キャンプの醍醐味、キャンプ料理。スキレットやダッチオーブンなどの調理器具もいいけれど、ホーローは見た目も可愛らしく便利です。素材を選ぶことで、キャンプでも安心して使えます。今回はホーロー鍋で作る、おすすめレシピを紹介します。
知ってた?ホーロー鍋ってキャンプにぴったり!
ホーロー製品は、かわいらしいカラーリングやデザインのものが多く、鍋をはじめ、ケトルやマグ、お皿、保存容器など、さまざまなキッチンアイテムがあります。ご家庭にもひとつくらいはホーロー製品があるのではないでしょうか?
キャンプ用品では、マグカップやケトルなどにホーロー製のものを使っている方もいるそう。
ホーロー鍋をはじめ、ホーロー製のキッチンアイテムはキャンプにもぴったり!今回は鍋に注目し、特徴をくわしくご紹介しましょう。
ホーロー鍋ってどんな鍋?
ホーロー鍋とは、鉄やアルミ素材などの表面に、ガラスを焼き付けてコーティングした鍋のことです。直火に強く、200度の耐熱温度をもつ製品もあります。
見た目が美しいうえに熱伝導率がよく、汚れが付きにくいのが特徴。また、ステンレス製などの鍋に比べて、さまざまなカラーやサイズが選べるのも魅力的です。
ホーロー鍋は鋼板製と鋳物製の2種類
ホーロー製の鍋には種類があり、軽くて熱伝導率が早い鋼板製のものと、保温性が高くじっくり火が通る鋳物製のものがあります。
鋼板製のものはパスタや麺類など、たっぷりのお湯で早くゆで上げたいときなどに。鋳物製のものは煮込み料理やスープなどじっくり作るお料理にぴったりです。
ホーロー鍋はキャンプシーンで映える
キャンプやアウトドアでは、ホーロー製の食器を使っている人も多く見かけます。レトロでカラフルな見た目や、丈夫で汚れが落ちやすい利便性がキャンプにはぴったり。
また、ホーロー鍋はひとつあるだけでとってもオシャレ。見映えのするアイテムです。
ホーロー鍋の取扱いの注意点は?
ホーロー鍋を取り扱いする際、いくつか注意することがあります。
ホーロー鍋は割れたり欠けたりしやすい
ホーロー鍋は、ガラスコーティングをしているため、落としたりぶつけたりして割らないように大切に扱いましょう。
キャンプなどで車に乗せて移動する際は、フタと鍋のあいだにタオルや布巾をはさんだり、タオルでくるみ持ち運んだりすると振動しても安心です。
急激な加熱に弱くサビやすい
ホーロー鍋は、空焚きや急冷をするなど急激な熱の変化に弱く、ときにはヒビが入ってしまうこともあります。
加熱調理した鍋をすぐに水につけない、空焚きをしないように注意しましょう。洗うときは、鍋が自然にさめるのを待ち、水につけおきをせずにすぐ洗うようにします。
また、水分が残っているとサビにつながりやすいので、しっかり拭きとってから保存することが長持ちのコツです。
もし鍋にヒビが入った場合は修復ができません。使用は控えるようにしましょう。
キャンプにも使えるホーロー鍋を選ぶ
キャンプで使うホーロー鍋を選ぶときは、耐熱温度が高いことや直火OKのもの、鋳物製や鋳物製でも軽いタイプのものを選ぶのがよいでしょう。
また、鋳物製のホーロー鍋も値段がさまざまです。初心者などは、リーズナブルな価格の鍋から使ってみてはいかがでしょうか。
映える&おいしい!ホーロー鍋レシピ5つ
キャンプ料理にぴったりなホーロー鍋レシピをご紹介します。
キャベツ丸ごと「ミルクスープ」
【材料】
- キャベツ
- ウインナーやベーコン
- 野菜・・・ジャガイモ、ニンジン、しめじなど
- 牛乳
- コンソメキューブ
- 塩
【作り方】
鍋を火にかける前に、キャベツ半玉の芯を取り鍋に入れ、その周辺にウインナーやベーコン、ジャガイモ、ニンジン、しめじなどお好みの食材を入れます。
牛乳1L、コンソメキューブ2個、塩少々、すべて入れたら鍋に火を入れましょう。
牛乳は沸騰してくると吹くので、火加減に注意しフタを半分あけるなどしながらコトコトに込みます。野菜とベーコンやウインナーの味わい、食べ応えのあるキャベツで満腹になること間違いなしの簡単スープです。
水を使わない「無水カレー」
【材料】
- 鶏肉や豚肉などの肉
- 野菜・・・トマトや人参、ジャガイモ、玉ねぎなど
- カレールー
【作り方】
野菜と、鶏肉や豚肉などお好みのお肉を入れて、1時間ほどに込みます。途中フタを開けても大丈夫。お肉のアクを取りながら野菜に火が通るのを待ち、カレールーを入れたら完成。濃厚でトロトロした食感がたまらないカレーです。
お出汁がおいしい「鶏塩なべ」
【材料】
- 鶏モモ1枚
- 野菜・・・しめじ、長ねぎ、豆腐、白菜など
- 水
- 鶏ガラスープの素
- ごま油
- 塩
【作り方】
材料を食べやすい大きさに切り鍋に入れ、水がひたひたよりも上になるように入れたら、火にかけましょう。沸騰したらアクを取り、野菜に火が通ったら、鶏がらスープの素、ごま油と塩少々で味を調えます。
スープや具材が残り少なくなったら、ご飯を入れて卵を落として煮込むと雑炊にも!大人から子どもまで人気のメニューです。
ホーロー鍋でほくほく「とうもろこしご飯」
【材料】
- お米
- とうもろこし
- 塩
【作り方】
分量のお米を研いだら、そこへ生のとうもろこしを入れます。身の部分はそぎ落とし、芯の部分も鍋のサイズに合わせ切って入れましょう。芯をいれることで、とうもろこしの濃厚な香りと味わいが引き立ちます。
塩を2つまみくらい入れたらご飯を炊きましょう。中火で火を入れ、沸騰してきたら弱火に。そこから15分ほど加熱したら一度ふたを開けてお米の固さを確認しましょう。OKだったら、火を止め10分程度蒸らしたら完成です。
ふわふわ「ちぎりパン」
【材料】
- 強力粉 300g
- ドライイースト 3g
- 砂糖 20g
- バター 30g
- 塩 4g
【作り方】
ボールに材料を入れ混ぜたら、ぬるま湯を200cc入れてこねます。ラップをして日陰のあたたかな場所で1時間、一次発酵させましょう。
その後、膨らんだら分割し丸めて、キッチンペーパーを敷いた鍋に並べます。フタをして50分放置し、二次発酵をします。
その後は、弱火で15分火を入れます。ひっくり返してさらに10分焼けば完成です。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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