意外!?冬場は肌の水分が失われやすい
夏は汗をかくため水分を失っていることが目に見えて分かりやすいですが、冬場でも体の水分は失われています。
冬の寒い時期、皆さんは暖房を利用しませんか。
エアコンやこたつ、ストーブなどの暖房が1日ついていたりしますよね。
暖房は体を温めますが、その分、汗などで体内の水分が体外へ排出されているのです。
しかし、冬は水分補給をあまりしない人が多く、水分不足から肌に悪影響が出現しがちなんです。
人が汗をかく理由とは?
人が汗をかく理由は、自身の体温を調節するためです。
人間の体温は42度を超えると死にいたってしまうため、体が勝手に体温を調節しています。
体温が高くなったときは、熱を蒸気として体外へ排出しています。
夏は外気の関係で水分として皮膚から出ていきやすいですが、冬は水蒸気となって皮膚や呼吸から体外へ排出されています。
熱を体外へ排出するときにはもちろんですが、一緒に水分も失われてしまいます。
運動をしていなくても、人が体温調節で失う水分量は900mlと言われています。
この量の水分が失われてしまうと、体の血流が悪くなって、美容にも悪影響を及ぼすわけです。
水分補給は血流を良くする
“血液や腎臓の水分含有率は80%以上と多い。“
出典:田中正敏(1999).水とヒト―生理的立場から― 人間と生活環境,6(2):85-91.
上記のように、血液のほとんどは水分でできています。
そのため体の水分が不足してしまうと、血液がドロドロになってしまい血流が非常に悪くなってしまいます。
このように血流が悪くなってしまうと、いろいろな悪影響があります。
細胞の生まれ代わりが遅くなったり、冷え性になったりと女性の悩みの大半は水分不足が原因となっているのです。
水分補給は肌の細胞を作るには欠かせない
肌の細胞を作るには摂取した栄養素を肌へ運ぶ必要があります。
肌の成分はおよそ70%がコラーゲンというたんぱく質の一種でできていますが、コラーゲンを肌の外側から塗ったからといってお肌の細胞ができるわけではありません。
基本的にたんぱく質は、体の中へ消化・吸収されるとアミノ酸という栄養素になります。
このアミノ酸がコラーゲンになって肌をつくりだすのです。
この栄養素を肌まで運ぶのは血液の役目なのです。
そう、そしてその血液は水分からできているのです。
また、さらには体の老廃物などはすべて血液を通して、臓器へ運ばれたりして体外へ排出されます。
血流が良くないと、これらの働きが滞り、シミやシワの原因になったりするのです。
美容には硬水がおすすめ
水には軟水と硬水がありますが、美容面からいうとどちらが良いのでしょうか?
じつは、美容のためには硬水のほうがおすすめなんです。
硬水にはミネラルが豊富に含まれています。
このミネラルは6大栄養素のうちの1つで、栄養素の消化・吸収や代謝を行う酵素をつくりだす栄養素になります。
ただし、日本で手に入る水のほとんどは軟水で、硬水は日本人にとっては飲み慣れないため味が嫌だという人も多くいます。
また、カルシウムと同じく硬水に多く含まれるマグネシウムは、下剤などにも使用されている成分なので、お腹の調子が悪くなる人もいます。
飲みなれないうちは、硬度が低めの100mg/l~150mg/l程度の水を飲むと良いかもしれません。
この記事を書いた人
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。