シャワークライミングとどう違うの?
キャニオニングは「キャニオン(渓谷)で遊ぶ」という意味。日本語でいうなら「沢下り」といったところでしょうか。
キャニオニングは「下り」、シャワークライミングはその名の通り「登り」ます。目的は滝を登ることで、あくまで登山の一種という位置付けです。
高所から飛び降りたり、泳いだり、ロープを使って壁を降りたり、さまざまなアウトドアスポーツを取り入れながら渓流を「下る」のがキャニオニングです。
キャニオニングではどんなことができるの?
スライダー
3mほどの小さな滝から20mほどもある大きな滝まで、岩の滑り台を滑ることができます。高くなるにつれて勇気も要りますが、滑ったあとはこれまでにない爽快感が味わえます。
ジャンプ
天然プールへの飛び込みが体験できます。約10~20mの高さです。この飛び込みがやみつきになり、キャニオニングにハマる人が続出しているとか!?
懸垂下降
ロープを駆使して、崖を下ります。まるで一流のクライマーになったような気分!
ジップライン
滝の上に張られたロープを使って、空中散歩ができます。キャニオニング以外では見ることができない絶景に圧倒されますよ。
キャニオンウォーク
滑ったり飛び込んだりするだけが、キャニオニングの魅力じゃない!川の流れる音や鳥のさえずりを聞きながら、緑に囲まれた渓流を歩くだけでもとても気持ちいい!
難易度の高いコースは高度な技術が必要ですが、高い技術や救命資格を持ったガイドが同行します。コースもいろいろなので、レベルに合った体験ができますよ。
「それならやってみたい」と思った人のために、キャニオニングが体験できるスポットとツアーを紹介します!
群馬県みなかみ町 キャニオンズ
群馬県最北端、利根川の最上流部に位置するみなかみ町。東京からわずか70分ほどなのに大自然が広がるみなかみ町は、ラフティングとキャニオニングのメッカ。全国からアウトドア好きが訪れます。
実は、日本で最初にキャニオニングツアーを行ったのは、このみなかみキャニオンズなんですよ。
キャニオンズのボスであるマイクさんが日本各地を探索する中で、「最も魅力を感じたキャニオニングスポット」としてみなかみを選び、本拠地にしたんだそう。
ランチやバーベキュー付きのプランや宿泊パックもあります。
東京都奥多摩 スプラッシュ東京
東京の秘境といわれてる奥多摩町は、都心からのアクセスがいい人気のアウトドアフィールド。
奥多摩で初めてコマーシャルキャニオニングを行ったガイド会社スプラッシュは、このエリアのパイオニア的存在。
世界のキャニオニング委員会公認ガイドが在籍し、安全を確保しながらも最高のアドベンチャー体験をさせてくれます。
経験や体力に合わせて選べる多数のコースがあり、初心者もリピーターも満足できる!
特に人気のコース「もののけキャニオン」は、本場フランスで好まれている「できる限り自分の足で渓谷を登り冒険する」という本格スタイル。
ラフティングやバーベキュー付きプラン、宿泊プランはもちろん、誕生日ケーキなどのサプライズの相談にも乗ってくれます!
キャニオニングのあとは、奥多摩温泉「もえぎの湯」に立ち寄るのもおすすめです。
埼玉県秩父 アウトドアセンター長瀞
都内から約2時間でアクセスできる埼玉県秩父の人気の観光スポット長瀞。名勝「岩畳」のある荒川は、長瀞ライン下りやラフティングスポットとして知られていますが、上流部ではキャニオニングも盛んです。
アウトドアセンター長瀞では、丸1日かけて秩父の渓谷を冒険するツアーがあります。初心者向けのコース設定なので、初めてでもトライしやすい!
7mの天然ウォータースライダーはもちろん、1日49食限定の幻のそば定食もお楽しみに。心もお腹も大満足ですね♪
岐阜県長良川 トリッパー
出典 トリッパーブログ岐阜の市内中心部を流れる長良川は、「鵜飼い」で有名な木曽三川のひとつ。中流域の水は「名水100選」にも選ばれるほどきれいでです。周辺には長良川温泉があります。
その上流部、奥長良川を思いっきり満喫するキャニオニングツアーを行っているトリッパーは、地元密着型のリバースポーツ専門ガイド。
スライダー、ダイブ、ターザンなど、キャニオニングの魅力を網羅した午前・午後コース、ラフティングとのコンボで楽しむ1日コースのほか、小学1年生から参加できるファミリーコースもあります。
写真データのプレゼントや、おやつ・ドリンク付きなど特典が豊富なのもうれしいです。
奥吉野 青空ファン
奥吉野と呼ばれる奈良県南部を中心とした紀伊半島は、日本でも有数の滝の宝庫といわれます。滝が多い=キャニオニングの魅力であるスライダーや飛び込みポイントも多い!
関西のアウトドアツアー青空ファンが案内する奥吉野コースは、遊べる滝が盛りだくさんのおすすめコースです。
ジャンプするスーパースライダーや7mのロングスライダーが体験できる反面、怖い人は迂回してゆったり下れるコースなので、初めてでも楽しめるはず!
また、子どもと一緒に奥吉野を満喫できるファミリーコースもありますよ。