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キャンプなどのアウトドアでは、思いがけない想定外のトラブルが発生します。事前にどのようなトラブルがあるのか、ある程度予想して対処できるようにしておくことが大切です。今回はキャンプ中のトラブルにどう対処すればよいのか徹底解説します。

キャンプ時のケガや病気はどんなことが考えられる?

キャンプ ケガ

キャンプでトラブルに遭遇したとき、いつでも対処できるように備えておくことが重要です。具体的にキャンプ時のケガや病気はどんなことが考えられるでしょうか。

  1. 打撲、捻挫
  2. 切り傷
  3. 火傷
  4. 虫刺され
  5. 熱中症
  6. 腹痛
  7. ギックリ腰

上記にあげたケガや病気について、対策や対処法をひとつずつ解説します。

 

キャンプのケガや病気トラブル時の対策や対処法

キャンプ ケガ

キャンプのトラブル①打撲、捻挫

車からキャンプサイトまでの移動中に捻挫したり、周辺を散策していて転んで打撲したりと、キャンプでは打撲や捻挫といったケガがつきものです。

打撲、捻挫の対策や対処法:湿布や鎮痛剤による対処

打撲や捻挫には湿布や鎮痛剤などがおすすめ。冷水や氷などで冷やすアイシングの処置でも突発的な痛みや腫れを抑えることができます。

キャンプのトラブル②切り傷

キャンプで調理していて手を切ってしまった、テントを設営していて金具で切ってしまった、転んですり傷を追ってしまったということはよくあるもの。ちょっとした傷でも作業がしづらくなり気分も落ち込みがちです。

切り傷の対策や対処法:絆創膏で応急処置

切り傷を負ったときにはきれいな水で傷口を洗い、絆創膏などで応急処置をおこなってください。絆創膏があれば応急処置ができて、その後の作業への支障を最低限におさえることができます。

キャンプのトラブル③火傷

焚き火やクッカーなどキャンプでは火を使うことが多く、火傷をしてしまったというキャンパーも少なくありません。

火傷の対策や対処法:一刻も早く冷やす

火傷のときには一刻も早く冷やすことが大切です。服を着たままでかまわないので保冷剤や水道水をあてて冷やすようにしましょう。

30分程度冷やして水膨れがある場合は破かないように注意し、医療機関を受診してください。

キャンプのトラブル④虫刺され(蜂・毒ヘビ)

蚊やアブ、ブヨをはじめ、蜂や毒ヘビ(マムシ・ヤマカガシ)など、キャンプ場には人に害をおよぼすさまざまな生物がいます。

虫刺さされ(蜂・毒ヘビ)の対策や対処法:ポイズンリムーバーを用意

キャンプにいくときには、虫よけスプレーや蚊取り線香などを忘れないようにしましょう。また、蜂刺されや毒ヘビ対策としてポイズンリムーバーも携帯するようしてください。

できるだけ長袖長ズボンを着用して、草むらなどを歩く際にはゴム長靴を履くとマムシに噛まれる心配がなくなります。

上記のマムシの写真を見ればわかると思いますが、落ち葉や草むらのなかにいたら見分けがつきません。石垣などにも潜んでいることがあるので、もたれかかったりしないようにしましょう。

もしマムシなどの毒ヘビに噛まれたときには、噛まれた箇所の心臓側を布やヒモなどで軽くしばり、身体に毒がまわらないようにするとともに、ポイズンリムーバーを使って毒を吸い出す処置をおこなってください。

その後、すみやかに医療機関を受診します。

通常、毒ヘビの治療には血清を使用しますが、血清注射は生涯で一度しかできません(二度目からはアナフィラキシーショックの恐れがあるため)。

ポイズンリムーバーを使って毒を吸い出すことで、血清を使わなくても治療できる可能性が高まります。

キャンプのトラブル⑤熱中症(熱射病)

キャンプサイトの多くが広場や芝生の上に設けられているため、熱中症になるキャンパーが少なくありません。

熱中症の対策や対処法:こまめな水分摂取

熱中症予防には、経口補水液やスポーツドリンクなどをこまめに飲んで水分補給することが大切です。

直射日光を浴びなくても、室内や車内などでも熱中症のリスクがあるので注意してください。日の当たる場所では、麦わら帽子やサングラスの着用も忘れないようにしましょう。

熱中症の症状がある場合は、冷やしたペットボトルや保冷剤をタオルで巻いて、首回りやわきの下、足のつけ根などの太い血管が通る場所にあてがい、体温を下げる応急処置をおこなってください。

キャンプのトラブル⑥腹痛

キャンプのとき困るのは下痢をともなう腹痛です。腹痛をひき起す要因はさまざまですが、ほとんどが食あたりかお腹を冷やしたことによるものです。

腹痛の対策や対処法:下痢止めを用意

突発的な腹痛をともなう下痢には下痢止めがよく効きます。キャンプや登山のときには持参するようにしましょう。ただし、食中毒の場合には下痢止めを服用してはいけません(毒が体外へ排出できないため)。

また、下痢のときには脱水症状を防ぐために経口補水液などで水分補給をおこない、症状が重い場合には、医療機関を受診してください。

キャンプでは食中毒予防のため食材の保管にはじゅうぶん注意しなくてはいけません。食中毒の原因となる細菌は10℃以上になると増殖しはじめるので、クーラーボックス内を10℃以下にして食材を保管しましょう。

食材についても、生ものやお肉にはしっかり火を通し、なるべく早く食べるようにしてください。

キャンプのトラブル⑦ギックリ腰

重たいキャンプ道具などを運搬していてギックリ腰になったというかたは少なくないでしょう。

筆者もギックリ腰の経験者です。幸いキャンプや登山中ではなかったものの、もしキャンプ場や山でこのような状態になったらどうしようかと考えてしまいました。

ギックリ腰の対策や対処法:鎮痛剤を用意

ギックリ腰になった場合には、あわてずに鎮痛剤を服用するようにしましょう。ギックリ腰で身動きができないおもな要因は痛みです(深刻なヘルニアの場合は運動麻痺によって動けなくなります)。

そのため、キャンプや登山のときには必ず鎮痛剤を携帯するようにしてください。鎮痛剤を服用した後、5分から10分ほどで普通に歩けるようになります。

キャンプのときに備えておきたいアイテム

キャンプのときには以下のものを備えておくようにしましょう。

絆創膏:BAND-AID(バンドエイド)キズパワーパッド

完全防水の絆創膏なので、キャンプのさまざまな作業がしやすく傷の悪化を防いでくれます。

バンドエイド キズパワーパッド ふつうサイズ 10枚
バンドエイド キズパワーパッド ふつうサイズ 10枚

虫よけスプレー:キンカン虫よけスプレー

1秒間の噴射で4〜5時間虫をよせつけません。1本で300回の噴射がおこなえます。

キンカン虫よけスプレー 400ml
キンカン虫よけスプレー 400ml

経口補水液: OS-1 オーエスワン

身体に必要な栄養やミネラルをすばやく補充することができます。

経口補水液 OS-1 500ml×12本
経口補水液 OS-1 500ml×12本

下痢止め:ストッパ下痢止めEX

筆者も登山やキャンプのときに利用したことがあります。水なしで飲めてすぐに下痢がおさまりました。突発的な下痢のときに役立ちます。

ストッパ下痢止めEX 24錠
ストッパ下痢止めEX 24錠

鎮痛剤:イブクイック

筆者がギックリ腰になったとき、ドラッグストアの店員さんにすすめられた鎮痛剤です。服用して5分ほどで痛みがなくなり歩けるようになりました。

イブクイック頭痛薬DX 40錠
イブクイック頭痛薬DX 40錠

湿布:ロキソニンSテープ

こちらも筆者がギックリ腰のときに使用した湿布です。痛みによく効きます。

ロキソニンSテープ 14枚
ロキソニンSテープ 14枚

ポイズンリムーバー(蜂・毒蛇対策)

ポイズンリムーバーというのは、蜂に刺されたり毒蛇に噛まれたりしたとき、患部にあてがって毒を吸い出すためのアイテムです。毒をすばやく吸い出すことで重症化を防ぐことができます。

エクストラクター ポイズンリムーバー
エクストラクター ポイズンリムーバー

 

いざというときのために事前に備えておこう

キャンプ ケガ

自然のなかでおこなうキャンプでは、ちょっとしたすり傷や切り傷から、注意しなくてはいけない熱中症、蜂や毒ヘビの被害まで、思いがけないトラブルがつきものです。

とくに筆者が注意しなくてはいけないと考えているのは腰痛持ちのかたが突発的に発症するギックリ腰です。

ギックリ腰の多くは強烈な痛みのために身動きができなくなってしまいます(重症の椎間板ヘルニアは運動麻痺によって動けなくなる)。

そのため、応急処置として鎮痛剤を服用し痛みを取り除くことで、歩けるようになります。登山のときにも必ず鎮痛剤を携帯しているというかたは多いようです。

キャンプ場などの野外で、身動きができなくなるようなトラブルは避けなくてはいけません。もしギックリ腰になっても移動できるよう鎮痛剤の携帯をおすすめします。また、毒ヘビに噛まれたときに使用する血清は、生涯で一度しか注射できません。ポイズンリムーバーなどで毒を吸い出し、血清治療の必要のない状態で医療機関を受診することが大切です。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。