東海の雪中キャンプ場の特徴
東海地方はあまり雪が降らないため、雪中キャンプは非日常で思い出深いキャンプに。とくに愛知県や三重県、静岡県は雪が降ることが少なく、冬でも比較的暖かい日が多いのですが、標高の高いキャンプ場を選び、運がよければ雪中キャンプが楽しめます。
豪雪地帯ほどの積雪がない代わりに、街から比較的アクセスしやすく、路面状況もそれほど過酷ではないので、雪中キャンプしやすいエリアともいえます。
ただし、積雪の少ないエリアとはいえ、キャンプ場に向かう道も積雪や凍結していることがあるので、車の運転には冬用の装備や十分な注意が必要です。
つぐ高原グリーンパークキャンプ場【愛知県】
愛知県の星空の聖地といわれる奥三河つぐ高原にある、グリーンパークキャンプ場。星空観察教室を開催しているので、澄んだ空気のなか満天の星空を観察できます。
冬季期間はオートキャンプ場のウッディエリアでテント泊が可能。タイミングよく積雪があれば雪中キャンプが楽しめ、体が冷えてしまった場合はサニタリーハウス内の休憩室のストーブで体を温められます。
また、自動販売機で温かい飲みものが買えるところも魅力です。
三河高原キャンプ村【愛知県】
オールシーズン営業しているため雪中キャンプができることもある、三河高原キャンプ村。キャンプサイト周辺は牧場もあり開けているので、真っ白な積雪と空が広がり、とても開放感がある雪中キャンプが楽しめます。
隣接する牧場の近くにテントを設営すれば、牛を眺めながらキャンプが可能。電源サイトもあるので、寒い時期や雪中キャンプ時は利用することで防寒対策になります。
管理棟には食堂があり、うどんやそばなど温かい食べものが食べられます。冬季期間はシャワーが使えませんが、管理棟内のお風呂が利用できます。(別途料金が必要）
ひらせ温泉キャンプサイト【岐阜県】
真っ白な雪景色が広がる、ひらせ温泉キャンプサイト。キャンプ場までの道のりや場内の通路は除雪されています。サイトは圧雪されているのでテントが設営しやすいところが魅力です。
区画サイトは電源付きなので電気を使った暖房機器が使え、徒歩10～15分の場所に温泉施設「しらみずの湯」があるので、冷えた体を芯から温められます。
キャンプ場周辺には世界遺産の白川郷や、合掌造りを一望できる城山天守閣の展望台などの観光スポットもあります。
さくら街道みぼろ湖畔キャンプサイト【岐阜県】
雪に囲まれてキャンプができる、さくら街道みぼろ湖畔キャンプサイト。冬季(12～3月)は電源付きAサイトのみ予約可能です。区画ごとにきれいに除雪され、しっかり圧雪されています。
御母衣(みぼろ)ダムのダム湖、御母衣湖の湖畔にあるので、風の影響を受けやすく、風対策や寒さ対策は万全にしておきましょう。
炊事場・トイレ・シャワーは1ヵ所に集約されていて便利です。冬季期間中シャワーは凍結防止のため使えませんが、車で約10分のところに温泉施設があります。炊事場はお湯が出ませんが、暖房がついているので快適です。
青川峡キャンピングパーク【三重県】
広大な敷地面積を誇り通年営業している、青川峡キャンピングパーク。12月中旬～2月下旬頃まで路面の凍結や積雪することがあります。キャンプ場に向かう前に事前に確認しておくことがおすすめ。
積雪時にはサイト全体がとてもきれいに圧雪してあるため、テント設営がしやすく、広がる雪面を見ながら充実した時間を過ごせます。
開放感あるオープンサイトかプライベートサイトかで雰囲気が異なりますが、ともに電源があるので電気毛布などの暖房が使用でき、防寒対策になります。
PICA富士ぐりんぱ【静岡県】
真っ白な富士山が目の前に見える、PICA富士ぐりんぱ。冬季期間中はトレーラーハウスやシルバニアファミリーの家で宿泊が可能です。キャンプ場内はきれいに圧雪されているので、雪遊びやソリ遊びが楽しめます。
また、遊園地がキャンプ場に隣接していて、遊園地内にもソリで遊べるスペースがあります。キャンプ場内にはお風呂があるので、冷えた体を芯から温められます。
ハートランド・朝霧【静岡県】
壮大な富士山が見える牧場内にある、ハートランド・朝霧。広々とした朝霧高原に広がるオートフリーサイトは車の乗り入れができて便利です。富士山側から風が吹くので、防風幕や車を風よけとして設営することをおすすめします。
雪中キャンプができるときは、かまくらができるほどの雪が降ることがあるので注意が必要です。キャンプ場内にはシャワーやお風呂がありませんが、ワイルドな五右衛門風呂に入れるので、事前に予約しておきましょう。
※この記事の情報は2022年11月現在のものです。お出かけの際は最新の情報をご確認ください。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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