エッジの錆び取りが必要な理由とは?
エッジの錆をそのままにしておくと、どんな悪影響があるのかをみていきましょう。
錆が広がる
錆は放置すると、広がっていきます。たとえ小さな錆でも、放っておくと、シーズンオフの間にエッジ全体に広がることがあります。
錆が進むと、エッジの内部に侵食し、最悪の場合には修復不可能となってしまうこともあるでしょう。錆を見つけたら、すぐに対処することが大切です。
ライディングに影響する
錆がついたエッジは、板のコントロールに影響することがあります。雪面に引っかかると、思うようなスピードが出なくなるかもしれません。ターンの際にも、狙ったラインで滑れなくなるでしょう。
また、錆が厚くなり凹凸ができると、逆エッジを招く危険性があります。逆エッジとは、本来使うべきエッジの反対側が引っかかって転倒すること。怪我の原因にもなるので、エッジの錆取りはこまめに行いましょう。
エッジの錆取りを行う際の注意点
錆取り作業の際に、注意したいポイントをチェックしましょう。
ソール(滑走面)を傷つけないようにする
錆取りを行う際は、ソールを傷つけないように気をつけましょう。ソールが傷つくと、滑走性能が下がります。傷が深くなると、芯材に水が入り、腐らせる原因になります。
錆取りの際に傷をつけてしまわないか心配な場合は、ソールにマスキングテープを貼り、保護してから錆取りを行いましょう。
エッジの角を削らないようにする
エッジの角を削らないようにするのも重要なポイントです。角が丸くなってしまうと、雪面にエッジが噛みにくくなり、コントロール性能を低下させます。
エッジの面に水平に錆取りをあて、優しくこすることを意識してください。角を削っていないか、こまめにチェックしながら作業を行うとよいでしょう。
エッジの錆取りにおすすめの商品5選
エッジの錆を落とし、きれいに保つためにおすすめのアイテムを紹介していきます。
①IROKCAKPT「紙やすり 耐水ペーパー」
使い方が簡単で、コスパに優れたサンドペーパーです。#240~#3000までの10種類がセットになっているため、錆の状態などによって使い分けられます。細かい目のものから試してみて、徐々に粗いものへと変えていきましょう。
手軽に行える錆取りグッズを探している人におすすめです。
②ソフト99「サビ取り消しゴム」
消しゴムのようにこするだけで、錆を落とせる錆取りです。エッジは細く薄い形状をしていて、角の尖っている部分で、削りたい部分を正確にこすれるでしょう。
粗い目と細かい目の2wayタイプなので、錆の大きさによって使い分けできるのが便利です。部分的な錆取りを行う際にぴったりの商品といえるでしょう。
③KURE「サビ取りクリーナー」
塗るだけで錆に浸透し、表面をきれいにする錆取りです。伸ばしやすく、均一に塗れるため、錆取りの作業がはかどるでしょう。
垂れにくいジェル状のクリーナーで、塗ったあとは、15分程度待ってから拭き取るだけ。もしそれでも落ちていないようなら、何度か繰り返してみましょう。
削るタイプの錆取りを使用するのが不安な人は、ぜひチェックしてみてください。
④ツボサン「チタンダイヤモンドヤスリ 平 215mm」
サンドペーパーや錆取りクリーナーでは落とせなくなった、頑固な錆に適しています。
ヤスリの形状は、エッジの面に水平にあてやすい、平タイプ。最後にサンドペーパーを使うときれいに仕上がります。しっかりと錆を落としたい人にぴったりのアイテムです。
⑤GALLIUM「RUST DEFENDER」
2wayタイプの錆取りです。ペンのような形状をしており、片方の先端に錆止め、反対側に錆落としがついています。
錆止めを塗っておくことで錆が広がるのを防げるので、スノーボードの保管時にも重宝するアイテムです。ゲレンデで滑ったあと、車やケースにしまう前に塗布しておくのにもGOOD!
オフシーズン前はもちろん、いつでもサッと手軽にメンテナンスをしておきたい人にイチオシです。
スノーボードのメンテナンスについては、こちらの記事もご覧ください。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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