
トレイルランニングは、砂利道や泥地など滑りやすい場所が多いので、アウトソールのデコボコ(ラグと言います)が深くなっていて滑りにくいようになっています。
とはいえ、このアウトソールも舗装道から山道までOKというオールラウンドタイプのものと、泥地や草や落ち葉などが多いような山道に対応して、ラグがとくに深くなっているタイプの2つがあります。
オールラウンドタイプは、整地されている道も含めどんな道も行けるタイプ。
クッション性や柔軟性などもバランスよく作られたタイプのシューズですから、ファーストシューズにはこちらがおすすめです。
アウトソールのラグが深いタイプは、舗装道よりもぬかるみや泥地、砂地などを走る時も転倒やスリップしない構造になっています。
このラグがグリップ力の元ともいえるもので、各メーカーやシューズによって、形もいろいろなタイプがあります。
反対に、ラグは舗装道などが歩きにくいというデメリットもあります。
一般的にはオールランドタイプのほうが、初心者向けと言われますが、最近はラグが深くても、柔軟性やクッション性も高く、履きやすいタイプもでていますので、気なる人は一度試してみると良いでしょう。
ポイント3.防水性
トレイルランニングで走る山道は、前日や数日前に雨が降っても、なかなか乾かずに道がぬかるんでいたり、濡れていて滑りやすかったりします。
そのためトレイルランニングシューズは、どれも多少は防水性があるものが多く、種類によってはゴアテックなどのように防水性に優れた素材を使っているものもあります。
トレイルランニングシューズは完全防水ではありませんので、小川の中などを通り抜けたりすると、シューズもずぶ濡れになることもあります。
しかし、少なからず防水性はあったほうが良いです。
またトレイルランニングシューズは、軽量タイプが多いのですが、あまり軽量ばかりを気にすると、防水性、柔軟性、クッション性などの性能がイマイチということもあるので、そこにも気をつけましょう。
おすすめ
The North Face(ザ ノース フェイス)|ベクティブ エンデュリス
ザ ノースフェイスは、アメリカの登山などアウトドア用品や衣類などを専門としていて、創業1966年という老舗スポーツメーカーです。
歩行や走行時のエネルギー効率を、安定性、推進力、グリップ力で追求する「VECTIVシステム」を搭載しています。
エントリーレベルから山岳トレイルレースまで幅広く対応するシューズです。
Sportiva(スポルティバ)|ブシドー2
スポルティバは、イタリアでも有数の山岳リゾートであるドロミテの小さな町で生まれたマウンテン、トレイル、クライミング用品メーカーです。
高品質でありながら、ファッション性には定評のあるブランドです。
ブシドー2は、強力なグリップやレスポンスを誇る名品ブシドーのアップデート版。アップダウンの激しいコースでも最高のパフォーマンスを演出してくれます。
片足で約305gという軽量なところも魅力です。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。