旅行事業を展開するJTBは、食品ロス削減活動「Sustainable Voyage Project」のシリーズ商品「ロス旅缶」の新作2種類を2025年1月から、全国のスーパーや小売店で販売を開始しました。シリーズ第4弾の今回は、本格的なガパオとチリコンカンが新たに登場。自宅で気軽に旅行気分を味わってみませんか。

「ロス旅缶」で味わう世界のグルメ

Sustainable Voyage Project

Sustainable Voyage Project

ロス旅缶とは生産農家が出荷できないと判断した規格外野菜を活用した缶詰です。これまでギリシャ・フランス・インド・スペインなど各国の魅力的な野菜料理を開発、商品化してきました。

第4弾は「缶つま」シリーズでお馴染みの国分グループ本社株式会社と連携して開発した「彩りパプリカと鶏もも肉のガパオ」(タイ料理)と「うま味濃縮トマトと風味豊かな豆のチリコンカン」(メキシコ料理)です。

本格的な異国料理を手軽に楽しめる!

「彩りパプリカと鶏もも肉のガパオ」と「うま味濃縮トマトと風味豊かな豆のチリコンカン」はそれぞれ1缶当たり80g。ごはんにかけるだけで1人前の食事が簡単にできあがり。

1缶700円と缶詰としては割高に感じられますが、野菜も一緒に摂れるので栄養もあって包丁いらず。手軽にタイ・メキシコ料理の本格的な風味を楽しめます。

【第4弾】

商品名①:彩りパプリカと鶏もも肉のガパオ

  • 商品サイズ 幅75×奥行き75×高さ32.5mm
  • 内容量80g
  • ロス食材含有率約35% ※製品全体に占める規格外食材の割合

商品名②:うま味濃縮トマトと風味豊かな豆のチリコンカン

  • 商品サイズ 幅75×奥行き75×高さ32.5mm
  • 内容量80g
  • ロス食材含有量約115g ※トマト粉末の含有量から計算した規格外食材の生鮮重量

販売価格:1缶あたり 700円(税別)
販売場所:全国のスーパーマーケットなどの小売業など
販売開始時期: 2025年1月中旬

提携企業:国分グループ本社株式会社

ロス旅缶のこれまでのシリーズ

第3弾までは提携企業の施設や特定の店舗、イベントなどでしか入手できませんでしたが、ガパオとチリコンカンは一般流通向け商品として販売するため、全国のスーパーでも購入できるようになりました。

もともと企業間での贈呈品や災害時の防災備蓄品としての役割を想定していた商品ですが、今後はアウトドアでも活用できる食品として期待されています。

【第1弾】
  • 鰤と蛤、夏野菜のギリシャ風マリネ(ギリシャ)
  • イノシシ肩肉のヴィネガー煮込みラズベリー風味(フランス)

提携企業:株式会社office 3.11 

【第2弾】
  • ”野菜を味わう”スパイスキーマカレー(インド)
  • 鮟鱇と蓮根のアヒージョ(スペイン)

提携企業:ホテル日航つくば

【第3弾】

Kuradashi たまプラーザ テラス店にて「ロス旅缶」試食販売会の開催

提携企業:株式会社クラダシ

JTBが食品ロス問題の啓発に取り組む背景

Sustainable Voyage Project

JTBではSDGs、サステナブルな社会の構築を企業の責任として捉え、「Sustainable Voyage Project」を2023年5月23日に始動。一社員のアイデアから生まれた新事業でした。

同事業は、規格外野菜を農家から買い取り、食品廃棄率の低減に貢献すると共に絵本やオリジナルキャラクターを活用することで食品ロス問題を啓発するものです。また、規格外野菜のおいしさを味わってもらおうと、野菜の特長を生かした魅力的なメニューの開発にも共創パートナー企業・団体とともに取り組んでいます 。

「ロス旅缶」の名前は”全国のロス食材が旅をする”ことが由来。捨てられるはずだった食材たちが生まれ変わって活躍するというイメージからのネーミングです。

本プロジェクトでは、食品ロス削減につながる商品・サービスの開発を通じたサステナブルな循環モデル(サーキュラーエコノミー)を目指します。

ロス旅缶についてもっと詳しく知りたい人はこちら

Greenfieldニュース編集部

ライター

Greenfieldニュース編集部

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