ラフティングってなに?
ラフティングとは、ゴムボートに乗り、5〜6人でホワイトウォーター(激流)を下るアウトドアスポーツです。どのようにして始まったスポーツなのか、北海道のラフティングはどのような特徴があるのか、説明していきます。
ラフティングのはじまり
日本では、1980年代から大学生の探検部が活動の幅を広げるために行ってきました。日本全国でレジャーの一環として始まったのは、1990年代からだと言われています。
その後、1990年代後半にラフティングブームが起こり、2000年代に入ると、日本各地の河川でラフティングができるように。さまざまなメディアで報道されるようになったこともきっかけで、ひとつのレジャーとしての地位を確立。
今やラフティングは、学生の修学旅行の工程に組まれるほどになりました。
北海道はラフティングが盛んな地域!
ラフティングといえば群馬県の水上、徳島県の吉野川が有名ですが、実は北海道も盛んなんです。
北海道のシーズンは、ゴールデンウィークから10月下旬まで。北海道の4〜5月といえば、水温がまだ5度くらいで、1分も水の中に入っていられません。この時期は、ホワイトウォーターと言われるシーズンで、水の流れが1年間で一番激しく、最も楽しめる時期だと言われます。
小学生未満(3歳から)のお子さんも参加できるツアー会社もありますので、家族旅行で一度経験してみてはいかがでしょうか。もちろん、友達同士やカップルでも楽しめますよ。
北海道でラフティングをするときの装備は?
ツアー会社がドライスーツとブーツを貸し出してくれます。ゴールデンウィークごろの北海道は、まだ肌寒く、水温も低いため、なるべく体が濡れないようにしましょう。
ドライスーツは防水なので服が濡れることはほとんどありませんが、万が一のことも考えて、ドライスーツのなかは濡れてもいいジャージやスウェットなどを着用しましょう。
ただし、顔や髪の毛などは水しぶきでびしょびしょに濡れるので、タオルを必ず持参してくださいね。レンタルもありますので、ツアー会社のHPを確認してください。女性の方は、メイク直しの道具なども持っていったほうがよいですね。
北海道でおすすめのラフティングツアー
北海道でラフティングを体験できるツアーを3つ紹介します。ツアーによって、川下りの雰囲気も全く違うので、参考にしてみてください。
富良野なら「どんころ野外学校」
どんころ野外学校は、北海道のラフティングツアー会社の先駆けです。
スタッフの個性が強いのがなによりの特徴。元バックパッカー・元自衛官・元ログビルダー・元新聞記者など、さまざまなバックグラウンドをもったスタッフの方たちが迎えてくれます。
この会社のオフィスはログハウスで、スタッフのみなさんで作ったそうです。オフィスの隣には、宿泊施設(ログハウス)が併設されていて、五右衛門風呂もあります。ラフティングのあとに入る、このお風呂の気持ちよさと言ったら…言葉にできません。
宿泊すれば、満天星空のなかで五右衛門風呂も体験できますよ。
ラフティングで下る川は、北海道の中心を流れる空知川です。空知川は源流にダムがなく、河岸も護岸工事が一切されていません。原始の川・森がそのままの状態で残されていて、幻の魚「イトウ」が生息している数少ない川でもあり、多くの釣り人も訪れます。
源流部からスタートし、ホワイトウォーターやきらきらと輝く水面、マイナスイオンたっぷりの新緑と、ラフティングの魅力を存分に味わえるツアーです。
ニセコなら「NAC(Niseko Adventure Centre)」
ニセコには蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山をはじめ、たくさんの自然が溢れています。街並みは多くのオースラリア人の移住により、まるで外国のようです。
NACの代表、ロス・フィンドレーさんもオーストラリア出身で、スタッフの多くは外国人。いつもと違うガイディングを求めるなら、外国人インストラクターが多いNACに行ってみましょう!陽気な雰囲気のインストラクターと下る川も、テンションが上がって楽しいこと間違いなしです。
ここでは、3歳から参加できるファミリーラフティングのコースがあります。のんびりとした川遊びのツアーで、水しぶきがあがるようなところはありません。ご家族で川遊びをして、楽しい思い出が作れるでしょう。
また、近くにあるニセコアンヌプリ国際スキー場では、夏季にゴンドラを運行しています。ラフティングのあとは、ゴンドラで「1,000m台地展望台」まで上がってみましょう。羊蹄山や昆布岳、眼下に広がる雄大な景色を満喫してくださいね。川からみる景色とはまた、ひと味違う感動がありますよ!
NAC Niseko Adventure Centre 公式サイト
鵡川なら「HOA(アウトドアアドベンチャーズ)」
「HOA」は北海道の日高地方にあるラフティングツアー会社です。激しい川下りが楽しめるのが特徴。沙流川や鵡川が雪解けする頃のラフティングは、絶叫マシーンではものたりない方にぴったりです。
山に囲まれた日高町・千栄地区は、観光地とはかけ離れ、自然がたっぷり味わえる場所です。日本最後の秘境とも呼ばれる日高山脈があり、遊びのフィールドとしてはとても贅沢。
川で思いっきり遊んだあとは、近辺に旭山動物園や美瑛の丘があります。せっかくの北海道ですから、少し足をのばして美しい景色をお楽しみください。
各地方のラフティングスポットは、下記の記事を参考にしてください。
関東:都心からアクセス抜群!関東の人気ラフティングスポットをご紹介
関西:関西圏でラフティングするならここ!おすすめスポットをご紹介
四国:【四国・ラフティングスポット】大自然に囲まれた、迫力満点の川遊び!!
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。