暑いシーズンでも涼しく過ごせるのが、標高が高いキャンプ場の魅力。また、天体観測や登山などが楽しめるでしょう。今回は、関東エリアの標高が高いキャンプ場を紹介します。標高が高いキャンプ場での宿泊を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
標高が高いキャンプ場の魅力とは?
標高が高いキャンプ場の魅力は、主に4点あります。それぞれの魅力を詳しく知り、標高が高いキャンプ場でのキャンプを検討してください。
①涼しく過ごせる
標高が高いキャンプ場は、平地よりも気温が低い傾向があるので、涼しく過ごしやすい点が魅力です。標高が100m高くなるにつれ、気温は約0.6℃下がるといわれているため、暑い時期でも涼しく過ごせるでしょう。
たとえば、標高が1,000mの場合、平地よりも6℃ほど低くなるので、暑い時期の避暑地としてぴったりです。なお、日中は涼しい反面、朝や夜は冷え込みやすいため、服装や装備に注意しましょう。
関東エリアで涼しく過ごせるキャンプ場を探している人は、こちらの記事もあわせて確認してください。
【2022年版】関東の夏でも涼しく過ごせるキャンプ場
②虫を気にせず過ごせる
標高が高いキャンプ場は、蚊やアブ、ブヨなどの虫が比較的少ない傾向があるため、平地よりも快適に過ごしやすいでしょう。
しかし、虫がまったくいないわけではないので、虫刺され対策が必要です。虫刺され対策をしっかり行いたい人は、虫よけアイテムを紹介している、こちらの記事を参考にしてください。
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③星空がきれいに見える
平地ではなかなか見られない壮大な夜空を眺められるのが、標高が高いキャンプ場の魅力のひとつです。標高が高くなるにつれて、空気中に散乱する粒子が減ります。そのため、空の透明度が増し、きれいな夜空を観賞できるといわれています。
さらに、街の明かりが届きにくい開けた場所が多いので、平地では見えない数多くの星々をはっきりと眺められるでしょう。
④ハイキングや登山を楽しめる
キャンプをするだけでなく、ハイキングや登山なども楽しめる点が魅力です。標高が高いキャンプ場は、山の中腹に位置している場合や、登山口に隣接している場合があります。テントを設営したあとに、気軽にハイキングなどに出かけてみるのがおすすめです。
また、本格的な登山を楽しみたい人は、登山口付近にあるキャンプ場をチェック。キャンプ場をベースとして近隣の山々にアタックできるため、荷物を最小限におさえられるでしょう。
関東エリアの標高が高いおすすめキャンプ場4選
都心部からアクセスしやすい、関東エリアのキャンプ場を紹介します。特有の観光スポットがあるキャンプ場や、ピザ作りやカヤックなどのアクティビティを楽しめるキャンプ場をピックアップしたので、チェックしてください。
①【群馬県】カンパーニャ嬬恋キャンプ場
群馬県吾妻郡の標高1,300mに位置する、無印良品が運営するキャンプ場です。約25万平方メートルの広大な敷地には、オートキャンプエリアが広がっています。
オートキャンプエリアは、区画サイトのほか、期間限定のフリーサイトやドッグランキャンプサイトがある点が魅力。周囲との密を避けてゆったりと過ごしたり、ペットと一緒の時間を楽しめたりするでしょう。
また、アウトドア教室が開催されており、親子カヤックや石窯ピザ作り、アイスクリーム作りなど、30種類以上のアクティビティが体験できます。子どもはもちろん、大人も楽しめるので、ぜひチェックしてほしいキャンプ場です。
なお、自然の地形をそのまま活かしており、風の影響を受けやすいエリアがあるため注意しましょう。標高が高いキャンプ場での宿泊がはじめての人は、宿泊施設である「無印良品の小屋」や、「家具の家」を検討してください。
エリア | 群馬県 |
標高 | 1,300m |
住所 | 群馬県吾妻郡嬬恋村干俣バラギ高原 |
電話番号 | - |
公式サイト | カンパーニャ嬬恋キャンプ場 |
②【栃木県】メープル那須高原キャンプグランド
那須高原の、標高600mに位置するキャンプ場です。このキャンプ場の魅力は、数多くのイベントを開催している点。ピザ作り体験・スモークベーコン作り・ビンゴ大会・メープル教室・ニジマスつかみどり大会など、期間別にさまざまなイベントが楽しめます。
また、ログコテージやキャビンは設備が充実しており、天候に左右されない点が魅力です。炊事場・トイレ・お風呂などの施設は、広くて清潔なので、快適に過ごせるでしょう。
メープル池・釣り堀・芝生ひろば・ターザンロープ・ちゃぷちゃぷ池ガチャポンプなど、一日では遊び尽くせないほど遊び場が充実しているため、とくにファミリーにおすすめのキャンプ場です。
エリア | 栃木県 |
標高 | 600m |
住所 | 栃木県那須郡那須町高久乙2333-130 |
電話番号 | 0287-78-8101 |
公式サイト | メープル那須高原キャンプグランド |
③【茨城県】筑波高原キャンプ場
日本百名山のひとつである筑波山の中腹、標高500mに位置するキャンプ場です。場内には登山道があり、1時間ほどで山頂へ着くため、気軽にハイキングを楽しめるのが魅力でしょう。
豊かな自然のなかには、約130種の野鳥が生息。さらに、カタクリなどの多様な草花が咲くため、春から秋にかけて観察を楽しめます。また、近くを流れる沢には、多くの小動物がやってきます。
夜には、きれいな街の夜景と満天の星を同時に観賞できるでしょう。関東平野を一望できる抜群のロケーションは、非日常を感じられます。
一度に受け付けているのは15組のみのため、落ち着いた雰囲気でキャンプを楽しみたい人は狙い目です。
エリア | 茨城県 |
標高 | 500m |
住所 | 茨城県桜川市真壁町羽鳥土俵場国有林 |
電話番号 | 0296-55-1159 |
公式サイト | 筑波高原キャンプ場 |
④【神奈川県】FunSpace芦ノ湖キャンプ村レイクサイドヴィラ
富士箱根伊豆国立公園内の、標高730mに位置するキャンプ場です。テントキャンプサイト以外にも、設備が充実している貸別荘タイプのケビンがあるため、キャンプ初心者が過ごしやすいでしょう。
約2万坪の広大な敷地には、オートキャンプサイト・テントキャンプサイト・コテージがあり、目的やシーンに合わせて利用できます。また、場内には、大きな共同浴場やテントサウナがあるので、心身ともにリラックスできるでしょう。
エリア | 神奈川県 |
標高 | 730m |
住所 | 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根164 |
電話番号 | 0460-84-8279 |
公式サイト | FunSpace芦ノ湖キャンプ村レイクサイドヴィラ |
この記事の情報は、2023年7月時点のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。