焚き火は薪の組み方で変わる
焚き火は薪の組み方で燃え方が変わります。並べ方や配置を意識することで、高火力になったり火柱が立ちやすくなったりします。
組み方によっては、調理や焚き火がしやすくなり、キャンプの雰囲気も高めてくれるので覚えておくようにしましょう。
焚き火につかえる薪の組み方5選
焚き火につかえる薪の組み方を5つ紹介します。キャンプ初心者の方は、確認しておくようにしましょう。
薪の組み方① 並列型
並列型は1番下にベースとなる薪を設置して、その上に薪を並列に重ねる組み方です。誰でも簡単に組みやすい方法となっています。
火力が安定しやすいので調理向きの組み方で、ベースの木から離せば低温でじっくり火を通せます。
火柱があまり高くなく、高温になりにくいため調理がしやすいのも並列型のメリットです。
薪の組み方② 井桁型
井桁型は「井」の字に組み立てる方法です。1番下に2本の薪を並べて、その上に2本の薪を交差するように組み上げていくので、自分の好きな高さまで並べていくとよいでしょう。
上昇気流が発生しやすくなっているため火起こしも簡単です。さらに、火力が強くて寒いときに暖を取れます。
しかし、火力が強くて燃えやすいためすぐに薪が灰になってしまいます。薪を継ぎ足しながら焚き火を楽しんでみてください。
薪の組み方③ ティピー型
ティピー型は、薪を円錐型に配置する組み方です。北アメリカに存在するティピーテントをイメージした組み方となっています。
下に火をつけると徐々に燃え広がり上の部分に炎が出てくるので、高い位置に炎があり焚き火の雰囲気を満喫できる組み方です。
燃え広がるにつれて崩れやすくなるため、薪が落ちないように気をつけましょう。
薪の組み方④ インディアン型
インディアン型は、6本の薪を中央に集めるようにして並べる組み方です。傘が開いたときの骨組みのような形になっています。
真ん中に火をつけると小さく燃えていきます。弱火で長時間燃え続けるため、肉や野菜の芯まで火を通す煮込み料理など、じっくり調理したいときにおすすめです。
インディアン型は場所を取るので、焚き火台からはみ出してしまう場合があります。大きめの焚き火台を用意して組むようにしましょう。
薪の組み方⑤ ロングファイヤー型
ロングファイヤー型は、丸太をつかった組み方です。1番下に2本の薪を置いてその上に丸太を交差するように配置します。最後に丸太の間に薪を置いて完成です。
丸太が熱を逃がさないので、火力を維持してくれます。焚き火で調理ができたり、暖まることができる組み方です。
燃焼の効率がよくて薪が燃え尽きやすいため、様子をみながら薪を追加するようにしましょう。
初心者におすすめの薪の組み方
初心者におすすめの薪の組み方は、並列型と井桁型です。シンプルかつ火力が調整しやすいので、どちらも初心者向け組み方となっています。
2パターンの組み方をマスターすれば、調理や焚き火を快適に楽しめます。上記で紹介した組み方を参考に、キャンプで実践してみてください!
また、こちらの記事では薪の組み方含め、キャンプにおすすめの薪の種類を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
おすすめ焚き火グッズを紹介
おすすめの焚き火グッズを4つ紹介します。快適に焚き火を楽しみたい方は、参考にしてみてください。
ソルスティックカン|ファイヤーライターズ
ファイヤーライターズはマッチと着火剤が合わさったアイテムで、マッチのようにケースに擦れば着火します。
そのまま焚き火に放り込めば、着火剤として機能します。手間のかかる着火を簡単にしてくれる商品です。
キャプテンスタッグ|レザーグローブ
全面が皮でつくられているレザーグローブ。熱を通しにくいので、火傷せずに薪を追加したり組んだりできます。
高温になるスキレットや、ダッチオーブンを持つときにもつかえる手袋です。ひとつ持っておくとあらゆる面で活躍してくれるでしょう。
STC|ピコグリル
ピコグリルは、コンパクトで扱いやすい焚き火台です。軽量性も備わっているので持ち運びやすくなっています。
焚き火をすると下に空いたスペースと穴が上昇気流を生み出すため、火起こしや火力が安定しやすい設計になっています。ピコグリルは焚き火の快適さを追求した、魅力的なアイテムといえるでしょう。
スノーピーク|焚き火台
シンプルなデザインが特徴的なスノーピークの焚き火台。逆四角錐形状になっていて開くだけで設営が完了します。つかいたいときにすぐに出せてさらにすぐに収納できる焚き火台で、面倒な準備や後片付けを快適にしてくれます。
また、強靭なステンレス素材をつかっているので耐久性も申し分ありません。長く愛用できる焚き火台となっています。
焚き火の注意点を紹介
焚き火をする際は、火事に注意するようにしましょう。周りに燃え移るものがないかチェックして、風が弱いときにおこなうようにしてください。そして焚き火のあとは、必ず消火するようにしましょう。
火傷にも注意しないといけません。火の粉が飛んできても火傷をしないように、適度に距離を保ちながら焚き火を楽しんでください。
また、テントから離れた場所で焚き火をすることも大切なポイントです。テントに穴が空いたり、燃えたりする可能性を減らせます。
これらの注意点を守りながら焚き火を行うようにしましょう。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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