スノーボードウエアはスキーウエアとどう違う?
スノーボードにエッジガードは必要?
スキーは片足ずつ板を装着するうえ、ブーツがプラスティック製で硬いため、エッジとブーツが包丁とまな板のように作用してパンツの裾が切れやすく、エッジガードが必要です。
しかし、スノーボードは両足を板に固定するため、エッジガードはなくても大丈夫です。
ついていても差し障りはありませんが、スノーボードしかしない場合、エッジガード付きのパンツをわざわざ用意する必要はありません。
スノーボードは座ることが多い
スキーは板の装着、滑り出しや止まったときなど、立ちっぱなしですが、スノーボードは座ってすることが多いものです。
そのため、雪に直接触れる時間が多く、防水機能の高さが重要になります。さらに、子どもは停止するときにしりもちをつくことも多いので、ケツパッドがあると冷えや痛みを軽減できます。
ウエアの中にプロテクターを装着するために、余裕のあるゆったりしたウエアを選ぶことをおすすめします。
ルーズが主流?ウエアのシルエットの違い
スノーボードウエアはゆったりとしたルーズなデザインのものが多くなっています。
スノーボードはストックを持たない分、スキーと比較して上半身をより大きく動かします。そのため上半身の大きな動きを邪魔しないようなデザインで作られています。
とくに、子どもや初心者は転ぶ際にも上半身から雪面に飛び込むような形になることもあって、ウエアの中にプロテクターを装着する機会も多いもの。
プロテクターを中に着ることができるように、余裕のあるデザインで作られています。
転び方が違うからウエアの傷む場所も違う
スキーではあまり膝からスライドするような転び方はしませんが、スノーボードでは膝やお尻部分で雪面を擦るような転び方をすることもあります。
スノーボードのウエアはプロテクターを装着する事を想定して作られているため、薄手の生地を使用していることもありますが、傷みやすい膝やお尻の部分を補強してあるスノーボードウエアを選べば、子どももウエアのことを気にせずスノーボードに集中できます。
子ども向けスノーボードウエアを選ぶときのポイント
パンツのサイジングに注意
スキーと比較してスノーボードは座っている時間が長くなりがちで、お尻が冷えやすく、腰のところから雪が入ってくることもあります。
冷えてしまうのを避けるには、スノーボードウエアはつなぎやビブパンツ+ジャケットが向いています。
そういうとき、ケツパッドを履いた方が痛くなく、さらに暖かいのでおすすめですが、その分ゆとりのあるサイズ選びが重要です。
子どもは成長が著しいのでなるべく長いシーズン着用できるように大きいものを購入したくなりますが、大きすぎると今度は動きにくいというデメリットも。
とくにスノーボード用パンツのサイズ選びは重要になります。
スノーボードをする時の動きやすさ
子どもがスノーボードウエアを着用するときは動きやすさも重要です。サイズが大きすぎたり小さすぎたりして動きが制限されてしまい、疲労や転倒の原因になることもあります。
さらに暖かさを保つ機能があるウエアだからこそ、動いて汗をかくことでウエアの中が不快になる可能性があります。
子どもはとくに代謝がよく、少し動いただけでも汗を掻きがちですが、ウエアの中で汗をかくことで体が冷えてしまうのを防ぐためにも、湿気を逃がす透湿性の高さもスノーボードウエアを選ぶ基準にしたいポイントです。
スノーボーダーらしいデザイン
オリンピックなどで日本人選手が活躍したこともあり、メディアでも有名なスノーボーダーが取り上げられる機会も多くなりました。
子どもにとって、スタイリッシュに雪上でボードを操る選手の姿をみて、やってみたい!とか、もっと上手になりたい!とか、刺激を受けることもあるでしょう。
子どもが憧れるカッコよさの中には、スノーボーダーのカルチャーも含まれているかもしれません。
実際にはウエアの性能は快適さに違いはあれど、スノーボードの技術にはあまり影響がないかもしれませんが、お気に入りのウエアを身に着けることでモチベーションがあがるのは多くの大人も経験済みなのではないでしょうか?
カッコいいスノーボードウエアは子どものやる気をプッシュしてくれることでしょう!
この記事を書いた人
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。