ダイビングと水中環境について
ダイビングは、海という大自然のなかで行うレジャースポーツです。
ダイビングに魅力は感じていても、水中という普段とはまったく異なる環境に足を踏み入れることには、誰もが不安を感じるのではないでしょうか。
今回、ダイビングと水中環境に関するよくある質問をまとめておきましたので、ぜひ参考にしてください。
海に危険な生物はいない?
東京から近い伊豆半島の海でもヒレに毒をもつミノカサゴや鋭い歯を持つウツボなどが生息しています。
しかし、こちらから手を出さなければさほど危険はありません。
水中生物によるケガのほとんどが、ダイバーが好奇心で手を出したことによる生物の防衛行動によるものです。
また、ダイバーのスキル不足からサンゴやイソギンチャクなどにうっかり触れてしまい、かぶれてしまったというケースもあります。
クラゲの触手に触れてしまっても、ウエットスーツを着ているので肌が露出していない部分であれば大丈夫です。
ただし、産卵期のゴマモンガラなどの魚は、近づいてきたダイバーに向かってくることもあるので、ダイビング前のブリーフィングでしっかりと確認しておきましょう。
サメはいない?
サメと聞くと、映画「ジョーズ」のように巨大なサメが出てきて、突然人を襲うのでは、と思っている人がいるかもしれません。
ですが、ダイビング中に見られるサメのほとんどが、こちらから手を出さないかぎり人間を襲うことはないので、過度に心配する必要はありません。
それよりもダイビング中にサメを見たことでパニックになってしまうことのほうが、よほど危険です。
サメを含む水中生物の正しい知識をもっておくことが大切です。
水中ではぐれてしまったら?
基本的にダイビングはインストラクターや水中ガイドと一緒に潜るので、自分勝手な行動をとらなければ仲間とはぐれてしまい迷子になることはありません。
ただし、透明度が悪いときは、視野が狭くなり数メートル離れただけでグループを見失ってしまう危険性もあるので要注意です。
透明度が悪い時は昼間でも水中ライトを持参するなどして、仲間とはぐれてしまった時の対応をダイビング前のブリーフィングでしっかりと確認しておきましょう。
水中のコミュニケーション方法は?
水中では会話ができないので、ハンドシグナルという簡単な手話のような合図でコミュニケーションをとります。
また、水中でも文字が書ける防水紙の水中ノートやマグネット式の水中スレートもあり、魚の名前を教え合うなどのコミュニケーション方法もあります。
ダイビング中にエアが切れたら?
ダイビング中に使用するタンクには1回のダイビングで必要になる空気が十分に充填されており、通常のダイビングなら1時間程度は使えます。
ただし、エアの消費量は経験値や体格などの条件によって個人差があり、加えてダイビングの環境によっても大きく異なります。
ダイビング中は残圧計でエアの残りを常に把握できるので、こまめにチェックすることが大切です。
万が一、残圧が少なくなった場合は、バディやインストラクターからオクトパスで空気を分けてもらえるので焦らずに対応しましょう。
夜の海も潜れる?
ナイトダイビングが許可されているエリアであれば夜の海を潜ることも可能です。
夜行性の生物たちが活発に行動をはじめ、岩陰などに隠れて眠っている魚の姿を見ることができるので、とても興味深い体験ができるでしょう。
また、季節と場所によっては満月の日にサンゴの産卵などを見ることもできます。
水中にライトを照らしプランクトンを集め、それを食べにくるマンタを見る「ナイトマンタ」などのアクティビティが楽しめるエリアもあります。
ダイビング中にトイレに行きたくなったら?
ウエットスーツ着用時ならば、そのまま用を足してしまう人も少なくありません(注:小です)。
とはいえ、ウエットスーツに臭いが残る場合もありますし、不衛生なので出来るかぎり避けたほうが良いでしょう。
潜る前にちゃんとトイレに行っておくように心がけましょう。
イルカと会える?
イルカと泳げる海は国内外に何ヶ所もあります。
日本なら伊豆諸島の御蔵島や小笠原諸島、海外ならタヒチのランギロアやハワイ諸島などが有名です。
ただし、スキューバダイビングではなくスノーケリングならOKなど現地によってローカルルールが決められています。
また、見られる時期も限られていることもあるので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
ダイビングは一年中できる?
スキューバダイビングは1年を通して楽しめるレジャースポーツです。
ドライスーツを着用すれば水温が下がる冬場でも大丈夫ですし、流氷ダイビングなどを楽しむことも可能です。
ただし、天候や海況の影響でダイビングスポットがクローズする場合もあるので、潜りに行く前に海況を調べておきましょう。
ダイビングを始める前の【ダイビングライセンス編】と【ダイビングとカラダ編】も合わせて参考にしてくださいね。