バス釣りでよく聞くウォブリングアクションとは?
ウォブリングとは、クランクベイトやシャッドテール系のソフトベイトを使って出せるルアーアクションのこと。
ブルブルと震える魅惑的な動作は、バスの捕食本能を刺激し、広範囲から魚を引き寄せる高い集魚力を兼ね備えています。
強い波動とともに一定のレンジをキープしつつバスの居場所を探れるので、パイロットルアーとして使う方も少なくありません。
なぜバスは食いつくのか?
ウォブリングと呼ばれる強い波動は、瞬時に目の前を通過するベイトフィッシュを演出しバスを狂わせます。
ストラクチャーに寄り沿いエサを待ち構えている魚は、ルアー本体のホログラムが発するきらめきや平打ち動作、砂煙に惑わされ、本物のベイトフィッシュと勘違いして思わず口を使ってしまうのです。
タフなフィールドであればあるほどその効果は高く、水中が濁っているなどのローライトな環境でもリアクションバイト(反射的に食わす)を狙って高確率で魚をキャッチできる独特のアクションです。
ウォブリングの基本テクニック
リトリーブ中にさまざまなルアーアクションを加えることでさらにアピール力を高め、魚を狙うことが可能。
ローリングアクションが融合されたウォブンロールと呼ばれる独特の動きは、低活性時のバスを覚醒し反射的に口を使わせるための最終手段として、ぜひ覚えておくとよいでしょう。
以下の4つの基本テクニックをベースに、お好みのフィールドや環境でルアーアクションをアレンジしてみてください。
タダ巻き
タダ巻きとは、ただ単純にルアーを巻いて回収する動作のこと。
ある一定のスピードを保ちながら決まったレンジを探るリーリングですが、バスが広範囲に散っているなど、食い気のある魚を見つける際の方法として用いられます。
とくにロッドアクションは必要とせず、ルアーの巻きスピードを早めたり遅くしたりすることでウォブリング動作を簡単に出せる巻き方。
バス釣り初心者には、もっともおすすめできる簡単メソッドといえます。
デジマキ
カクカクと手首を使ってルアーに強弱の波動を与え、魅惑的なアクションを演出するデジマキもまた、簡単にウォブリング動作を出せるおすすめのテクニック。
リールハンドルを利き手で軽くにぎり、一定の動作でラインを巻きながら右へ左へとロッドティップを振ってルアーにアクションを与えることで水中に波動を作り出す一風変わったリーリングです。
デカバス狙いなら、より強いロッドワークでアピール力重視の釣りを心掛けると釣果に差が出ます。
ストップ&ゴー
通常のリトリーブからいったんルアーを静止させ、再びラインを巻き始める基本的な動作アクション。
「タダ巻き」+「ストップ&ゴー」という2つのアクションを織り交ぜ、本物のベイトフィッシュに似た動きでバスを威嚇できる極めてポピュラー、かつ大胆な誘い方です。
ルアーの後を追ってきた魚はストップした瞬間にバイトしてくることが多いので、ポーズアクションは少し長めにとるようリトリーブします。
トゥイッチ&ジャーキング
プラッキング(プラグルアーを使ったテクニック)に代表されるトゥイッチ&ジャークアクションを織り交ぜるとなお効果的!
昨今では、クランクベイトに代わる「シャッドクランク」と呼ばれる新ジャンルのルアーが続々と出てきています。
トゥイッチとジャークを織り交ぜたシャッドテクニックと、クランクベイトが本来持つ特徴であるウォブリング動作という2つの波動が重なることで、想像を絶するリアクションバイトを誘発します。
使い方の幅も広がり、より高確率で魚をキャッチすることが可能となるのです。
ウォブリングの出しどころと「バス釣り」おすすめルアー
一般的には、ウォブリング動作をカバーなどの障害物に絡めて使うことでより一層の効果を発揮します。
代表的なシチュエーションをイメージしつつ、強波動の出せるおすすめのルアーを簡単にご紹介します。
消波ブロック帯
消波ブロック帯では、絶対といえるほど魚のキャッチ率を向上させるシャローやディープクランク。
厳寒期などのタフコンディション下では、状況を変える切り札としてウォブリング動作の持ち味を活かしたルアーチョイスが功を奏します。
おすすめのルアーは「ワンエイトSR」。
オープンウォーターでも釣れるクランクベイトを目指し開発されたラウンド型ボディ形状で、飛距離・バイト率が大幅アップ。
タイニークランク並みの食わせの能力を実現するといわれています。
ペイフォワー クランクベイト ルアー ワンエイトSR
リップラップ
ゴロタ石が広がるリップラップエリアでは、ボトムノックによる砂煙を発生させる威嚇効果をイメージして使います。
O.S.P のダンクであれば0.5M~4Mラインと広範囲のレンジを攻略可能。
今までディープクランクの見せ場であった3~4Mラインを、ルアーチェンジを必要とせずに小粒なシルエットで巻ききれることは大きなメリットとなるでしょう。
クランクのスナッグレス性能(根掛かり回避性能)を超えるマテリアルで、確実に今までよりも取れる魚が増えるはずです。
オーエスピー ダンク 48 サスペンド OSP DUNK
ストレッチ
垂直護岸が永遠と続くストレッチエリアでは、ボトムの変化をいち早く察知した釣り方が釣果を分ける鍵となります。
永年、釣れるルアーとして自信を持って愛され続けてきたコンバットクランク。
護岸の際スレスレに、かつ沈みものにコンタクトさせながら使うことで、このルアーのポテンシャルを肌で感じることとなるでしょう。
本格派ウォブンロールの実力はお墨付きです。
エバーグリーン クランクベイト コンバットクランク シャローホグ
レイダウン
倒木地帯が広がるオーバーハング・レイダウンといったジャングルエリアでは、ソフトマテリアルを活かしたシャッドテールワームで、ロスト・波動といった両局面からコンディションを考えアプローチしていきます。
ピンスポットという狭い局面では、ノーシンカーやサイズの大きめなフックを使ったネコリグ、ダウンショットなどで一点シェイク・チョウチン釣りが有効。
ウォブリング+アピール力の大きいソフトマテリアル素材で、「デカバス」と呼ばれるランカーバスの捕食本能に訴えかけていきます。
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ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。