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北アルプスは登山初心者の憧れの山でもあり、何度か訪れているベテラン登山者をも魅了してしまう山でもあります。今回は、初心者~上級者まで今の自分のレベルに合わせて登ることができる北アルプスの山々と縦走コースを紹介していきます。夏の北アルプスへぜひ足を運んでみましょう。

はじめての北アルプス【入門編】

夏山 北アルプス

①唐松岳(からまつだけ):標高2,696m

北アルプス入門者におすすめの唐松岳は、リフトやゴンドラを乗り継いで一気に山頂まで登頂できるのがうれしいところ。山頂までの標高差がそれほどなく安心して挑戦できて、360度の眺望が楽しめる人気の山です。

おすすめコースと所要時間

おすすめコース 八方池山荘~八方尾根~唐松岳頂上山荘~唐松岳
登り所要時間 約4時間前後

②燕岳(つばくろだけ):標高2,763m

花崗岩の風化でできた”自然のアート”ともいえる岩の数々と、高山植物コマクサの群生が特徴の山。
山小屋人気ランキング第1位の燕山荘もある燕岳は、一度は訪れてみたい山です。

おすすめコースと所要時間

おすすめコース 中房温泉~合戦尾根~燕山荘~燕岳
登り所要時間 約4時間30分前後

 

慣れてきたころの北アルプス【中級編】

夏山 北アルプス

③白馬岳(白馬岳):標高2,932m

日本最大の大雪渓を見ることができる白馬岳は、暑さを忘れたい夏山登山にはおすすめです。

高山植物が美しいことでも知られているので、雪渓とお花の両方を愛でられます。標高の高い場所でしか味わえない特別なお花見ができます。

おすすめコースと所要時間

おすすめコース 栂池ヒュッテ~大池山荘~小蓮華山(大日岳)~白馬山荘
登り所要時間 約6時間

④蝶ヶ岳(ちょうがだけ):標高2,677m

山頂からのダイナミックな「穂高連山」「槍ヶ岳」を間近に堪能できる圧巻の光景は感動です。

また、南アルプスや富士山を遠くに眺望できるので、蝶が岳の山頂は絶好の展望台スポットとしても人気の山となっています。

おすすめコースと所要時間

おすすめコース 上高地~長壁尾根~蝶ヶ岳
登り所要時間 約7時間

⑤立山(たてやま):標高3,015m

立山連峰の主峰で、雄山(おやま)、大汝山(おおなんじやま)、富士ノ折立(ふじのおりたて)の3つの山の総称です。

山頂からは360度の大展望と、夏でも残る雪渓が感動を盛り上げてくれます。山の景色と共に高山植物と天然記念物のライチョウ観察も堪能してみてください。

おすすめコースと所要時間

おすすめコース 室堂~雄山~大汝山~富士ノ折立~雷鳥平~室堂
※登山口起点(標高2,450m)の室堂まで、レトロなケーブルカーで急勾配な傾斜を乗車する時間も楽しめます
登り所要時間 約5時間30分

ベテランの北アルプス【上級編】

夏山 北アルプス

⑥槍ヶ岳(やりがたけ):標高3,180m

日本で5番目に高い山「槍ヶ岳」は、その名の通り天に槍をつくような姿をしています。北アルプスの象徴的な山です。

7月下旬~8月下旬に訪れると「ハクサンイチゲ」や「ミヤマリンドウ」など、ひたむきな姿で可憐に咲く高山植物を楽しめるでしょう。

おすすめコースと所要時間

おすすめコース 【1日目】上高地~横尾~槍沢ロッヂ
【2日目】槍沢ロッヂ~天狗原分岐~槍ヶ岳山荘~~槍ヶ岳
登り所要時間 【1日目】:約5時間
【2日目】:約5時間30分

⑦剱岳(つるぎだけ):標高2,999m

登山者の憧れの山「剱岳」は、日本アルプスの名前にふさわしい岩峰と雪渓が美しい山です。

“最も危険度の高い山”ともいわれる剱岳の登山ルート。山頂付近には、鋭い刀が連なっているような雄々しい光景が広がっています。一度は自分の目を通して間近で見てみたい山です。

おすすめコースと所要時間

おすすめコース 【1日目】室堂~別山乗越~剱沢小屋
【2日目】剱沢小屋~一服剱~前剱~平蔵のコル~剱岳
登り所要時間 【1日目】約4時間
【2日目】約4時間

 

北アルプス初心者~上級者におすすめの縦走コース

夏山 北アルプス

表銀座縦走コース(初心者)

北アルプスのなかでも人気の「表銀座縦走コース」
中房温泉を登山口に、燕岳~大天井岳~東鎌尾根~槍ヶ岳へと向かって歩くコースは、登山をする人なら誰もが憧れる稜線歩きを楽しめます。

天空へ向かって突き抜けるような槍ヶ岳山頂のシンボルを目指して歩く、少しハードでスリルのあるコース。縦走コース初心者でも無理なく絶景登山を楽しめるでしょう。

不安がある方は、かんたんな縦走コースで足慣らしと経験を積んでからチャレンジしましょう。不安が解消され、北アルプスの雄大な景色を堪能しながら、安全に余裕をもって楽しめるのでおすすめです。

●表銀座縦走コース日程の目安:3泊4日

裏銀座縦走コース(中級者)

人気のある表銀座縦走コースから変わって、登山者が少なく静かに縦走を楽しめるのが「裏銀座縦走コース」です。

表銀座縦走コースに比べると、全長も長くて烏帽子岳、野口五郎岳、水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳、双六岳などを経て槍ヶ岳へ。到達するまでにはハードな道のりをこなす健脚さが必要です。

●裏銀座縦走コース日程の目安:最低でも3泊4日

穂高連山周遊縦走コース(上級者)

上高地をたっぷりと堪能したい方向けの縦走コースは、穂高連山を周遊するコースがおすすめです。

日本で3番目の標高を誇る穂高岳。前穂高岳~奥穂高岳~北穂高岳~大キレットなど、難易度の高い山々の登山道を通過するため、「体力・技術・経験」が必要な山。

●穂高連山周遊縦走コース日程の目安:3泊以上は必要

登山者の憧れの”北アルプス”は一歩足を踏み入れると、まるで日本ではないような光景に目をくぎ付けにされてしまいます。崇高な風格をもつ山々に初心者~上級者までが惹きつけられてしまうのは無理もないですよね。そんな北アルプスの夏は短く、あっという間に過ぎ去ってしまいます。奇跡のような美しい季節の瞬間を感じる登山へ、ぜひ出かけてみましょう。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。