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グラトリにはさまざまな種類がありますので、自分の滑り方やスタイルに合わせてグラトリ用の板を選ぶことが大切です。そこで今回は形状や長さなどの知っておきたいポイント、またおすすめの板の選び方を男女別にご紹介していきます。

グラトリ初心者のための板の選び方

グラトリ スノーボード(スノボ)板

どんなスタイルで滑るのか決める

グラトリ(グラウンド・トリック)には下記のような種類がありますので、自分がさきざき、どのようなスタイルで滑るかによって板を選ぶのが良いでしょう。

    1. プレス系・バター系
      進行方向に対しボードを横にしつつ、ノーズもしくはテール側に加重を掛けて(プレスをして)滑っていくトリックです。このトリックを中心に滑りたい方はソフトフレックスの板がおすすめです。
    2. 跳び系・高回転系
      板をしならせて反動で跳び上がるトリック、また跳んだ後に空中で板を回転させる系統のトリックです。板をしならせやすいソフトフレックスか、反発力でより高く跳びたい場合には、少し硬めのミドルフレックスの板も良いでしょう。
    3. オールラウンド系
      上記2つのプレス系、跳び系の両方のトリックを行う場合です。こちらもソフト~ミドルフレックスの板を中心に選ぶと良いでしょう。

形状や長さ、硬さを確認する

形状:基本的にはレギュラー、グーフィーどちらのスタンスでも滑りやすいよう、前後の形状が同じであるツインチップの形状のボードがおすすめです。また、反りの形状に関しては下記の様なものがあります。

a.ロッカー

U字型の反り方で逆エッジが起きにくいです。そのためスピン系のトリックが行いやすいです。しかしながら、高速での不安定さや跳び系のトリックで高さを出しにくい面もあります。

b.キャンバー

センター部分が浮いた形状のボードで、跳び系のトリックで高さを出しやすく、高速でも安定したグリップ力があります。ただし、その分正確に扱えないと逆エッジが起きてしまうという面があります。

c.ダブルキャンバー

キャンバーと同じくセンター部分が浮いており、外側はロッカーのような形状です。両方のメリットがありますが、その分得られるメリットも少ないという面があります。

上記のようにどの形状にもメリット・デメリットがあるため、自分の挑戦したいグラトリに合わせて板を選ぶと良いでしょう。

長さ:大体身長から15cm~20cmマイナスした長さが良いです。回転系をメインで行いたい場合は少し短いものがおすすめです。

硬さ:初心者はソフトフレックス、中・上級以上を目指すのであればミドルフレックスがおすすめです。基本的に板は柔らかい方がプレスもしやすく、板のコントロールを覚えやすいです。

より反発させて高く跳びたい場合には硬めが良いでしょう。

 

店員さんに聞いたり実際に試乗・レンタルもしてみましょう!

グラトリ スノーボード(スノボ)板

ある程度の目指したい滑り方やスタイル、欲しいボードの見当をつけたら、下記の様なことを試してみるのもおすすめです。

  • 自分がやりたい技、スタイルを決めて店員さんに聞く
    滑っている回数が圧倒的に多いショップ店員さんに聞いてみるのも良いです。お目当ての板について質問しアドバイスをもらいましょう。
  • スノーボード板の試乗会に参加してみる
    実際に気になるモデルに乗ってみることで有力な情報を得られます。目的としているボードでなくても、形状や硬さなどが近いものに乗ることで、ある程度のイメージもつかめ、また色々なボードを試せるメリットもあるでしょう。
  •  レンタル交換自由のブランドバイキングを利用する
    ショッピング感覚で楽しめる、レンタル交換自由の「ブランドバイキング」というサービスを利用する手もあります。こちらも試乗会感覚で乗り換え自由、何度でも交換が可能となりますので、ぜひ試してみてください。

グラトリ初心者におすすめの板 男女別 10選

グラトリ スノーボード(スノボ)板

ボードの選び方について大体解説しましたので、続いてグラトリ初心者におすすめのボードについて男女別にご紹介していきましょう。

男性向けグラトリ用おすすめ板

安くてコストパフォーマンスの良い板「FNTC FNTC-TNT R FTWO」

初心者でも簡単に反発させることができる操作性の容易さや、プレス系、オーリーやノーリーといった跳び系のトリックも安定的に行うことができます。

またダブルキャンバータイプですので、逆エッジになるリスクも軽減されています。そして何より安いので、コストパフォーマンスで見てもおすすめです。

プレス系重視の板「YONEX GROWENT」「YONEX GROWENT

非常にしなりやすいソフトなフレックスが特徴的で、プレス系のような加重を掛けるトリックには特に向いている板になります。

また、従来パワーロスがあったカーボンを改良し、新しく配置構造を変えたX MORE POP TIPカーボンの採用により反発効果もありますので、低速での跳び系トリックも十分可能な板になります。

跳び系重視の板「RICE28 RT9」

フレックスが少し硬めで高反発なモデルになります。どちらかというと中・上級者向けの板の構造ですが、力を加えればその分しっかりと反発しますので、オーリーやノーリーで高さを出したいという方にはおすすめになります。

また、中高速でのスピードの安定感もありますので、カービングなどにもチャレンジしたい方にはおすすめです。

オールラウンド系の板「FNTC SoT」FNTC SoT」

ノーズとテール部分にある超軽量のハニカムコアと呼ばれる芯材の効果により、高い反発力を得られるとともに、しっかりとしならせることもできるモデルです。

またターン性能も高いためカービングなどの技術を高めたい場合にも有効です。跳び系、プレス系を両方ともこなしたいオールラウンダーな方には丁度良いでしょう。

中・上級も視野に入れたい人向けの板「NOVEMBER D4」

フレックスもソフトで特に足元の細かな操作性に優れたモデルになります。グラスファイバーを使用し、ボードの上面と下面で異なる弾性にすることで、高反発ながらもソフトなフレックスという性質を持っています。

より高難度・高回転なトリックにチャレンジしたい方には最適なモデルとなります。

女性向けグラトリ用おすすめ板

安くてコストパフォーマンスの良い板 「SALOMON LOTUS(ロータス)」

ツインチップと同じ形状でありながら、ディレクショナルのように重心がやや後ろになる「ディレクショナルツイン」の板になります。

滑走時の安定性も高く、操作性も良いためグラトリ初心者にはおすすめです。値段も比較的安いのでコストパフォーマンスは良いでしょう。

サロモン ロータスリミテッド
サロモン ロータスリミテッド

プレス系重視の板「MOSS Fifty-fifty」

MOSSのモデルの中でもかなりソフトなフレックスのタイプになります。

また、逆エッジがしにくいタイプですので、プレス系のトリックが非常に行いやすいです。

ダブルキャンバーの形状であることからある程度の反発力もありつつ、グリップ力もありますのでオールラウンダーにはおすすめです。

跳び系重視の板「RICE28 LIBRE」

ライス28がレディース専用に開発したモデルになります。

筋力の少ない女性でも扱いやすく設計されており、軽量さや操作性はもちろん、ボードのセンター部分とノーズ及びテールのフレックスを変えることで弾きやすさもあります。女性でもオーリーで高く跳びたい!という方にはおすすめのモデルになります。

オールラウンド系の板「NOVEMBER DESIRE」

足回りのフレックスを柔らかくしており、またノーズとテール部分には反発力に優れたカーボンを使用することで、高回転なトリックも可能にしたハイエンドモデルです。

操作性や取り回しの良さもありますので扱いやすく、グリップ力もあります。しならせやすいですのでプレス系、跳び系ともにオールラウンドに使える板になります。

ノーベンバー DESIRE
ノーベンバー DESIRE

中・上級も視野に入れたい人向けの板「011 ARTISTIC DOUBLE FLY」

サーフボードにも使用されている芯材を用いることで、より女性が扱いやすく操作性能を向上させた011のハイグレードモデルになります。

また、グラス繊維を取り入れることで強度や反発性も高め、形状もオーリーやスピンが行いやすいように工夫されています。より高難度なトリックに挑戦したい方向けと言えるモデルになります。

011artistic double fly
011artistic double fly

 

今回は板のみの解説でしたが、合わせてブーツやビンディングとの相性もしっかりと考えていく必要がありますので、自身にあったスタイルや滑り方を見極めて理想のボード・ギアを見つけましょう!

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。