ロード兼用とトレイル専用のトレランシューズの違い
トレランシューズを選ぶときにポイントになるのが使用用途です。
本格的な山道のコースだけを走りたい、どんなコースにも対応できるシューズが欲しいなど、ランナーによってニーズはさまざまですよね。
アスファルトなど舗装された路面でも使用できるロード兼用と、主にトレイルで使用するためにできているオフロード専用のトレランシューズにはどのような違いがあるのでしょうか。
ロード兼用トレランシューズの特徴
ロード兼用トレランシューズの魅力は、舗装された道もされていない道もどちらにも対応できることです。
トレランシューズとしてだけではなく、普段使いやアスファルトの道でも使用したい方にはおすすめ。アスファルトの上を走ってもソールが削れにくくなっています。
さらに、ランニングシューズと違い、ロードだけではなく、トレランに必要な機能も備わっています。
足場の悪い道を走るために足首を守るための作りになっていたり、安定性を保つためにソールのクッション性が高かったり、山を走るための作りにもなっているのです。
オフロード専用トレランシューズの特徴
オフロード専用シューズの魅力は、泥や芝の上を走るための作りになっていることです。そのためにソールを工夫して作られています。
ソールが厚くデコボコした作りになっているため、滑りやすい道でもしっかり足を守ってくれ、さらに耐久性も高く、タフなランニングをしても壊れにくいのも特徴です。
ロード兼用のトレランシューズをおすすめする理由
トレランシューズを選ぶとき、ロード兼用シューズとオフロード専用シューズのどちらを選べばよいか迷いますよね。
明確にどんな場所を走るのか目的が決まっていない場合は、ロード兼用のトレランのシューズを選ぶことをおすすめします。
コースの変化に対応できる
日本のトレランコースは、舗装された道から山道に入るコースや、舗装された道とされていない道が混ざったコースが多くなっています。
都市部のコースなどでは、一部で住宅街を走るということも。
そのため、ロード兼用のトレランシューズを使用する事で、平らな道でも舗装されていないでこぼこな道でも対応できます。
普段使いもできる
トレランシューズは機能性が高く、足への負担を減らしたり、防水機能が備わっていたりするものもあります。
おしゃれなデザインのモデルも多いため、ロード兼用モデルを選ぶことで普段使いのスニーカーのように使用できることが魅力です。
旅行やお買い物などでたくさん歩くとき、スニーカーよりも足が疲れにくいと愛用している人も少なくありません。
山に行けない日でもトレーニングに使える
山に走りに行けない時でも、トレイルでのランと同じシューズを使用してロードでトレーニングすることができます。同じシューズを使用することは足を慣らすためにもよいですよね。
オフロード専用のトレランシューズを使用して舗装された道を走ると、ソールが削られてしまいます。
舗装されていない道限定で走ると決めていない限り、ロード兼用のトレランシューズの方が汎用性は高いといえます。
おすすめのロード兼用トレランシューズ
ロード兼用で使用できる、おすすめのトレランシューズを紹介します。
イノヴェイト TERRAULTRA G260 UNI
長距離レース用に開発されたモデルで、衝撃吸収に優れたミッドソールを使用しています。アウトソールはグリップ力と耐久性の高い素材を採用。
さらに踵からつま先の高低差が「ZERO DROP」構造で素足感覚を生み出します。
サロモン Sense Ride 4
ロードランニングシューズを進化させたロード兼用トレランシューズです。
かかとをしっかりホールドし、優れたグリップ力で足の保護機能を高めています。硬い地面でもぬかるみでも対応できるバランスの整ったシューズです。
アシックス GEL-VENTURE8
アッパーにやわらかなメッシュ素材を使用することで、快適な履き心地を実現したモデルです。
メッシュ素材に人口皮革補強を組み合わせて作られているシューズのため、サポート力と耐久性にも優れています。
ミッドソールのかかと部分にゲル素材が入っていて、クッション性と耐久性を向上させています。
ナイキ ペガサストレイル2
GORE-TEXを使用した防水のモデル。軽量で履き心地も良く、天候に左右されず使用することができます。
優れたクッションや滑らず走り続けられるアウトソールの作りにより、安定した走りを実現します。人気のナイキらしいスタイリッシュな色使いもいいですね。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
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