再生可能エネルギーを身近な選択肢にする新サービス「Pikaでんき」のローンチイベントが、東京・神保町で開催。アンバサダーを務めるあべこうじさんと、1日CMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)に就任した高橋愛さん夫妻の、終始あたたかく笑いに満ちたトークを通して、「サステナブルな選択」が日常の延長線にあることが、やさしく伝えられました。
「みんなでつくる電気」Pikaでんきとは

イベント冒頭では、株式会社街未来製作所代表の青山英昭氏から、「Pikaでんき」の仕組みについて説明が行われました。
Pikaでんきは、再生可能エネルギーのプラットフォーム「e-CIRCLE(eサイクル)」を活用した家庭向け電力サービス。自治体や地域と連携し、自然エネルギー由来の電気を“みんなでまとめて買う”ことで、電気代を抑えながら利用できるのが特長です。
さらに、電気代の一部が「子ども未来プロジェクト」として、防災や気候変動対策、環境教育などに還元される仕組みも大きなポイント。「クリーンで、安くて、社会にもいい」。そんな循環型の電力サービスが、すでに全国50以上の自治体で導入され、今回いよいよ一般家庭向けに本格的にスタートします。
アンバサダー就任式で一気に和やかな空気に

イベント後半、会場の雰囲気を一変させたのが、あべこうじさんのアンバサダー就任式。任命書を手渡したのは、この日「1日CMO」を務める高橋愛さんでした。
「CMOって何ですか?」
「今日は私のほうが偉いです」
そんな夫婦ならではの軽妙なやりとりに、会場は一気に和やかな空気に。肩書きや役割を越えて、自然体で向き合う二人の姿が、イベント全体の温度をやさしく引き上げていました。
「ありがとう」が循環する、二人の日常

トークは次第に、二人の日常の話題へと移っていきます。あべさんは、「結婚してから『ありがとう』を言う回数が本当に増えました」と語ります。
「起きてくれてありがとう」「横にいてくれてありがとう」
洗濯や掃除、何気ない気遣いの一つひとつに感謝を伝え合うことが、家庭の空気を明るくしているといいます。
そのエピソードは、Pikaでんきが目指す“エネルギーの循環”とも重なります。見えないところで支え合い、感謝が行き交うことで、暮らし全体が少しずつよくなっていく。そんなメッセージが、二人の言葉から自然と伝わってきました。
クリスマスプレゼントに込めた、小さな灯り

トーク中盤には、高橋さんからのクリスマスサプライズもありました。贈られたのは、青森であべさんが営む温泉施設で使えるようにと、暖炉型の電気ヒーターです。
「電気を使うものだから、Pikaでんきだったらいいですね」
そんな何気ない一言が、会場の笑顔を誘います。
「何かしたいけれど、何をすればいいかわからない人へ」
あべさんが繰り返し語っていたのは、「選ぶだけで参加できる」というPikaでんきの魅力です。
「環境のために何かしたい気持ちはある。でも忙しいし、難しいことは続かない。それでも、家の電気を切り替えるだけで、子どもたちの未来が明るくできるのはすごいことだと思います」
高橋さんも、「電気は毎日使うものだからこそ、そこに意味があるのがうれしいですね」と共感を示しました。
電気をつけたら、未来も灯る

トークの最後、あべさんはこんな言葉でイベントを締めくくりました。
「家に帰って電気をつけたら、部屋も明るくなって、子どもたちの未来も明るくなって、日本も明るくなる」
サステナブルな選択は、我慢や特別な努力だけで成り立つものではありません。日常の中で、無理なく、楽しく続けられること。
あべさんと高橋さん夫婦の笑顔が絶えない明るい家庭のエネルギーが、今後Pikaでんきとともに全国へ波及していくのではないでしょうか。