イタリアの登山ブランドの特徴は?
イタリアは山岳地域が多く、昔から山登りはイタリア人にとって、身近なスポーツです。
そのため、創業100年なんていう老舗の登山ブランドも数多くあります。ここでは、イタリアの登山ブランドの特徴を説明しましょう。
基本的に登山靴を扱うメーカーが多い
イタリアの登山ブランドの多くは、登山靴やトレッキングシューズといった、靴を専門にしているメーカーが多いのが特徴。
イタリア人は、普段から靴にかなりこだわりがあるので、軽い山歩きから本格的な登山靴まで、用途にあうことはもちろん足の形、クッション性など、自分の好みにあったブランドを見つけたら長年つかう、それがイタリア流です。
そのほか、山登りやロッククライミングのギア、登山用ヘルメット専門というように、イタリアの登山ブランドは、専門性にこだわって、あまり間口を広げないブランドが多いようです。
ビビットのカラーリングが特徴
イタリアの登山ブランドの特徴といえば、おしゃれなデザインと、活動的なビビッドな色を使ったカラーリングでしょう。
黄色やブルーなど、ロゴカラーが決まっているブランドもありますので、その色を見るだけでどのブランドなのかがわかります。
靴がメインのイタリア登山ブランドを紹介
登山ブランドのなかでも、登山靴専門のメーカーをご紹介します。
パッと目を引くカラーが特徴のLa Sportiva(スポルティバ)
スポルティバは、北イタリアでもとくに美しい山々で有名なドロミテ山麓で創業した、山靴の開発と製造を専門としたメーカー。初心者から上級者まで、幅広いラインナップを取りそろえています。
スポルティバのロゴカラーである黄色を取り入れた靴は、デザイン性が高くとてもおしゃれ。
また機能面では、軽量で防水性が高いゴアテックスや衝撃吸収性の高いソールを使うなど、足にしっかりフィットする靴が見つかります。
耐久性と履き心地バツグンのscarpa(スカルパ)
スカルパは、イタリア語で「靴」を意味します。とくにクライミングシューズでは、一流の選手も愛用する人が多い、トップブランドです。
使用結果をフィードバッグすることで改善を重ね、クッション性と耐久性が高く、疲れにくい靴を作り出しています。
5本指シューズで有名なVibram(ビブラム)
ビブラムは「ビブラムソール」とも呼ばれる耐久性とグリップ力のある有名なソール専門メーカー。ビブラムが開発して、いろんな意味でイタリアで騒がれたのが5本指シューズです。
5本指ソックスをそのまま靴にしたデザインのため、発売当初は、見た目がよくないと、言われた経緯も。
しかし、まるで素足のように足指を動かせることや、歩くときの足の機能を高め、外反母趾予防などが期待できるということで人気です。
アパレルも取り扱うイタリア登山ブランドを紹介
撮影:筆者アパレルから靴やリュックなどまでそろう、登山ブランドをご紹介します。
初心者にもおすすめCMP
CMPは、もともと生地専門の会社の1ブランドとして生まれ、防水フィルムを使用した、防水性のあるアイテムで人気のアウトドアブランド。
アパレルからヘルメットまでそろえることができ、コスパもいいので、とくに初心者におすすめ。
大人用だけでなく、子ども用のラインナップも豊富なところも魅力。使い勝手もいいので、筆者も愛用しているブランドです。
機能的なバッグパックも人気Ferrino(フェリーノ)
フェリーノは、創業1870年という、イタリアでも老舗の登山ブランド。初期のころは、その当時では画期的な防水生地をつかったテントを販売し、その後はアパレル、バックパック、寝袋、アクセサリーなどを展開。
とくにバックパックでは、軽量で強度のある繊維をつかったものや、登山などの遠征装備用大型バッグ、雪崩用エアバッグつきバックパックなど、種類も多いのが特徴。登山グッズをそろえたい方におすすめです。
Salewa(サレワ)
サレワはドイツ生まれの技術力と、イタリア育ちのデザイン性の2つの特性をあわせ持つブランド。シューズやアパレル、そしてクライミングギアまでを展開しています。
専門的な山登り用シューズから、マウンテントレーニングなどのマルチスポーツ向けなど、ラインナップやカラーバリエーションも豊富なところが魅力です。
また、2020年冬より、日本人の体型にあわせた、ジャパンフィットモデルが発売されているので、より体にフィットする服が見つかりますよ。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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