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小鮎(コアユ)釣りはもともと琵琶湖のみで行われていましたが、現在では地元民だけではなく県外の人にも愛される釣りとなっています。今回は子どもでも簡単に釣果が得られ食味がよい点も魅力的な、コアユ釣りの仕掛けとコツについて紹介します。

小鮎(コアユ)釣りとは

小鮎(コアユ)

コアユ釣りはまだ成熟する前のアユの子どもを狙う釣りです。河川のコケを食べる大人のアユと違ってコアユは動物性のエサを食べるので、サビキ釣りに似た仕掛けで簡単に釣ることができます。

とくに琵琶湖で盛んな釣りです。琵琶湖のアユは成魚でも10cm以上大きくならないのが特徴で、このアユもコアユというそう。

釣れるシーズン

コアユは春になると河川の上流への遡上を開始します。コアユ釣りはこの遡上のタイミングを狙う釣りなので、春から初夏にかけてがシーズン。ベストシーズンとしては、5月が最盛期となります。

釣れる時間帯

コアユが釣れる時間帯はとくに決まっていません。明るい時間ならいつでもチャンスはあります。ちなみに夜はコアユからは針が見えないので釣れません。

一般の魚と違って昼でもよく釣れることから、ファミリーフィッシングにもぴったりですね。

 

コアユの釣れる場所・ポイント

小鮎(コアユ)

コアユ釣りは前述のように河川に遡上する魚を狙う釣りなので、釣りポイントは琵琶湖や海などに流入している河川の河口部分となります。また最近では、河川の中流部の清流でコアユを狙う人も増えています。

釣りポイント①大津市におの浜 びわ湖大津プリンスホテル裏

琵琶湖の護岸からサビキ釣りのようにしてコアユを釣るならば、いちばん有名なポイントは大津市のびわ湖大津プリンスホテル裏です。

こちらはかなり広いポイントで、収容人数が多い点がメリットです。足場がよくて柵もあるので、子どもと一緒での釣行でも安心のポイントです。

釣りポイント②大津市 蓬莱浜(ほうらいはま)

蓬莱浜は浜辺からコアユを狙う有名なスポットで、流れ込みの周辺がメインのポイントになります。湖に立ち込んで釣りをする人も多いです。砂浜からの釣りで水深が浅いため、長めの竿を使うのが釣果を上げるコツです。

釣りポイント③高島市 知内川

琵琶湖の湖北地方を流れる知内川は漁業権がないため、無料でコアユを狙える河川としてとても人気のあるスポットです。河川から釣れる場合、サイズが大きいものが混じる点も人気の理由です。

※琵琶湖のコアユは9月1日~11月30日まで禁漁期間です。ほかの河川でも漁業権がなく、無料で釣れるところはたくさんあります。トラブルにならないよう、漁業権について事前に調査してから釣行するようにしましょう。

滋賀県公式サイト

琵琶湖以外の釣りポイント

琵琶湖周辺以外に大阪の淀川や大川などでコアユ釣りができます。淀川のコアユは、海から遡上した天然の鮎です。

とくに有名な釣りポイントはないので、自分で開拓する必要があります。琵琶湖と同じように小川が流れ込む河口付近を狙うとよいでしょう。

コアユ釣りの道具

小鮎(コアユ)

コアユ釣りの道具はとてもシンプルで、お金もあまりかからないので簡単にそろえる事ができます。

エサ

コアユ釣りは針の部分には餌をつけず、空針で釣ります。そのため、コアユ釣りに必要な餌は撒き餌だけになります。

マルキュー(MARUKYU) 特選小鮎マキエ
マルキュー(MARUKYU) 特選小鮎マキエ

釣り竿

港や河口の護岸から釣る場合はある程度、長めの竿の方が沖も探れるので有利です。4.5m〜6.3mぐらいの竿を使うとよいでしょう。

河川から釣る場合はあまり長いと、かえって邪魔になる場合もあります。河川の大きさに合わせて、3.6m〜6.3mくらいまでのなかから適切なサイズを選んでください。

DAIWA  渓流竿 リバティクラブ万能小継・Q 硬調53・Q 釣り竿
DAIWA  渓流竿 リバティクラブ万能小継・Q 硬調53・Q 釣り竿

らせん

コアユ釣りのなかで、もっとも独特な道具がらせんです。このらせんに撒き餌をぎゅっと握りしめてつけ、水中でゆっくりとバラけさせてコアユが寄ってくるようにします。

がまかつ(Gamakatsu) バラ ねりえラセン
がまかつ(Gamakatsu) バラ ねりえラセン
OWNER(オーナー) 81116 マキ餌ラセン
OWNER(オーナー) 81116 マキ餌ラセン

仕掛け

コアユ釣りの仕掛けはサビキ釣りとよく似ています。いちばん下にオモリがついていて、その上に何本もの枝針がぶら下がっています。

OWNER(オーナー) 小鮎仕掛 (胴突)
OWNER(オーナー) 小鮎仕掛 (胴突)
OWNER(オーナー) 小鮎パールシルバー

 

コアユの釣り方のコツ

小鮎(コアユ)

コアユ釣りは、晴天が続き河川が渇水状態になっている時よりも、雨後に水量が増している時に活性が高まりよく釣れます。雨天の後のタイミングはチャンスと考えてよいでしょう。

琵琶湖や河口など岸壁、浜から釣る場合

岸壁からのコアユ釣りは最もポピュラーなものですが、サビキ釣りとウキ釣りの2つの方法があります。

仕掛け

釣具店などで市販されている、コアユ釣り仕掛けを使用します。らせんの下に仕掛けをつけて、いちばん下にはオモリをつけるというのが一般的です。ウキ釣りはこのコアユ釣り仕掛けの上にウキをつけただけのものです。

釣り方のコツ

通常のコアユ釣りならサビキ釣りと同じように竿を上下に揺さぶるだけのことですが、水深をこまめに探ってみたり、竿の動かし方を変えてみたりすることで釣果が変わってきます。

とくに釣れない時はいろいろと工夫してみてください。

また、ウキ釣りの方が釣果がよくなるケースもあります。そのため、サビキ釣りとウキ釣りの両方を試すのがおすすめです。

どちらの釣法がよいか迷った場合は、ウキ釣りを選択するほうが無難です。

河川から釣る場合

河川からのコアユ釣りでは湖や海から釣るよりも、大きなサイズが釣れることがよくあります。コアユというより黄色い追い星も鮮やかな、アユと呼んでもいいぐらいの立派なものが釣れる可能性もじゅうぶんにあります。

仕掛け

河川からの釣りでも護岸からの釣りとそれほど変わりません。市販のコアユ釣り仕掛けにウキをつけるだけです。

釣り方のコツ

コアユが釣れる河川は水深が浅いところが多いため、根掛かりしやすくなります。そのため、根掛かりしないように注意するのが釣果を上げる大切なポイントです。

大きめの鮎が釣れることもあるので、仕掛けは湖岸で釣るよりもやや太めにするとよいでしょう。

※この記事の情報は2022年6月15日のものです。内容が変更する場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPで確認してください。

釣る楽しみだけではなく、食べてもおいしいコアユ。天然のものを手に入れるのは意外に難しいものです。機会があればコアユ釣りにチャレンジして、素晴らしい釣り味と食味の両方を体験してみましょう!

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。