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夏はテント泊デビューに最適な季節。夏山登山での注意点は、急変する気候や暑さ寒さへの対策です。そして、登山用テントは軽量で耐久性のあるものを選ぶことが大切。夏山登山でテント泊する際の注意点やテント選びのポイント、おすすめテントを紹介します。

夏山登山でテント泊する際の注意点

夏山登山 テント

暑さ対策

とくに標高の低い山での登山は、夏の日差しが強く、日差しの届かない樹林帯でも蒸してとても暑く感じます。テント場では、テントの設営場所について、風通しや木陰など、暑さ対策を考慮することが大切です。行動中だけでなくテントに滞在しているときにも、こまめな水分補給をして熱中症にならないよう注意しましょう。

スペースが確保できる状況で、風がない環境であれば、隣のテントとは距離を離して設置することで通気性を確保しやすくなります。

寒さ対策

夏に低体温症のイメージは薄いですが、汗や雨で濡れた状態で風にさらされて体が冷えると、夏でも低体温症になるリスクがあります。汗をかいたら着替える、雲行きが怪しい場合はレインウェアを着用するなどして、体を濡らした状態にしておかないことが大切です。

昼間は暑くても、日陰や日が落ちてからの冷え込みなど、夏でも寒さを感じることが山ではしばしばあります。上着で調整し、風を防げるテント内で保温して過ごしましょう。

急な天候変化への対策

山の天気は変わりやすく、天気予報通りではないことが多くあります。特に夏山では午後から積乱雲が発達しやすいので、急な大雨に注意が必要です。登山行程は午後の早めの時間までに終える計画にしておきましょう。

テントの設営場所によっては突風が吹くこともあるのでしっかりペグダウンするか、石やザックを重石として活用しましょう。悪天候の中でもスムーズに設営できるよう、何度か事前に練習しておけるとベストです。

虫対策

山によってはアブやブヨなどの虫に悩まされることがあるかもしれません。テント設営はテント場の端を避けて周りにテントが張られるエリアを選ぶ、暗くなってからはテント出入りの際にライトを消す、などしてテント内に虫が侵入するのを防ぎましょう。

生態系への影響を考慮すると、薬剤の使用は避けたいところ。設営方法やちょっとした工夫で対応できるとよいですね。

 

夏山登山用テントの選び方のポイント

夏山登山 テント

使用人数

夏山でのテントは少人数で使用したほうが暑さを軽減でき快適に過ごせます。大きなテントだと重量があり、設営にも時間がかかるので、グループ登山の場合でもテントをいくつか用意して、少人数ずつに分かれて使用するのがおすすめです。

人数+1名分程度のスペースがあると快適に過ごせるといわれています。

テントのタイプ

登山用テントはシングルウォールとダブルウォールの二種類に分けられます。シングルウォールは軽量かつ設営が簡単なので、天候が悪くてもすぐに設営できるメリットがあります。夏の登山では暑さで体力を消耗しやすいため、テントを軽量化、コンパクト化できることもメリットといえるでしょう。

一方、ダブルウォールはインナーシートにフライシートを被せるタイプのテントで、雨天時や気温が低い時に結露を最小限に抑えることができます。また、インナーとフライシートの間のスペースに前室を作ることができて何かと便利です。比較的耐風性に優れているのもダブルウォールタイプのメリットです。

重量

夏山登山はよほど標高が高くない限り、行動中は暑く感じることが多いので、体力を消耗しないためにはできるだけ荷物を軽量化したいものです。荷物の中でも大きな割合を占めるテントは、軽量化できると装備全体の軽量化につながります。

素材の進化により、軽量化と耐久性を兼ね備えたテントも増えてきました。テント選びの際は重さも考慮してみましょう。

耐久性

登山用テントは、紫外線、雨、風、とシビアな環境に対応できる耐久性が必要です。テントの耐水圧は3,000mm以上あると大雨でも対応できるといわれています。

突風に対処するにはガイロープをしっかりペグで打ち込むか、適当な大きさの石に結び付けますが、その接続部分の強度をチェックすることも大切です。

通風性

夏山登山テントで重視したいのが通風性です。出入口やベンチレーションの位置、数、大きさなどで風通しが変わり、テント内の快適さが違ってきます。

オールメッシュやハーフメッシュタイプは、使用する場所によっては夜間の冷え込みに対応できず適さないこともあります。夏しか使わないのか、どのあたりの山域で使うのか、など、登山スタイルに合うものを選びましょう。

夏山登山用のおすすめテントを紹介

夏山登山 テント

夏山登山におすすめのテントをダブルウォール、シングルウォールに分けて紹介します。

ダブルウォール

NEMO アトム1P

山岳用ソロテントのエントリーモデルです。軽量で、設営撤収しやすいデザインです。ベンチレーションやメッシュドアのおかげで通気性があり、快適に過ごせます。自立式テントなので、設営後でも簡単にテントの移動ができます。

NEMO (ニーモ) アトム 1P
NEMO (ニーモ) アトム 1P

プロモンテ 超軽量アルパインテント

フライシートに速乾性の高いポリエステル素材を使ったテントです。吊り下げ式なのでフライシートと本体が接触しにくい構造で、大雨でも漏水しにくいメリットがあります。1人用、2人用サイズから選べます。

プロモンテ(PuroMonte) 超軽量アルパインテント
プロモンテ(PuroMonte) 超軽量アルパインテント

HILLMAN 超軽量テント

とてもコンパクトに収納でき持ち運びに便利な登山用テントです。耐水圧は5,000mm以上あり、豪雨でも対処可能です。内部空間が広く、2人でもで広々と使えます。

HILLMAN 超軽量テント
HILLMAN 超軽量テント

シングルウォール

Naturehike ウルトラライトテント

超軽量のシングルウォールテントです。高強度アルミ合金ポールを採用し、双Y型フレーム構造により安定感があります。テント入口をポールを使って跳ね上げて、タープのように使用できます。

Naturehike ウルトラライトテント
Naturehike ウルトラライトテント

Husky Fighterドームテント

真夏の強い日差しをカットし紫外線対策ができるテントです。前後出入口のメッシュと天井のベンチレーションにより通気性も抜群です。見た目のデザインもおしゃれで、ヨーロッパ各国の軍隊でも採用されるほど機能性にも優れています。

Husky Fighterドームテント
Husky Fighterドームテント
夏山登山でのテント泊は大雨や強風などの天気の急変や、昼間の暑さ、夜間の冷え込みなど気温の変化に注意が必要です。通気性や重量などを意識して夏山に適したテントを選び、夏山登山ならではのさわやかな青空や山頂からの景色を楽しみましょう。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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