冬キャンプ向けダウンジャケットの選び方
キャンプ向けのダウンジャケットを選ぶときのポイントを、5つ挙げて紹介します。
①フィルパワー(FP)は700以上を選ぼう!
まずは、フィルパワーを確認しましょう。フィルパワーとは、ダウンジャケットに充填されている羽毛のかさ高性を示す数値です。フィルパワーが高いほど、保温性が高いことを意味します。
キャンプでは700フィルパワー、雪中キャンプでは800フィルパワー以上が理想といわれていますよ。
フィルパワーは、商品パッケージや商品説明欄に記載されています。購入時に確認してくださいね。「フィルパワー700」などのワードでネット検索して、商品を探すのもよいでしょう。
さらにしっかり防寒対策をしたい場合は、ダウンパンツとの併用がおすすめです。気になる人は以下の記事をご覧ください。
冬キャンプはダウンパンツがあれば最強!取り扱いとおすすめをご紹介
②ダウン含有量は70%以上を選ぼう!
ダウン含有量のチェックも忘れてはいけません。ダウンジャケットの羽毛のおもな構成は、ダウンとフェザー。ダウンの比率が高いほど、保温性が高く軽くなります。ダウンが70%以上であれば、寒さを感じにくく、動きやすいダウンジャケットといえるでしょう。
ただし、ダウンの含有量が多すぎると、ジャケットの形が崩れやすいという懸念点も。形を保つには、ある程度のフェザーも必要です。それぞれの比率は、品質表示のタグで確認できますよ。
③濡れ対策重視なら耐水圧10,000mm以上を選ぼう!
急な雨や雪にダウンジャケットのみで対応したい人は、耐水圧が10,000mm以上のものがおすすめです。耐水圧とは、どの程度の水圧に耐えられるかを示した数値のこと。ダウンは水に濡れると、保温性が低くなります。
しかし、耐水性を重視しすぎると、ダウン本来の透湿性が損なわれます。外部からの水分の侵入は防げますが、汗による湿気がこもることも。結果的に保温性が失われる可能性があります。
高耐水圧のダウンジャケットの場合は、商品パッケージや商品説明欄をチェックして、透湿性があるかも確認しましょう。または、レインジャケットと併用すると、ダウンジャケットの耐水圧を気にする必要がないため、選択肢が広がりますよ。
④隙間から風が入りにくいデザインを選ぼう!
風の侵入を防ぐのも重要です。たとえば、アゴ下までファスナーがあると、首回りが暖かく、マフラーが必要ありません。肌に触れる部分がフリース素材だと、なお暖かいでしょう。フードがついていれば、頭や耳も冷気から守れます。
また、ゴムやマジックテープなどで手首が絞れるデザインも、冬キャンプにぴったりです。
⑤ジャストフィットなサイズを選ぼう!
サイズ感も大切なチェックポイントです。サイズが大きすぎる場合、ダウンジャケットの内側に空気が入り、保温性が発揮されません。
さらに、袖が長いと、焚火などで火を扱うときに危険です。小さすぎても窮屈で動きにくくなるため、ぴったりなサイズを選びましょう。
重ね着する前提の人は、普段着のワンサイズ上にするのも方法。キャンプ中の服装を想定して選ぶのがおすすめです。
【2023年版】3月・4月のキャンプにおすすめの人気ダウンジャケット5選
2023年版として、冬キャンプにおすすめのダウンジャケットを5つ紹介します。
①暖かくて軽い!/Goldwin「パーテックスカンタムダウンフーディー」
ダウン含有率95%のジャケットです。高い保温性と軽量性を兼ね備えているため、アクティブな冬キャンプにイチオシ。アゴ下まで立ち上がった襟とフードで、首周りもぽかぽかです。ファスナー付きのポケットもあり、落下の心配なく物を入れられます。
すっきりしたデザインのため、レインジャケットとの重ね着や、インナーダウンとして使うのもGOOD。汎用性の高いダウンジャケットをお探しの人にぴったりです。
②防水性と透湿性が魅力!/THE NORTH FACE「マウンテンダウンジャケット」
防水性と透湿性をあわせもつ、GORE-TEX PRODUCTS仕様により、快適で暖かいダウンジャケットです。ダウン含有量が80%のため、保温性も問題ありません。フロント部分は、ファスナーとボタンの二重構造で、雨や雪が侵入するのをしっかり防ぎます。
2022年秋冬から、サイズ感がアップデートされました。人気の切り替えデザインと、豊富なカラーリングも魅力です。ユニセックスなので、男女でおそろいのダウンジャケットを探している人は、検討する価値ありですよ。
③ストレッチがきいて動きやすい!/HAMURE「レディースストレッチダウンパーカー」
テント設営や撤収が楽に行える、ストレッチ素材のダウンジャケットです。袖口はマジックテープで絞れるため、風を通さず、作業の邪魔にもなりません。防水加工された表地は、急な雨にも対応できます。
700フィルパワーのダウンを90%使用しているのも特徴です。体だけでなく、首や頭もすっぽり包み込めるので、暖かく過ごせますよ。保温性が高いため、冷え性の女性にぴったりな一着です。
④防水・防風・透湿はお任せ!/NANGA「オーロラダウンジャケット」
高い防水性・防風性・透湿性を実現させるために、ブランドが独自に開発した素材が使われています。
雨や雪からダウンを守り、保温性を維持。それでいて、ダウン内部の湿気を逃がすため、汗をかいても快適さを保てます。大きめのフードは、帽子の上からでもかぶれる優れモノです。
アウトドアシーンに限らず、日常使いもできるデザイン性と使い勝手のよさが魅力。冬キャンプに行く頻度が少ない人にも、有力な候補となるでしょう。
⑤保温性の高いEXダウン使用!/mont-bell「アルパイン ダウンパーカ Men’s 1101407」
800フィルパワーを誇る高品質ダウンで、厳しい寒さにも心強い一着です。さらに、袖口・フードの2か所・裾が容易に絞れ、風や冷気の侵入を防ぎます。
肘部分は、腕の曲げ伸ばしがしやすい立体構造。暖かさだけでなく、動きやすさにも工夫がこらされていますよ。雪中キャンプはもちろん、冬の登山などでも使えます。
厳冬期もアクティブに楽しみたい人も、満足できるダウンジャケットでしょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。