キャンプに救急セットが必要な理由
怪我や虫刺されに対処できる
キャンプ中は、刃物や薪、火器を取り扱うことも多く、切り傷や擦り傷、火傷などのリスクがあります。
また、屋外に滞在するのでハチやブヨなどの虫に刺されてしまう危険もあります。救急セットがあれば急な怪我や虫刺され時の手当ができます。
急な体調不良に備える
非日常が楽しいキャンプですが、いつもと違うからこそ体調を崩してしまうことも。車酔いや寝不足、消化不良などで不調を訴える人が出てくるのもキャンプではありがちではないでしょうか。
キャンプのときの急な体調不良に備えるため、救急セットに頭痛薬や解熱剤、酔い止めなどを準備しておくと万が一のときにすぐに対応できます。
頭痛持ちの人や環境の変化に弱い人など、普段から使い慣れた薬を備えておくことで精神的にもよりリラックスしてキャンプを楽しむことができます。
病院・ドラッグストアやコンビニにすぐ行けない
キャンプ場周辺ではすぐにアクセスできる病院がなかったり、ドラッグストアやコンビニがなかったりすることがあります。
怪我や急な体調不良のとき、予め救急セットを用意しておくと慌てず対処できます。
キャンプの救急セットの中身に必要なもの
消毒液
キャンプでは、使い慣れていないナイフや包丁を使ったり、テントやテーブルを組み立てたりと、普段よりも切り傷や擦り傷を作りがちな作業が多く発生します。
また、木の細かい枝やトゲなどが刺さったときにも、それらを取り除いたあとの消毒に使用できます。
絆創膏・ガーゼ・包帯・テーピングテープ
キャンプ場では地面が砂利だったり、石が転がっていたりするので転びやすい環境です。慣れないキャンプギアでマメや切り傷を作ってしまうこともあります。
怪我の患部を消毒したあとに絆創膏を貼ったり、ガーゼや包帯で傷口を守ったりするために絆創膏やガーゼを使います。そうすることで衣類の汚れも防ぐことができます。
また、ガーゼや包帯を固定するためにテーピングテープがあると便利です。
虫刺され薬
ブヨや蚊、アブなどに刺された後はかゆみや痛みがとても酷く、薬がないと我慢ができないほどになることも。
かゆみ・痛みを抑える薬や、化膿止めのための薬などがあると、虫に刺されてしまったときにすぐに対応できます。
頭痛薬・解熱剤
キャンプでは川遊びや水遊びをした後に急に体が冷えることがあります。また、気圧変化や寝不足などで頭痛に悩まされることもあります。
急な頭痛や発熱に対処するために飲みなれた薬があると安心できます。市販の薬や薬局で処方された薬など、自分に合った・飲みなれた薬を救急セットに入れておきましょう。
湿布薬
キャンプでは重い物を持ち運ぶシーンもあり、気づかないうちにぶつけてしまうことがあります。また、木の根やロープなどに引っかかって足をくじいてしまい痛めてしまうこともあります。
打撲やねんざをしたときには湿布薬が使えます。ただし、これは応急処置です。腫れや痛みが強い場合や続く場合は病院で診てもらいましょう。
ポインズンリムーバー
ハチやブヨに刺されたら、すぐにポインズンリムーバーを使って毒を出せばその後の痒みや痛み、腫れが抑えられることもあります。
キャンプは虫に刺される危険があるので、救急セットに入れておくだけでなく、すぐに出せるようにしておくことも大切です。
とげ抜き・爪切り・ハサミ
自然に囲まれたキャンプでは木に触ったり、草花に触れたりして、木の枝やトゲが刺さることがあります。小さなトゲでも、チクチクして気になるのでとげ抜き・毛抜きがあると対応できます。
作業しているうちに爪が割れてしまうこともあり、爪切りを備えておくと便利です。また、ハサミはガーゼや包帯を切る以外にも、何かを開封したり切ったりするときなど、何かと使えます。
綿棒
子どもの細かい怪我の消毒や、薬を塗るときなどにあると便利な綿棒。目の中に虫が入ってしまったときも使えます。もちろん耳の掃除もできます。
懐中電灯・ペンライト
患部を照らして怪我の状況を詳しく見たいときにライトが重宝します。また、怪我のとき以外にもちょっと足元や手元を照らしたいときにもあると助かります。
電池切れにならないよう定期的にチェックが必要です。
常備薬
アレルギーなどの体質による薬などがある場合は必ず常備薬を救急セットに入れておきましょう。キャンプ場の周囲には病院がない場合が多くあります。
使用期限がある薬は定期的にチェックしておきましょう。
救急セットは自分で作れる?
救急セットとして販売されているものは便利!
救急時に使える中身が一式揃った救急セットが販売されています。アウトドアアクティビティ愛好者やキャンプ初心者におすすめです。
キャンプ以外にも、海や山でのアウトドアアクティビティを好む方は、ひとつ用意しておけば使い回すことができます。
キャンプ初心者もまずセットを用意しておけば、キャンプを続けていくうちに必要なものがわかってくるでしょう。
セットの中身に入っていないもので、自分が必要だと思うものは追加で入れられるので、最初に準備するのにとても便利なのがこういったセットです。
ケースを用意して中身は自分で揃えることも
ある程度キャンプに慣れていて、緊急時にも対応できるという人や、自分が必要なものだけを携帯したいというこだわりのある人におすすめなのが救急セット用のケースです。
絆創膏だけ大量に消費するなど傾向のつかめる人なども、ケースを用意して、中身は100均やドラッグストアなどをうまく活用して自分で揃えることをおすすめします。
キャンプの内容や、キャンプ以外のアクティビティによっては、今回はこれはいらない、という場合に使い分けできるよう、オリジナルの救急セットをいくつか用意しておくと準備もスムーズです。
おすすめのキャンプ用救急セット・ケースを紹介!
救急セット
【OHKEY】ファーストエイドキット
絆創膏や消毒ワイプなどの基本的な怪我に対処できるものから、ハサミやLEDライトまで充実したセット内容です。
ケースは小ぶりながら撥水加工があり、丈夫な作りです。軽量でコスパがいいので、キャンプにおすすめ。
【WINGLESCOUT】ファーストエイドキット
丈夫なナイロン製のケースに詰められたファーストエイドキットです。セットの中身は基本的な応急セットに加えて、ポイズンリムーバ―や防災笛、フラッシュライトなどが入っています。
【First Aid Kit Portable】携帯用救急キット
セット内容の個数としては少ないですが、ひとつひとつ厳選されたアイテムが入っています。プラスチックの薄型ハードケースに入っているので、潰れることなく持ち運べます。
救急セット用ケース
【MOLLE】メディカルバッグ
おしゃれな見た目でカラー展開が豊富な救急セット用ケース。丈夫な作りで腰のベルトにぶら下げられるので携帯に便利です。
ケース内部はたくさんのポケットがあり、整理してアイテムを収納できます。
【HTHY】救急パック
持ち手がついて可愛らしいデザインの救急セット用ケースは、防水機能や耐久性があり、大きさの違う2個セットでコスパがよく使い分けに便利です。
ファスナーは全開でき、中身が見やすく取り出しやすい作りです。
【メイホウ】ノベルティボックス
救急セット専用ケースではありませんが、見やすく持ち運びしやすいプラスチックハードケースです。
内部には仕切りがあり、二段になっているのでたくさんの救急アイテムが入れられます。
【GUARD】ファーストエイドウエストバッグ
ウエストバッグとしてしっかり腰に固定して持ち運びができる救急セット用ケース。ストラップを伸ばせば斜め掛けボディバッグとしても使えます。
外側にジッパ―がありすぐに取り出したいものを入れておけます。内部はメッシュで区切られたポケットが複数あり、見やすく整理して収納できるメリットがあります。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。