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夏キャンプ、暑くて大変な経験をした方も多いのではないでしょうか。しかし、子どもの夏休みやお盆休みなど長期休暇のある夏は、家族でキャンプに行く絶好のタイミングです。そこで今回は、東北の夏の気候と涼しいキャンプ場、夏キャンプのコツを紹介します。

東北地方の気候の違いについて

涼しいキャンプ場 東北

6つの県がある東北地方は太平洋高気圧の影響により、広く安定した晴天に恵まれることが多い地域。しかし、南北にそびえる奥羽山脈を境に、太平洋側と日本海側に若干の気候の違いがあります。

太平洋側は気温が上がりづらい

太平洋側は、夏でも日照時間が短く気温が上がりづらいことがあります。これは東シベリア付近で北へ蛇行する偏西風により、オホーツク高気圧から吹き出す冷たい風(やませ)の影響です。

ただし、オホーツク高気圧の発生頻度は毎年ことなるため、その時々で大きく変わります。オホーツク高気圧が頻繁に発生する年は、水稲の収穫量が少ないなどの冷害に見舞われることも少なくありません。

日本海側は気温が上がりやすい

東北地方の日本海側の夏の気候は、太平洋側に比べ晴天が続くことが多いです。気温も上がりやすく30度を超えることもまれにあります。

これは太平洋側で発生したやませが奥羽山脈を超えて下ることで、暖かく乾いた風となり日本海側の気温を上昇させるフェーン現象が起こるためです。

 

涼しいキャンプをするためのコツとは?

涼しいキャンプ場 東北

工夫してテント設営をしたり、暑さ対策グッズをうまく利用することで、夏でも涼しく快適にキャンプを楽しめます。

テントは木陰に設営する

まず、気を付けたいのがテントを設営する場所と時間です。なるべく木陰の多い場所を探し、太陽の動きを予測して日陰になるように設営しましょう。

炎天下でのテント設営は体力勝負。日が暮れ始める夕方頃から設営するとよいです。テントが高温になるのも防げます。

また、タープを建てる場合はテントよりも先に建てると、設営時の休憩場所にできますよ。

オープンタープの場合は、タープの下にテントを設営するのもおすすめ。フライシートをかぶせる必要がなくなるので、テントの通気性を確保できます。

暑さ対策グッズを利用する

キャンプでの暑さ対策には、冷感触感のタオルや首かけ扇風機、送風機付き衣服など、両手を使わず涼めるグッズが便利です。

また、保冷機能付きの水筒を持参するのもよいでしょう。現地の自動販売機などで飲み物を購入しても水筒に移せば、いつまでも冷たさを保てます。

東北エリアの涼しいキャンプ場おすすめ6選

涼しいキャンプ場 東北

涼しく過ごせる東北エリアのキャンプ場を紹介します。おすすめポイントが盛りだくさんのキャンプ場を選んだので、参考にしてください。

①種差キャンプ場(青森県)

涼しいキャンプ場 東北

青森県の八戸久慈自動車道種差海岸階上岳ICから10分、海沿いのキャンプ場です。全面芝のフリーサイトで、広い海を見渡せます。ウミネコの鳴き声と海風が心地よく、夏空の下、爽やかなキャンプを楽しめますよ。

歩ける距離に白浜海水浴場があるので、海遊びで涼むのもよいですね。木陰は少ないのでタープがあるとよいでしょう。

営業期間:4月~11月中旬

公式サイト:種差キャンプ場

②折爪岳オートキャンプ場(岩手県)

岩手県二戸市にある無料のキャンプ場です。折爪岳という山の頂上付近にあるキャンプ場のため、木陰も多く夏でも涼しく過ごせます。

しっかり区画整備がされているオートキャンプ場で、トイレも炊事場も驚くほどきれいに管理されており、無料とは信じられません。車で3分ほどの展望台では、運が良ければ雲海も見られます。

営業期間:5月中旬~10月末まで(積雪などにより変更となる場合があります)

公式サイト:折爪岳オートキャンプ場

③吹上高原キャンプ場(宮城県)

涼しいキャンプ場 東北

宮城県大崎市にある全面芝のフリーサイトキャンプ場です。高原のキャンプ場のため、夏でも涼しく過ごせます。車両の乗り入れもできるので、荷物の運搬に苦労することもありません。

大柴山~禿岳の連峰が見渡せる圧巻のロケーションも吹上キャンプ場の魅力。日帰り温泉施設「すぱ鬼首の湯」が隣接しており、内風呂だけでなく露天風呂も楽しめます。

営業期間:4月22日(土)~11月23日(木)

公式サイト:吹上高原キャンプ場

④とことん山キャンプ場(秋田県)

涼しいキャンプ場 東北

秋田県湯沢市にある通年営業のキャンプ場です。キャンプ道具やおもちゃなどのレンタル品、売店は充実の品ぞろえ。木陰になる林間サイトには、子どもが喜ぶターザンロープやブランコなどの遊具もあります。

キャンプ場内には24時間入り放題の天然露天風呂も!時間を気にせず無料で利用できるのは嬉しいですね。

営業期間:通年営業

公式サイト:とことん山キャンプ場

⑤白い森オートキャンプ場(山形県)

山形県西置賜郡の荒川源流域の川岸にあるキャンプ場です。サイトすぐそばを流れている荒川にはカジカなどの魚も生息しており、川遊びもできますよ。

電源サイトやグループで使える広いサイトもあるので、ファミリーキャンプだけでなくグループキャンプにもおすすめ。自然を満喫できる夏にぴったりのキャンプ場です。

営業期間:4月下旬~11月上旬(積雪の状況によって変動する場合があります)

公式サイト:白い森オートキャンプ場

⑥小野川湖畔の家キャンプ場(福島県)

涼しいキャンプ場 東北

福島県耶麻郡の小野川湖畔にあるキャンプ場です。あまり広いキャンプ場ではありませんが、テントサイトは広めに区画割りされているため、プライベート感を感じられます。

ハンモックやトランポリン、ブランコなどの遊具があり、カヤックやカヌーレンタルをして、小野川湖を楽しむこともできるので、子どもも飽きることなく楽しめるでしょう。

営業期間:GW~10月31日

公式サイト:小野川湖畔の家キャンプ場

※この記事の情報は内容が変更する場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPで確認してください。

じめじめした梅雨明けからはじめられる夏キャンプ。澄んだ青空のもと、家族で自然を満喫できるのは夏キャンプの醍醐味ではないでしょうか。テント設営や暑さ対策アイテムなど少しの工夫で、夏キャンプでも快適に過ごせるので、ぜひこの記事を参考に家族で夏キャンプを楽しんでください。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。