雪中キャンプでブーツが果たす役割は?
雪中キャンプでは、足元の状態によって行動が制限されたり作業の効率が大幅に悪くなったりします。そのため、雪中キャンプに履いていくブーツ選びは慎重におこなわなければなりません。
また、どんなにあたたかい服装をしていても、足もとから水がしみて足が冷たい状態だと、せっかくの雪中キャンプがだいなしです。
逆に足もとがしっかりしていて、どんなに雪が深くても問題なく使えるブーツであれば、活動的に作業がおこなえるため、ひとりでに身体がポカポカしてきます。
雪中キャンプ用のブーツを選ぶポイント
雪中キャンプ用のブーツを選ぶときのポイントについて項目別に解説していきます。
雪中キャンプ用ブーツ選びのポイント①保温性能
雪中キャンプに履いていくブーツ選びでいちばん大事なのが保温性能です。雪中キャンプでは下のほう、とくに足もとが冷えるからです。
雪中キャンプではじっとしていることも多くなるので、冷えをふせいであたたかいブーツを選ぶことが快適なキャンプの条件となります。
雪中キャンプ用ブーツ選びのポイント②防水性能
どんなに高い保温性能を備えたブーツであっても、とけた雪がしみてくるような防水性能に問題のあるものは論外です。濡れる心配のないブーツを履いて、雪のなかでの地ならしやテント設営などがおこなえるようにしましょう。
また、雪中キャンプではぬかるんでいたり水たまりになっていたりする場所が少なくないので、どの水深まで防水できるのかをあらかじめ理解しておくことも重要です。
雪中キャンプ用ブーツ選びのポイント③氷上でも滑りにくい
雪中キャンプでは、足もとの状態が非常に悪いことが多いので、凍った路面でも滑りにくいタイプのブーツを選ぶことが重要です。滑りやすいブーツでは、転倒して骨折などのケガにつながる恐れがあります。
雪中キャンプ用のブーツ選びのポイント④余裕のあるサイズ
雪中キャンでは厚めのソックスを履くことが多いので、少し余裕のあるサイズで履き心地のよいものを選ぶようにしましょう。
雪中キャンプ用のブーツ選びのポイント⑤耐久性能
雪中キャンプ中に穴があいて水がしみるようになってしまった。ということはよくあること。耐久性能の高いブーツを選ぶことも大きなポイントです。
作りが頑丈でインナー交換ができるブーツを選ぶと、長く使い続けることができます。
おすすめの雪中キャンプ用ブーツ
上記の雪中キャンプ用のブーツを選ぶ際のポイントをふまえながら、おすすめを紹介します。
ソレル カリブー スノーブーツ
本革を採用しているため、高い保温性能と耐久性を備えたスノーブーツです。本革であることから火に強いという点も雪中キャンプ向けといえるでしょう。
片足960gと重いところが難点ではありますが、ずっしりとしていて安定感があります。長距離を歩く雪中トレッキングには向いていません。
ソレル 1964パックナイロン
アウターとインナーとの2重構造になっているため、保温性能が高く洗いやすいという特徴があります。-40℃の寒冷地仕様のため雪中キャンプにおすすめ。
また、特殊なバルカナイズ製法によるヘリンボーンラバーソールを搭載しており、氷上でも滑りにくい高いグリップ力を実現しています。
ソレル カリブー対応 インナーブーツ
ソレル カリブー用のインナーブーツです。洗い替え用として予備のインナーブーツがあると便利。また、インナーを取り替えることで長く使い続けることができます。
メレル JUNGLE MID ZIP POLAR WATERPROOF ICE+
Jungle Mocの履きやすさやフィット感はそのままであるJUNGLE MOC MID POLAR発売です。
突然の悪天候など、冬の変わりやすい路面コンディションにも安心のグリップ力を誇り、寒冷地のみならずカジュアルな装いとして冬のタウンユースにもぴったりのモデルです。
キーン GRETA CHELSEA WP
シンプルなデザインに人気があるキーンのスノーブーツです。足首はしっかりホールドされ、雪の侵入を防ぎつつ、脱ぎ履きしやすくなっています。
厚みのあるしっかりしたソールで雪に対応しつつ、ごつすぎず着る服を選ばないルックスは冬の足元の定番アイテムになりそうです。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。