ブッシュクラフトって?
ブッシュクラフトとは、最低限の道具を使い、自然の恩恵を受けながら過ごすアウトドアスタイルです。
どんどん便利に進化する今どきのキャンプ用品。それとは相反して、ナイフやメタルマッチなど、シンプルで昔ながらの道具だけを使うのがブッシュクラフトの特徴です。
ブッシュクラフトでは、ライターなどを使わず火を熾したり、現地で食料を調達したり、木の枝を削ってカトラリーを作ったりと、自然との共存を楽しみます。
この技術はアウトドアシーンだけでなく、災害時にも非常に役に立つということも、ブッシュクラフトへの注目を後押ししています。
ブッシュクラフトの資格はあるの?
現在国内で取得できるブッシュクラフトに関する資格は2団体で行われています。
日本ブッシュクラフト協会(JBA)が認定する「認定ブッシュクラフター」と、ジャパンブッシュクラフトスクールが認定する「ブッシュクラフトアドバイザー」「ブッシュクラフトインストラクター」があります。
ここでは、日本で最初のブッシュクラフト専門団体である、「日本ブッシュクラフト協会(JBA)」の認定ブッシュクラフターをご紹介します。
※ジャパンブッシュクラフトスクールの認定講習についてはこちらをご覧ください。
日本ブッシュクラフト協会(JBA)とは?
Japan Bushcraft Association(日本ブッシュクラフト協会:以下JBA)は、アウトドアの本質であるブッシュクラフトの専門家によって設立された公式団体です。
学校や自治体などの依頼でワークショップを行ったり、インストラクターを養成したりと、国内でブッシュクラフトの認知と普及に努めています。
JBAの代表理事である相馬拓也さんは、クロカン四駆のオフロード走行、射撃や狩猟を得意とし、アマチュア無線技士、ツリークライマー、防災士などの資格を保有しているアウトドア・サバイバル界のマルチプレイヤー。
2015年に日本初のブッシュクラフト専門企業である「ブッシュクラフト株式会社(Bush Craft Inc.)」を立ち上げました。
同社のオリジナル製品は、ブッシュクラフトの達人からも高い評価を得ています。JBA代表理事 相馬拓也さんの著書も発売されています。
こちらも合わせてご覧ください:ブッシュクラフト.jp ONLINE SHOP
認定ブッシュクラフター火おこしベーシック資格講座
JBAの認定ブッシュクラフター講座は、年に数回、不定期で開催されています。講師は代表理事の相馬さんご本人です。20歳以上の方なら、プロ・一般問わず誰でも受講することができます。
この資格は、「初級レベルのブッシュクラフト的火おこし術を報酬を得て指導することが出来る」というスキルと知識をJBAが公式認定し、合格者には、「認定ブッシュクラフター」の資格ライセンス証が発行されます。
合否は、講座の最後の技能試験と筆記試験をもって判定。
参加費は20,000円ですが、講習では総額1万円尾相当のBush Craft Inc.「ブッシュクラフトスターティングセット」が支給されるため、実質10,000円で受講することができます。
全く未経験の方でも丁寧に教えてくれるので、安心して参加してください。講座のスケジュールや内容は以下の通りです。
午前の部:座学
・日本ブッシュクラフト協会(JBA)について
・「認定ブッシュクラフター資格」について
・ライセンス保持者への報酬について
・ブッシュクラフトとは?
・これから野外でやること
午後の部:実技講習
※講習中は自前のナイフが使えます。
・焚き火の準備直火のため火床を掘ります。
・ブッシュクラフトスターティングセットこのセットで出来ることを、全てマスターしていただきます。
・火打石と火打金チャークロスと麻紐を使った着火をマスター
・現場にある火口を見つける制限時間内に火口を見つけてファイヤースチールで着火します。
試験
・焚き火の後始末講師のお手本通りに痕跡を残さない撤収を行います。
・ロープカット(支給されたナイフを使います)制限時間内に火をおこし、たき火で麻紐を焼き切ります。
・必要な技能は講習会中に習得できます。
・筆記試験(屋内)
合格者は後日、Web上に掲載される受験番号(希望者のみ)および、認定証の発送をもって合格の発表とさせていただきます。
こちらも合わせてご覧ください:日本ブッシュクラフト協会
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。