標高が高いキャンプ場で注意したいポイント
標高が高いキャンプ場では、注意すべきポイントがあります。おもな注意点を2つ紹介しますので、出発前にチェックしておきましょう。
寒さ対策をする
標高が高いと、日中は暑くても、夜は想像以上に冷えます。夜間の寒さに対応できるよう、日中でも軽く羽織れる服があるとよいでしょう。天気予報では、最低気温をチェックして、寒さに備えるのがポイントです。
テントの結露対策をする
昼夜の気温差が大きいことから、テントが結露しやすくなります。濡らしたくないものは、外に出したままにせず、夜間はテント内や車内に入れておきましょう。
スマホやタブレットなどの電子機器は、濡れると故障する可能性があるため、とくに注意が必要です。
こちらの記事は、秋冬キャンプ向けですが、標高が高いキャンプ場の結露対策に役立ちますので、あわせてご覧ください。
秋冬キャンプのテント結露対策グッズを紹介
東北エリア|標高が高いおすすめキャンプ場5選
東北エリアで標高が高いキャンプ場を、5つピックアップしました。豊富なアクティビティが楽しめたり、近くに温泉があったりと、さまざまなキャンプ場がありますので、ぜひ参考にしてください。
①十和田八幡平国立公園 酸ヶ湯キャンプ場|青森県
標高約900mに位置する、八甲田山に囲まれたキャンプ場。サイトは、オートサイト・芝生サイト(フリーサイト)・区画サイトの3つから選べます。オートサイトと区画サイトには、電源が完備されており、スマホの充電にも重宝するでしょう。
また、酸ヶ湯キャンプ場から5分ほど歩くと、江戸時代からの湯治場として親しまれている酸ヶ湯温泉があります。キャンプ場の利用者なら、管理棟でお得な入浴券を購入できるのがうれしいポイント。温泉に入って冷えた体を温めれば、ぐっすりと眠れるでしょう。
標高 | 約900m |
住所 | 青森県青森市南荒川山地内 |
電話番号 | 017-738-6566 |
公式サイト | 十和田八幡平国立公園 酸ヶ湯キャンプ場 |
②休暇村 岩手網張温泉キャンプ場|岩手県
標高約770mの国立公園内にあるのが、岩手網張温泉キャンプ場です。標高が高いため、空気が澄んでいて、夜には満天の星を望めることも。7月中旬ごろになると、ホタル鑑賞ができるのも魅力です。
また、バードウォッチングや植物観察、森林浴など、たっぷりと自然を堪能できる遊歩道も見逃せません。1日中遊んだあとは、キャンプ場から徒歩3分ほどのところにある網張温泉(有料)で、疲れた体を癒しましょう。
なお、キャンプサイトは、大きくわけて林間サイトと芝生サイトの2種類。さらに林間サイトには3タイプあり、電源付きや車が横付けできるサイトなど、さまざまな種類があります。人数やキャンプスタイルにあわせて、チョイスしてください。
標高 | 約770m |
住所 | 岩手郡雫石町網張温泉 |
電話番号 | 019-693-2211 |
公式サイト | 休暇村 岩手網張温泉キャンプ場 |
③妖精の森キャンプ場|秋田県

出典:妖精の森キャンプ場
妖精の森キャンプ場は、世界遺産「白神山地」を望めるのが特徴。標高750mほどに位置しているため、日中でも比較的涼しいところがポイントです。また、天候がよければ、夜には天の川が見られて、幻想的なひとときを過ごせるでしょう。
キャンプ場は全面芝生のサイトで、雨の日に便利な、屋根付きのバーベキューハウスも完備。周辺には、フィールドアスレチックやテニスコート、人工芝すべり台など、子どもが喜びそうなアクティビティが豊富なので、ファミリーキャンプにぴったりの施設です。
標高 | 約750m |
住所 | 秋田県北秋田市森吉森吉高原 |
電話番号 | 0186-76-2107 |
公式サイト | 妖精の森キャンプ場 |
④月山・弓張平オートキャンプ場|山形県
レクリエーション施設「弓張平公園」のなかにあるキャンプ場です。広々とした園内には、テニスコートやパターゴルフ場があり、1日中、飽きることがありません。
また、月山山麓の丘陵地にあり、高原特有の立地を活かしているため、、豊かな自然を満喫できるのも魅力です。
サイトはオートサイトとフリーサイトの2種類で、コテージも5棟あります。炊事場と洗面所だけでなく、シャワーやコインランドリーもあるので、連泊にも向いているでしょう。
標高 | 約643m |
住所 | 山形県西村山郡西川町志津172-1 |
電話番号 | 0237-75-2003 |
公式サイト | 月山・弓張平オートキャンプ場 |
⑤ふくしま県民の森 フォレストパークあだたら|福島県
森林との共生をコンセプトにした、標高およそ600mに位置する、福島県の施設。サイトのバリエーションが豊富で、常設トレーラーに泊まれるサイトや、キャンピングカー対応サイトなど、合計5タイプのサイトが用意されています。
フリーサイト以外は、すべて車の横付けが可能なので、荷物の搬入・撤収がスムーズです。また、敷地内にある日帰り温泉では、自然を眺めながら、癒しの時間に浸れるのがうれしいところ。
なお、森林学習エリアでは、周辺に生息している動物や植物に関する展示が、無料で見学できます。キャンプのついでに立ち寄って、貴重な体験をするのもよいでしょう。
標高 | 約600m |
住所 | 福島県安達郡大玉村玉井字長久保68 |
電話番号 | 0243-48-2040 |
公式サイト | ふくしま県民の森 フォレストパークあだたら |
※この記事の情報は2023年8月時点のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。
今回は、東北エリアの標高が高いキャンプ場を5つ紹介しました。汗ばむ季節には、標高が高いところにある施設がおすすめです。平地より気温が低く、湿気も少ないので、比較的過ごしやすいでしょう。また、空気が澄んでおり、夜には満天の星を満喫できるスポットも。ただし、昼と夜の寒暖差や、テントの結露には注意してください。この記事を参考に、キャンプを快適に楽しみましょう。