1週間スキー三昧のSettimana Bianca
「Settimana Bianca(セッティマーナビアンカ)」を直訳すると、「雪の一週間」という意味。
ホテルに泊まるか、アパートメントを借りてスキーやスノボをめいっぱい楽しむというものです。
特に期間が決まっているわけではありませんが、冬休み、カーニバル、そしてイースターの休みあたりが連休になるので、その期間を使ってセッティマーナビアンカに行く人が多いです。
最近は、仕事が忙しいなどの理由で3、4日だけという人もいますが、基本は1週間で、スキーパスと2食、または3食付きのパッケージを用意しているホテルもあります。
昔からイタリアでは、バカンスを家族単位で楽しむ習慣があり、セッティマーナビアンカは小さい子供連れの家族だけでなく、子供が高校生や大学生になっても一緒に行きます。
勿論大きくなると恋人ができたりしますが、その場合は家族+子供の恋人なんていうグループありえるのが面白いところです。
スキーをしない人も楽しめるアクティビティがいっぱい!
家族でスキーと言っても、中にはスキーをしない人がいる場合もあります。
スキーしない人が1週間もホテルで何をするんだろう?と思うかもしれませんが、ホテルではスキーをしない人用に 、いろいろなアクティビティを用意しています。
例えば、スノーシューでの雪上散策をしたり、ヨガ教室や室内プール、フィットネスジムが完備されていたり、エステサロンやネイルサロンがホテル内にあるところもあります。
普段はエステやネイルに行くような時間がないという人も、家族がスキーをしている時間を使って、自分磨きをすることもできるのです。
夜になると、イベントルームなどでゲーム大会、カラオケ、子どもたちのダンス大会などが催されていたり、11時過ぎになると若い人向けのクラブになるなんていうホテルもあり、夜も楽しみがいっぱいです。
また1週間同じホテルに泊まっていると、他の泊り客と知り合いになったりして、おしゃべりしたりするのもセッティマーナビアンカの醍醐味と言っても良いかもしれません。
スキーをしないからといって、楽しめないなんてことはないのがセッティマーナビアンカです。
子どもたちが遊べるプレイルーム完備のミニクラブが秀逸!
子供連れでスキーというと、子供が飽きやしないかなんて心配がありますが、ホテルによっては子供の世話をしてくれるアニマトーレ付きのミニクラブがあるので安心です。
このアニマトーレというのは、ベビーシッターであり、子供を飽きさせない子供担当のスタッフのことです。
ホテルには映画用の部屋やプレイルームなどが完備のところもあり、スキーに飽きたらホテルのアニマトーレに子供を預けて、大人だけでスキーをすることもできます。
特に、子供が小さい場合は、このミニクラブがあるかどうかでバカンスの良し悪しが決まるので、スキーをしたいという親はミニクラブありかどうかが、ホテル選びのカギになります。
ミニクラブへの参加可能年齢はホテルによりますが、多くは3歳ぐらいから14歳ぐらいまでなら誰でも参加できます。
他の子どもたちと友達になれ、子供同士一緒に遊べるので、子どもたちにも大人気です。
子供たちは、希望すればランチや夕食もアニマトーレや他の子供と一緒にとれます。
子供同士楽しく、親は2人だけでロマンチックな食事をとることができて、一石二鳥というというのがイタリア流です。
スキーだけじゃない地方色あふれるおいしい食事も楽しみ
おいしい食事とワインも、忘れてはならないファミリースキーの魅力の1つです。
イタリアは食の国とも言われるだけあって、それぞれ地方色が豊かな美味しい郷土料理が楽しめます。
スキー場の美味しいものというと、サラミや生ハム類、濃厚なチーズ、そして脂肪が少なくヘルシーな鹿やイノシシの煮込み料理などがあります。
また、北イタリアはバターや生クリームを使うこってり目の料理、スイスとオーストリアと接しているトレンティーノはドイツ風の料理が有名というように、同じイタリアでも一味違ったイタリア料理に出会えるかもしれません。