サロモンの歴史
サロモンのはじまりは1947年。フランスの小さな街で、スキーエッジを製造しました。その後、1972年にはスキーのビンディングで世界から注目を集めるトップブランドに。さらに、スキー板やブーツも手がけ、成長を続けてきました。
1997年、創業から50年の節目の年にスノーボードに参入します。スキーで培ったノウハウを活かし、独自のテクノロジーで一躍人気ブランドになります。優れた品質とたしかな技術で、今なお進化を続けるブランドです。
サロモンのスノーボード2023モデル紹介:エントリー向け
スノーボード初心者は、やわらかめの板を選ぶとよいでしょう。安定感があり、コントロールしやすいのが特徴です。また、形状はディレクショナルツイン(板の先端の方が長くなる形状)がおすすめ。重心が安定し、前進しやすく作られています。
FRONTIER
板の形状はFlat Out Camberです。これは、板を横から見たときの反りの種類のこと。初心者に扱いやすい構造です。
ターンをするときや止まるときにありがちな、意図しないエッジの効き、いわゆる「逆エッジ」が起きにくく、ボードの操作性がよいのでおすすめです。しなやかな板で、安定感が抜群。これからスノーボードを始めようという方におすすめです。
PULSE
板の形状は同じくFlat Out Camberを採用。板の反りがフラットで、体重が均一にかかります。滑走時にバタつくなどのクセがなく、安定感のあるボードです。
自然と進行方向に向きやすい構造で、スピードをあげてもパワーの伝達がスムーズ。上達してからも長く使えます。
サロモンのスノーボード2023モデル紹介:オールラウンド向け
中級者になると、グラトリ(グラウンド・トリック)やカービングターン、非圧雪などに挑戦してみたくなるものですよね。スノーボード一本で、満足の滑りが実現できるのがオールラウンドのモデルです。
サロモン独自のCross Profile(ハイブリッドキャンバー)と呼ばれる技術で、反発力と安定感を同時に得られます。ノーズとテールは反りの大きいロッカー構造で、足元はキャンバーを採用しています。
ASSASSIN
サロモンでも大人気のアサシン。人気の秘訣は抜群の安定感と操作性です。形状はRock Out Camberを採用しています。
足の下だけをピンポイントでキャンバー構造にすることで安定感のあるトリックが可能。ノーズとテールはロッカー構造で、高速滑走にも耐えられます。安定感と操作性のよさから、なんでもこなせる汎用性の高いボードです。
Sight
形状はCross Profileというサロモン独自の技術が用いられています。いわゆるハイブリッドキャンバーで安定性と取り回しのよさが特徴です。
パウダーでも浮力を感じ、キレのよいターンが可能。中級者になり、やりたいことが増えた方に最適です。リーズナブルな価格帯で、長く愛用できるのもおすすめのポイント。
サロモンのスノーボード2023モデル紹介:グラトリ向け
平らなバーンでスピンをしたり、先端を浮かせたりするトリックのことをグラトリといいます。おすすめの板の形状は、ツインチップ。ノーズとテールが同じ長さ・形になっている板を選ぶとよいでしょう。
スイッチで滑る機会が多いので、重心が中心にあることが重要です。また、軽いと回転しやすいので、いつもより短めを選んでもよいでしょう。
Huck Knife
形状はQuad Camberを採用しています。通常のキャンバー構造よりも活動域が広く、機動性がよいのが特徴。しなやかな板で浮かせやすいので、スピンやジャンプもこなせます。軽快な滑りをしたい方におすすめのスノーボードです。
ABSTRACT
軽めで安定性のあるボードです。板の形状はRock Out Cambeで反発があり、トリックのきっかけがつかみやすいのが特徴。中心はしなりがよく、コントロールしやすい板です。これからパークやグラトリにチャレンジしたい方におすすめ。
サロモンのスノーボード2023モデル紹介:カービング向け
スピードに乗った滑走を楽しむカービング。スピードを重視する方には硬めの板がおすすめです。カービング向けの板は、安定感が増し、高速な滑走でも疾走感を楽しめる作りになっています。板がしなって減速することがなく、連続ターンが可能。
有効エッジ(板と雪が接しているエッジの長さ)は、長いものを選ぶとよいでしょう。雪をつかむ接面が長いと、キレのよいターンを楽しめます。
XLT
硬めの板で、反発性をしっかりと感じます。スピーディーな滑りを楽しみたい方におすすめです。
サロモン独自の特許技術 C/FXを採用しています。C/FXとは、2種類の天然繊維であるフラックスとカーボンを素材にした技術のこと。これにより、軽量でありながらもスピードの衝撃吸収の性能を効果的にあげることができました。
SUPER 8 PRO
反発力があり、キレのよいターンができるスノーボードです。形状はBackseat Camberを採用しています。
後ろ足部分だけをキャンバー構造にし、エッジの切り返しをスムーズに仕立てています。これにより、安定感のある連続ターンが可能に。どんな地形でもスピードを楽しめる俊敏性とパワーを兼ね備えたスノーボードで、疾走感のある滑りを楽しめます。
サロモンのスノーボード2023モデル紹介:パウダー向け
ふかふかの新雪、非圧雪の地形を楽しみたい方は専用の板がおすすめです。パウダー専用の板は雪に埋もれない工夫がつまっています。一度乗るとその浮力に驚いてしまうほど。
形状は先端がせり立つロッカー構造で、今までに得られなかった浮力を感じられます。セットバックと呼ばれる、ビンディングをやや後方にするスタンスで、重心をテール側にし、疾走感が得られます。
HPS WOLLE NYVELT FISH
パウダーのために開発されたモデルです。先端のノーズが大型のロッカー構造になっているため、抜群の浮力を感じられます。
テール側が次第に細くなっていく形状で、深雪でも後方がさばきやすいのも魅力です。非圧雪でも安定したターンがしやすいので、軽快な乗り心地を楽しめます。
公式サイト:HPS WOLLE NYVELT FISH
HPS – TAKAHARU NAKAI
プロのスノーボーダー、中井孝治氏のプロデュースモデルです。形状はPowder Camberと呼ばれる構造。ビンディングをテール寄りにずらすことでノーズが埋もれにくい構造になっています。
こちらも大型ロッカー形状で浮力を感じられます。スムーズで爽快感がありながらも、安定感を追求したモデル。パウダーに挑戦したい方におすすめです。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。