パップテントとはどんなテント?
パップテントは、もともと軍隊で使用されていたテントです。インナーテントがなく、2枚の布で設営できる簡易的なものでした。しかし、現在は一般のキャンプ用にアレンジされており、いろいろなメーカーから販売されています。軍幕やシェルターとも呼ばれていますよ。
パップテントの魅力とは?
パップテントには独特の魅力があります。軍隊用だったにもかかわらず、仕様変更を加えながら、キャンパーたちに愛されているのはなぜでしょう?パップテントの2つの魅力について紹介します。
①無骨なデザイン
パップテントは軍隊で使われていただけあって、無駄のないシンプルなデザインが特徴です。ミリタリーチックな見た目で、ワイルドな野営スタイルを楽しめます。秘密基地のような雰囲気もあり、アウトドア好きの心をくすぐりますよね。
②アレンジしやすくタープがいらない
前幕を跳ね上げられるため、雨よけ・日よけになり、タープが必要ありません。アレンジがしやすく、好みのスタイルで使えるのがパップテントの特徴です。テントとしても使うほかに、開放感のあるシェルターとしても魅力的ですよ。
パップテントを選ぶときの3つのポイント
パップテントを選ぶときにチェックしたい、3つのポイントを紹介します。
①素材
まずは素材を確認しましょう。素材によって機能に違いがあるため、自分のキャンプスタイルに合うのかチェックしてみてください。
コットン
コットン地のパップテントは、使うほど味が出てくるのが特徴。火の粉に強く、焚き火で穴が空きにくいのもうれしいポイントです。
水を吸い込みやすいため、雨の日の使用にはあまり向きません。分厚く重量があってかさばりますが、そのぶん丈夫で長く愛用できるでしょう。
ポリエステル
ポリエステルは人工的につくられた合成繊維です。軽量でコンパクトに折りたためるので、持ち運びしやすいのがメリット。耐水性が高く、雨の日でも水が染み込みにくいのも特徴です。
ただし、火の粉に弱く、穴が空きやすいため、焚き火は離れた場所でおこなう必要があります。軽量装備にしたい方や、徒歩でキャンプに行く方にはおすすめの素材です。
ポリコットン
コットンとポリエステルを混ぜた生地が、ポリコットンです。TC素材と呼ばれることもあります。コットンと比べて水に強く軽量で、ポリエステルより耐火性があり、お互いのよいところをとった生地です。
とはいえ、まったく燃えなかったり、水を吸わなかったりするわけではないため、注意してください。
②サイズ
パップテントは、基本的にソロ向けのテントです。2人以上での使用を考えている方は、サイズに注意しましょう。サイズは持ち運びやすさにも関わってきます。なるべく小さいほうが軽くてコンパクトになり、持ち運びやすいですよ。
③インナー・スカートの有無
4シーズン通してパップテントを使いたい方は、インナーやスカートがついているかを確認しましょう。とくに冬場は冷え込むため、インナーやスカートは必須です。夏場の暑い時期は取り外せばよいので、できればインナーもスカートもついているパップテントがおすすめです。
おすすめのパップテント6選
おすすめのパップテントを厳選して紹介します。ぜひ自分のニーズに合うものを見つけてください。
4シーズン対応で年中キャンパーに!|Soomloom ミリタリーテント
ポリコットン素材で、スカートとインナーがついているため、年中使えます。収納サイズもコンパクトで、持ち運びしやすいのが特徴。跳ね上げ用のポールもついており、コスパのよいパップテントです。
どれにしようか迷ったら、まずはチェックしたいパップテントですよ。
サイドウォールで視界を調節可能!|8tail GOD PUP
サイドウォールつきでまわりからの視線が気にならず、プライベートな空間をつくれます。ベンチレーションがついているので、テントを閉め切っても換気できるのがよいところ。スカートがありますが、めくり上げられるため、暑い夏場でも気になりません。
開放感のあるプライベート空間で、静かに自分の時間を過ごしたいソロキャンパーにおすすめです。
好みのスタイルにカスタマイズ!|FIELDOOR パップテント320
二股ポールが特徴のパップテントです。二股ポールはテント内のデッドスペースがなくなり、広々と使えるのがメリット。オプションで専用のグランドシートやサイドウォールがあり、好みに合わせてカスタマイズできます。
天候や気分によって、いろいろなキャンプスタイルを楽しみたい方なら、ぜひ候補に入れてみてください。
2人キャンプにもおすすめ!|BUNDOK BDK-02
大型のパップテントで、2人でも使用できます。前後の幕を跳ね上げて、シェルターとしても使えて便利です。2つの寝室スペースとリビング空間を使えば、最大4人まで寝られるので、複数人で使いたい方にぴったりですよ。
4本足で自立しやすい!|Hilander ハンガーフレームシェルター
フレームが4本足で自立するのが特徴です。一般的にパップテントを立てるときには少しコツが必要ですが、この商品は自立するフレームで、設営がスムーズ。ポールの数が多くなるため、少し重くなるものの、到着後すぐに自分の居場所をつくれるのはうれしいですね。
超軽量で持ち運びやすい!|One Tigris スーパーシェルター
重さが1,450gと軽量なパップテントで、持ち運びやすさがあります。完全防水ではありませんが、防水加工が施されているため、多少の雨なら問題なく使えるでしょう。身軽にキャンプを楽しみたい方に魅力的なパップテントです。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。