神秘的な青の洞窟とは?
「青の洞窟」とは、本来は薄暗いはずの洞窟内で、幻想的な青い光を見ることができるスポットのこと。
青い光の正体は、洞窟の入口から差し込む太陽光。
光が海底に反射することで、水面を青く光らせて輝き、神秘的な景色が出現する仕組みです。
沖縄の「青の洞窟」
沖縄の「青の洞窟」は、本島の恩納村・真栄田岬に位置する、30~40mの洞窟のことを指します。
ハイシーズンには、1日1000人以上の観光客が訪れるほどの人気スポット。
シュノーケリングや体験ダイビングなど、アクティビティーを楽しむことができます。
海水の透明度が高く、魚影も濃いので、初心者の人でも気軽に「青の洞窟」を楽しむことができるでしょう。
世界の「青の洞窟」
実は、沖縄以外にも世界各地に、「青の洞窟」と名が付くスポットが点在しています。
たとえば、有名なイタリアのカプリ島やマルタのマルタ島、クロアチアのビシェボ島、ギリシャのカステロリゾ島など。
日本でも沖縄の宮古島・石垣島、鹿児島の加計呂麻島、長崎の白戸の穴、京都の犬ヶ岬、三重の熊野、静岡の堂ヶ島、岩手の八戸穴、北海道の小樽などが有名です。
また、冬季限定の渋谷のイルミネーションイベントも「青の洞窟」と呼ばれていますね。
多くの人を魅了している「青の洞窟」ですが、沖縄の真栄田岬はトップクラスの人気を誇っています。
沖縄本島に行く機会があったら、ぜひ足を運んでみてください。
沖縄・青の洞窟の楽しみ方
沖縄の青の洞窟を楽しむ際は、安全のためにかならず、現地ダイビングショップのオプショナルツアーを利用しましょう。
さまざまなツアーがあるので、ご自身の旅行プランに合わせて、最適なツアーを選ぶことができます。
シュノーケリングツアーもおすすめ
青の洞窟を手軽に楽しみたい人には、シュノーケリングツアーがおすすめです。
シュノーケリングがはじめてという人でも、道具の使い方や泳ぎ方のレクチャーがあるので安心です。
ウエットスーツやライフジャケットを着用するので、泳ぎに自信がなくても大丈夫。
海に入るエントリー方法は、「ボート」と階段を下りた「ビーチ」からの2つの方法があるので、申し込み前に確認しておきましょう。
洞窟が、青く幻想的に光る中でのシュノーケリングは、きっと一生の思い出になる体験でしょう。
体験ダイビング
せっかく青い洞窟に来たのだから、ダイビングも楽しみたいという人には、体験ダイビングがおすすめです。
穏やかな海域で、最大水深は5m程度なので、初めてダイビングに挑戦する人にも最適です。
沖縄の透明度の高い海と、トロピカルな魚たちの餌付け体験などが楽しめます。
陸上でのレクチャーと、足の付く浅瀬でダイビング器材の使い方を練習をしたあと、インストラクターと一緒に水中探検に出かけます。
シュノーケリングと同様に、ボート・ビーチ2つのエントリー方法があるので、事前にツアー内容を確認しておきましょう。
洞窟にふりそそぐ光の中、空を飛んでいるような浮遊感を味わえることが、ダイビングの醍醐味です。
パドルを持ってシーカヤック
青の洞窟でのシュノーケリングと、真栄田岬周辺のシーカヤックをセットにしたツアーもあります。
ビーチでパドルの使い方を練習してから、インストラクターと一緒にシーカヤックの海上ツーリングに出かけます。
亜熱帯植物が生い茂る岩の間を抜け、穏やかで透明度の高い海の上から水中を泳ぐ魚を観察できます。
青の洞窟以外にも、大小たくさんの洞窟があるので、カヤックを停泊させてシュノーケリングを楽しむことも。
もちろん、青の洞窟でも存分にシュノーケリングが満喫できます。
夜光虫ナイトシュノーケル
ナイトシュノーケルと夜光虫を楽しむツアーも人気です。
夜光虫とは、夜に発光する海洋性のプランクトンのことです。
夜の海岸で、打ち寄せる波が青白く光る現象も、この夜光虫によるものです。
海をのぞきながら手で海水をバシャバシャと打つと、海が青白く光るので試してみてください。
青の洞窟でのナイトシュノーケリングでは、満天の星空のもと、綺麗な青い光を発する夜光虫を観察でき、沖縄の大自然を肌で感じることができるでしょう。
夜の海でも、ツアーなら安心して楽しめるので、とても貴重な体験になりそうですね。