「速さ、軽さ、乗り心地」を追求しているFeltとは
Feltは、1980年モトクロスのメカニックであったジム・フェルトが、トライアスロンのスター選手であったジョニー・オメーラのために、バイクを設計したことが、会社をつくるきっかけとなります。
その10年後1990年にドイツにて、Feltを設立。
速く、軽く、乗り心地のよさの3つを追求したバイクをつくるということを基盤として、独自の理論を使ってアスリートの能力を極限まで引き出すフレームを作り、「フレームの魔術師」との異名をもつほどになります。
決して長い歴史があるメーカーではありませんが、最近はアルミだけではなく、カーボン生成方法を改良して、多くのカーボンフレームのロードバイクも発表しています。
また速いロードバイクをつくるには、エアロダイナミクスと呼ばれる空気力学も取り入れた開発が必要で、Feltもこういったことにも目を向けたバイク作りをしています。
多彩なシリーズも人気の理由
Feltはまた、シリーズが多彩であることも魅力の1つです。
簡単にどんなシリーズがあるかを、説明しましょう。
- FR…レース用ロードバイクのシリーズ
- FR Disk…上記のFRに人気のディスクブレーキを搭載したシリーズ
- VR…ロングライド向けのロードバイクシリーズ
- IA…トライアスロン用のバイクシリーズ
- BROAM…アドベンチャーバイクのシリーズ
- BREED…グラベルバイクのシリーズ
- FX…シクロクロスバイクのシリーズ
- Tk…トラックレース用のバイクのシリーズ
このように、Feltはロードバイクだけでなく、トライアスロンやクロスバイク、トラックレースなど、さまざまなタイプのバイクを開発、そして発表しています。
ロードバイクだけでいえば、FR、VR、BROAM、BREED4つのシリーズがあり、普通のロードバイクだけでなく、ロングライド、アドベンチャーバイク、グラベルなど、好みや使い方によって選ぶことができます。
レース用のシリーズであるFRは、最近はレースでも使っている人が多くなってきたDiscブレーキ搭載型のシリーズもあります。
またこのタイプは、デザインもシンプルで、通勤や街乗りにも使いやすいということで、レースだけでなく楽しく乗りたいという人にもおすすめです。
ロングライド向けのVRは、長距離乗っても疲れにくく、ワイド&ローのギアと幅広のタイヤを装備していて、坂も軽々と登れるバイクです。
アドベンチャーバイクというのは、最近よく耳にするようになったロードバイクの種類ですが、いわゆるツーリングバイクのことです。
ツーリングは、長距離というだけでなく、数泊するようなハードなタイプをする人も増え、たくさんの荷物を積んでもぐらぐらしないように、ホイールベースが広くなっていたりします。
アドベンチャーバイクもいろいろなタイプがありますが、基本は安定性がよく、疲れにくい、荷物がペダルを漕ぐときのかかとにあたらないということに焦点が当てられています。
グラベル用のBREEDは、650Bという少し太めのタイヤを装備しているので、普通のロードバイクが苦手とする砂利道や未舗装路もラクラクと、そして快適に走れるように設計されています。
この記事を書いた人
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。