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冬は1年のなかでもっとも光熱費がかかる季節。環境問題や電気代のことを考えると、節電は重要な課題です。しかし、節電は無理せず健康的に取り組みたいもの。この記事では、環境にやさしく冬を快適にすごす節電方法を紹介します。

冬の節電が重要な理由

冬 節電

冬の節電が重要な理由を説明します。

冬は電力の消費量が多くなる

冬は気温が低いので、電気の消費量が多くなります。暖房器具をつかって室内で快適にすごすために、たくさんエネルギーが必要になるためです。

たとえば、エアコンを使用する場合、仮に夏は外気温を30度、室内の設定温度を28度と考えた場合、温度差は2度。しかし、冬の外気温を0度とすると、室内を20度にしたとしても、温度差は20度です。冬のエアコンの使用では、たくさんのエネルギーが必要になりますよね。

日照時間が短いので、照明をつける時間や、室内ですごす時間が長くなるのも原因です。ほかにも温かくすごすために、さまざまな暖房器具や調理器具の使用頻度が高くなることも理由に挙げられます。

経済産業省では、2022年は冬の電力需給が厳しい状況にあるとして対策を発表。社会的にも電力の不足が心配されていますね。

出典:経済産業省「2022年度冬季の電力需給対策

地球温暖化の防止につながる

節電はCO2排出量を削減して、地球温暖化を防ぐことにつながります。

日本の電力の約72.9%が火力発電で生まれたエネルギーです。主に石油や石炭、液化天然ガスといった燃料をつかって発電しています。冬は電気を大量に消費するので、夏よりもCO2の排出量が多くなりますね。

環境省では、2005年度から地球温暖化防止の対策として「ウォームビズ」を提唱。節電をしながら、冬を快適にすごすライフスタイルを促していますよ。

出典:環境省「適切な暖房利用で地球温暖化を防止!

冬を快適にすごす!節電おすすめ方法6選

冬 節電

冬を快適にすごすために、おすすめの節電方法を紹介します。

①電化製品のつかい方を工夫する

電化製品のつかい方の工夫について紹介します。

エアコン

フィルターを掃除しないと、消費電力が約1.5倍も多くなるといわれています。フィルターや室外機の汚れは、温度を調節する機能の低下につながりますよ。また、室外機の近くにものを置いていると、消費電力量が高くなるので注意が必要です。

ほかにも、温度を低めに設定したり、自動運転モードを利用したりするのも、節電のポイント。エアコンが古いタイプの場合は、電力の消費量が多くなってしまう傾向にあるので、節電の機能が高い新しいエアコンに買い替えるのもひとつです。

出典:ダイキン工業「猛暑の夏、手軽にできるエアコンの節電効果を検証せよ!

加湿器

湿度が上がると体感温度が高くなります。暖房器具と一緒に、加湿器の併用もおすすめですよ。粘膜の乾燥を防ぐので、風邪の予防にもつながりますね。

扇風機

扇風機をつけて空気を循環させると、部屋が温まりやすくなります。温かい空気は部屋のうえのほうに溜まるので、循環させると暖房の効率がよくなりますよ。

冷蔵庫

冬は気温が低いため、冷蔵庫の設定温度が「弱」でも、なかの温度を低く保てます。季節に合わせて設定温度を調節してみましょう。

また、冷気が循環するように、冷蔵庫のなかに食品を詰め込みすぎないことも節電になります。一方、冷凍庫は隙間なく入れたほうが保冷効果が高まりますよ。

電気ポット

お湯は保温しておくよりも、つかいたいときに再沸騰させるほうが、消費電力を抑えられます。

長時間にわたってお湯を保温すると、常に電気を消費しつづけるので無駄に電力をつかってしまいますよ。長時間お湯を使用しないときは、プラグを抜いておくとさらに節電になります。

温水洗浄便座

フタをしめることで、便座暖房の放熱を防げます。1日あたり約15%の省エネになるといわれていますよ。便座カバーを利用するのもひとつです。便座と洗浄水の暖房機能を「弱」に設定したり、節電機能やタイマー機能をつかったりするのも有効な節電になりますね。

出典:TEPCO「温水洗浄便座

こたつ

こたつはエアコンに比べて、電力量がかからない暖房器具です。体を直接温めるので、効率よく暖をとれるのが特徴。室内の空気が乾燥しにくいのもメリットです。

②身につけるものを工夫する

冬 節電

暖房器具に頼りすぎずに、身につけるものを工夫して体を温める方法を紹介します。

重ね着

重ね着すると体の熱を逃しにくくなります。衣服の間に空気の層がつくられて、暖かい空気が循環するので、体感温度が上がるのが理由です。

たとえば、厚みのあるセーターを1枚着るより、下に軽くて薄めの衣類を重ねるほうが体を温められますよ。ウールなど防寒の機能性にすぐれている素材のものを選ぶと、着ぶくれ防止になりますね。

あったかアイテム

首・手首・足首の「3つの首」を温めると、効率よく体温を上げられます。太い血管のある部分を温めると体全体の体温が上がりやすくなるためです。

一方で、首・手首・足首は熱が逃げてしまいやすい場所でもあります。厚手の靴下や手袋、ネックウォーマーなどを身につけて、体の熱を逃さないようにしましょう。また、湯たんぽやホッカイロを活用して、暖かさで血流をよくするのも方法のひとつですよ。

③体が温まる食事をとる

体を内側から温めることも重要です。寒い日は温かいお鍋やスープ、ホットドリンクを飲んでなかから温めましょう。体を温める食材のショウガや根菜類などを意識して取り入れるのもおすすめです。

④入浴で体の芯まで温まる

お湯に浸かると血流がよくなり、体が温まります。入浴はリラックス効果もあり、自律神経が整えられるので、手足の末端まで血液が流れやすくなります。

ゆっくりとぬるめのお風呂に入るとより効果があります。個人差はありますが、39〜40℃のお風呂に10~15分ほど入るとよいといわれていますよ。

⑤積極的に体を動かす

運動は体温を上昇させて、新陳代謝を活発にする効果があります。血流がよくなるだけでなく、運動不足の解消にもつながりますよ。ちょっとしたウォーキングや階段の利用なら、手軽にできるのもよいところですね。

⑥カーテンを閉める

室内の温度を外に逃がしにくくなります。室内の空気は、窓ガラスに触れることで一気に温度が下がります。断熱・遮熱効果のあるカーテンを利用すると、より保温効果が期待できますよ。

冬の節電は、省エネやCO2の削減につながります。冬は気温が低くなるため、暖房器具の使用も増え、1年のなかでもっとも電気代が高くなりやすい時期です。いつも以上に節電対策を考えていきたいですよね。暖房器具のつかい方や、ちょっとした日常生活の工夫でできることはたくさんあります。できるところから実践してみてはいかがでしょうか。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。