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カリフォルニアから始まった海の環境保護を目的とした市民団体サーフライダーファウンデーション。美しい海岸環境を守り、無駄な争いごとが無い平和な世界を求めるため活動する国際環境NGOの日本での活動を紹介します。

サーファーが始めた環境保全団体

カリフォルニアビーチ 環境保全 サーフライダー

1984年にカリフォルニアで発足した市民団体「サーフライダーファウンデーション」は、現在世界23ヶ国で、約25万人がメンバー登録する国際環境NGOとなりました。

未来のサーフライディング環境を守るため、サーファーの立場から海の保護活動を行っています。

発足のきっかけになったのは、カリフォルニア沿岸で進む開発により、海岸線の環境破壊や健康被害が取り沙汰されたことに始まります。

不安に駆られた地元サーファーたちは、自ら海の水質調査を開始します。調査で明らかになった問題点と解決策をカリフォルニア州の行政機関に提示し、幾度となく話し合いを行い、遂には乱開発を差し止め、サーフポントを守ることに成功します。

こうした市民団体による環境保護運動は、世界中のサーファーたちに広がり、現在では政府や大企業を監視、補足するNGO(Non Governmental Organizations)として国際的に環境保護の役割を担っています。

 

サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン(SFJ)

SFJ 環境保全 サーフライダー

出典 SFJ

日本でも、海岸線の環境保護を目的として1993年にサーフライダー・ファウンデーション・ジャパンが(SFJ)発足しました。

湘南中心に活発に水質調査活動行い、サーフポイントの水質改善へ向け行政への提言を実現化しています。

参考:水質調査マップ

2015年10月から組織も刷新され、多くのサーフィン業界関係者も加わりました。更なる透明性と公共性、行政との対話や各種シンポジウムを開催し、日本国内の海岸線保護のため、政府にも期待される組織を目指しています。

参考:海を愛する政治家フォーラム

SFJの活動

SFJ活動 環境保全 サーフライダー

出典 SFJ

サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン(SFJの目的は、海岸環境の保護です。そのため、他の団体・政府・企業・地域社会と連携をとり、海岸の水質調査及び情報公開、清掃活動、環境保護の意識改革のための教育とシンポジウムの開催などを行っています。

また、個人、法人の会員からの寄付やクラウドファンディングにより、環境保護運動の支援やビーチクリーン活動の支援なども行っています。

サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン(SFJ)は、オンブズマン的な市民団体として、海岸環境の保護を行うために、各地域の行政、諸団体との提携は不可欠です。

さまざまな環境活動を通じて、海を愛する人々の輪を広げ、発言力と行動力のある団体を目指しています。

SFJメンバー募集

メンバー募集 環境保全 サーフライダー

出典 SFJ

SFJの個人メンバーは意識調査のアンケート提出だけで無料でなることができます。アンケート結果及び集計数は、民意の集積としてSFJの環境保護活動に役立ちます。

詳しくはこちらをご覧ください。

SFJメンバー登録

また、年間3,000円の寄付で、SFJ個人サポーターになれる他、クラウドファンディングや、法人会員とのコラボ商品のショッピングなどにより、団体への寄付も受け付けています。

こちらも合わせてご覧ください。

SFJ STORE

 

サーフィンを愛する者の共通意識

サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン(SFJ)の活動には多くの著名人も支援しています。豊川悦司さん、中村獅童さん、つるの剛士さんなどは、SFJ広報にも応援コメントを寄せています。

ワンハンドサーフ 環境保全 サーフライダー

出典 SFJ

サーファーを始めとした海をライフスタイルにしている人々は、その環境を与えてくれている自然、海に日々感謝して生活しています。

海へのリスペクトと美しい環境を未来の子どもたちに残したい気持ちが、環境保護への興味へと変わり、世界中に広がりを見せています。

一人でできることには限界があります。ワンハンドサーフで毎日ひとつゴミを拾っても、結果が目に見えて改善することはないでしょう。

しかし、その小さな一歩に賛同者が集まり、やがて大きなうねりとなって時代を変えていく可能性は、これまでの様々な歴史が証明しているのではないでしょうか。

サーフライダー・ファウンデーション・ジャパン(SFJ)の存在と活動を知ることで、環境問題を考えるきっかけになると思います。

日本の海岸環境の保護を目的としたサーフライダー・ファウンデーション・ジャパン(SFJ)を紹介させていただきました。自然環境の破壊は未曽有の危機を迎えています。愛する海を守るために一人一人の意識改革と行動が急務です。そろそろ我々市民が声を上げる時代ではないでしょうか。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。