まずは支笏湖経由で苫小牧へ
札幌駅を起点に、まずは支笏湖を目指しましょう。
支笏湖は札幌の自転車乗りの登竜門。
ある程度の技術と体力がなければ走破できないので、脱初心者の第一関門とも言われています。
道のりこそ過酷ですが、支笏湖畔は涼しく、自然の中のサイクリングは快適です。
筆者の脚力とエントリーロードではなかなかキツい道のりでしたが、好天にも恵まれてなんとか走破できました。
支笏湖までの道路状況
札幌駅からは、まず豊平川を目指します。
札幌市街地は、深夜を除いて常に交通量が多いので要注意。
豊平川沿いにはサイクリングロードがあるので、一気に真駒内まで抜けられます。
しかし、真駒内のサイクリングロード終点からは一般道を走ることになり、交通量も多いので注意しましょう。
国道453号線に入ると、サイクリングロードが道路と併走しています。
サイクリングロードはやや舗装が悪いので、心配ならば交通量を見て車道に出たほうがいいでしょう。
アップダウンも激しいので、体力を温存してから進みましょう。
苫小牧市街までの道路状況
支笏湖を約半周したら、276号線に出て苫小牧へ向かいます。
276号線にもサイクリングロードが走っていて、こちらは比較的走りやすく整備されています。
下り基調なので、支笏湖で消耗した体力を復活させるのにもちょうどいいですね。
苫小牧市街に出ると交通量が多くなるので注意が必要です。
苫小牧市街にはお店も多いため、ここで十分に休息を取っておくといいでしょう。
倶多楽湖経由で登別へ
苫小牧で十分休息をとったら、登別市へ向かいます。
ちょうど300kmにするには、白老町の倶多楽湖を経由するのがおすすめ。
36号線から倶多楽湖を経由してオロフレ峠へ向かうことで300kmになります。
景色も抜群で心身共に休憩するにもおすすめの観光地です。
倶多楽湖までの道路状況
倶多楽湖のある白老町へ向かうには、36号線をまっすぐ南へ進んでいきます。
36号線は、苫小牧を市街を抜け、気づくと田舎道になります。
コンビニにもあまり出会えなくなるので、苫小牧市街で補給しておくとベスト。
交通量はさほど多くなく、海岸線で勾配もほとんどないので快走ルートと言えますね。
36号線から倶多楽湖をつなぐ倶多楽湖公園線は山の中を走る観光道路で、自転車だとやや走りにくい道です。
ぴったり300kmにこだわらなければ、倶多楽湖スルーして登別に向かってしまってもいいかもしれません。
ちなみに筆者、今回はまったり観光したかったのと、日が落ちて夜間の走行は危険だったため、倶多楽湖を抜けてすぐの登別温泉で一泊しました。
おすすめの旅館「登別温泉 第一滝本館」
せっかく温泉街に泊まるなら、温泉にこだわった旅館がいいですよね。
そこで筆者が選んだのは、5つの泉質が楽しめる第一滝本館です。
疲れた体にはどの湯も染み渡りますが、とくに芒硝泉が筆者のお気に入り。
日帰り入浴も可能なので、1日で300km走りきる予定の方も、登別温泉で小休止するといいかもしれませんね。
■アクセス
〒059-0551 北海道登別温泉町55
洞爺湖経由で札幌へ
倶多楽湖を経由した場合は登別温泉町を経由し、倶多楽湖をスルーした場合は36号線から洞爺湖登別線(オロフレ峠)に入って洞爺湖を目指します。
支笏湖を走れるならば体力的には走破可能ですが、標高が高いこともあって斜度以上の辛さがあります。
1日で全行程を回ろうとすると、オロフレ峠がかなりの難所になりそうです。
洞爺湖までの道路状況
オロフレ峠は、斜度5~10%程度の上りが続き、標高も高いのでかなりきついコースです。
下りはすぐに終わってしまうので、1日で300km走りきろうと思うと足を使い切ってしまい、一番の難所になるポイントになるでしょう。
洞爺湖周辺に入ると、道路わきが湿っていて、コケや落ち葉などで滑りやすいので要注意。
車もけっこうなスピードで通過していくので、昼でもテールライトは付けておいたほうがいいですね。
温泉街に近づくと、洞爺湖畔には休憩ができるお店も多くなります。
札幌へ向けて、洞爺湖を眺めながら十分に休息&補給しておきましょう。
時間と体力に余裕があれば、昭和新山観光もおすすめです。
札幌までの道路状況
洞爺湖から札幌までは、ひたすら230号線を走ります。
冬季の事故防止のために路面は綺麗に整備され、勾配も比較的緩やかに作られています。
ただし大半が一車線で、走る車もスピードを出しがちなので、交通量が多いときは要注意。
途中の定山渓トンネルも、道幅も狭く歩道もないので、自転車が走ると渋滞してしまい車からプレッシャーをかけられることも。
迂回できる道もないので、あせって事故のないように、なるべく車が追い抜きやすいように、ペースを崩さず走るようにしましょう。
中山峠を抜けたらすぐに交通量が増えてくるので、少し遠回りになりますが豊平川沿いのサイクリングロードに出て、札幌駅に戻ればゴールです。
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ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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