ラフティングインストラクターの仕事って、具体的に何するの?
ラフティングインストラクターはボートを操船しながらツアーを進行していくのが主な仕事ですが、そのほかにも実はやることがいっぱい。
以下の仕事を把握していれば、ラフティングインストラクターのツアー当日の動きが分かるでしょう。
お客様を乗せてガイドする
体験するお客様に、川のルート上に現れる激流や急流ポイントを超えていくスリルを味わってもらえるようボートを操船するのが、ラフティングインストラクターの基本的な業務の1つ。
川の流れが遅いとろ場では崖から飛び込んだり、ラフティングボートをすべり台のように設置したりするなど、川でしかできない遊びを提供するための環境づくりもします。
そして、忘れてはいけないのが接客。お客様とはラフティングをしながら半日や1日といった長い時間を過ごすため、場を和ませたり盛り上げたりするようなトークもできると良いでしょう。
ラフティングツアーを進行するためのサポート業務
ボートを操船すること以外にも、ラフティングのツアー当日は進行するために必要なサポート業務があります。
- ツアー拠点になるベースの清掃
- ラフティング道具の準備や後片づけ
- お客様にツアーの1日のながれを説明
- ラフティング開始前の安全説明
- お弁当の準備
- ラフティング体験中の写真や動画撮影
- ラフティングボートの回送
回送というのは、ラフティングボートを移動すること。
ラフティングボートを体験のスタート地点まで運び、ツアー終了後にはゴール地点から拠点にしているベースまで引き上げなくてはなりません。
スタート地点もベースから離れていることが多いのですが、ツアーのゴールからベースまではかなりの距離があることが多いため、ラフティングボートは車で運びます。
ラフティングインストラクターになるには?
ここでは、インストラクター採用後、現場デビューまでの道のりをご紹介します。
ラフティング会社の求人への応募
ラフティングインストラクターに興味のある方は、1度就業を希望する地域のラフティング会社のHPを見てみるようにしましょう。
インストラクターを募集しているラフティング会社は、必ずといっていいほど求人があるはずです。
雇用内容やラフティング会社によっては、HPに報酬に掲載しているところも。
また、可能であれば希望するラフティング会社のツアーに参加してみると、よりインストラクターの仕事の雰囲気が分かるはずです。
ガイド認定試験までの流れ
インストラクター採用後は、まず基礎的な訓練から。パドル(ボートでいうオール)の扱い方やラフティングボートの操船の仕方、川に対する基本的な知識などを学びます。
並行して、ラフティングボートがひっくり返った場合の対処法やお客様が流されたときのレスキュー方法、お客様を川からボートに引き上げる方法などの練習を行います。
また、万が一お客様が怪我をしてしまった場合の応急手当も学びます。
こういった基礎的な訓練を終了した後は、RAJ(ラフティング協会)や各ラフティング会社が主催する、ガイド認定試験に合格する必要があります。
この試験は、あくまでラフティングインストラクターとして、最低限必要なことができるかを計るもの。本格デビューまでにはもう少しかかります。
ラフティングインストラクターとしてデビューするまで
ガイド認定試験に合格すると、各地域の川でツアーを行うために必要なトレーニングが始まります。
実際にラフティングを乗りこなし、その川の特徴やクセを習得して円滑にツアーを行えるようになるまで練習が必要です。
ツアーデビューする最終的な合格基準は、インストラクターの先輩からOKがもらえることだったり、会社によってはもう1度最終試験を受けたりとさまざま。
ここまでの期間は、早い方で2か月程、週末だけしかトレーニングできない方は半年ほどの期間を見込んでおくと良いでしょう。
この記事を書いた人
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。