キャンプ道具はメンテナンスが必要
キャンプで使った道具は、撤収するときにきちんと汚れなどを掃除して湿気などもとりのぞいておくことが大切です。
しかし、時間がなくてついつい汚れたまま、濡れたまま撤収して持ち帰ることがあるというかたも多いと思います。
キャンプ道具の大敵は汚れと湿気。とくに日本の気候は高温多湿であるため、ながく使い続けるためには定期的なメンテナンスが欠かせません。
今回はキャンプ道具のなかでも、テーブルやイス、キッチン道具などのメンテナンス方法について解説します。
具体的なキャンプ道具のメンテナンス方法
テーブル・イス
テーブルやイスのメンテナンス方法は、素材によって変わります。
木製 | 木製の場合は、カビが発生しやすいので汚れや湿気をとりのぞいて保管しましょう。 |
鉄(スチール) | スチール製はさびが大敵。さびの原因は汚れと湿気です。汚れを洗ってしっかり乾かして保管してください。さび止めをスプレーしておくと安心です。 |
イスの生地 | 生地を使用したイスの場合も、湿気が原因のカビが発生しやすいので、乾かして保管するようにしましょう。 |
ストーブ
ステンレス・チタン | キャンプ用ストーブのほとんどが、ステンレススチール製かチタン製です。ステンレススチールやチタンはさびに強いため、汚れを落として保管すれば問題ありません。 |
鉄(スチール) | 鉄製の場合は、さびやすいのでよく乾燥させて湿気の少ない場所で保管する必要があります。 |
コット
コットは寝ているあいだにたくさんの汗を吸収しているので、必ず干してしっかり乾燥させて保管するようにしましょう。筆者はコットの生地にカビをはやしてしまったことがあります。
ダッチオーブン・スキレット・まな板
ダッチオーブン・スキレットなどの鉄製品 | ダッチオーブンやスキレットなどの鉄製品はすぐさびるので、しっかり焼いてオイルをなじませておくなどのメンテナンスが必要です。キャンプ場で使用したあと、オイルをなじませてしっかり焼いておくと、さびることなくいつまでも使えます。柿渋やお茶にはタンニンが含まれています。柿渋やお茶を塗ると鉄の表面にタンニン鉄の膜をつくりさびから守ってくれます。 |
まな板 | まな板も濡れたまま収納しておくとすぐにカビが発生します。しっかり乾燥させて湿気の少ない状態で保管しましょう。 |
ダッチオーブンやスキレットなどの鉄鋳物製品は、食用オイルを塗り、まっ黒になるまで焼きます。
裏にもオイルをなじませてしっかりと焼いてください。
ランタン
ランタン(オイル) | オイルを燃やすタイプのランタンは、ガラスの部分が汚れやすいので、石油をしみこませた布で拭いて掃除します。金属部分も石油で拭いておけばさびにくくなります。 |
ランタン(電気) | 電池式のランタンは、電池をぬいて保管しましょう。充電式のランタンは、キャンプの前に充電しておくことを忘れないようにしてください。 |
オイルランタンのガラスは石油で拭きます。
焚き火台
ステンレススチール製かチタン製の焚火台が多く、さびには強いので汚れを取り除く程度のメンテナンスでじゅうぶんです。
ファイヤーボックスは、ステンレススチール製でさびにくいのでハブラシのようなもので汚れをおとすだけでOKです。
キャンプテントと寝袋のメンテナンス方法については、こちらの記事をご覧ください。
お気に入りテントを長持ちさせるために。使った後に必ずやっておくべきテントのお手入れ方法
キャンプ道具の管理方法
キャンプ道具をメンテナンスしながら管理する方法を紹介します。
管理方法①キャンプギアを部屋のインテリアとして飾っておく
いざキャンプをしようとおもいたち、キャンプ道具をとりだしてみたら、使いものにならなかったという経験はありませんか?
キャンプ道具をインテリアとしてディスプレイしておくと常に目がとどくため、気づくとさびていたといったことがなくなります。
キャンプ好きのかたでしたら、キャンプギアを眺めているだけで幸せな気分になるはずです。
管理方法②定期的にベランダもしくは庭キャンプをする
休日にベランダや庭で、デイキャンプを兼ねてキャンプ道具のメンテナンスをしてみてはいかがでしょうか。ランチはキャンプご飯する、家族で焼き肉パーティーをするなど、楽しみながらキャンプ道具のメンテナンスができます。
管理方法③定期的にキャンプギアの点検をする
できれば2週間に1度のペースで定期的にキャンプ道具をとりだして、点検をかねたメンテナンスをすることをおすすめします。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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