いよいよ冬キャンプシーズンの到来です。焚き火や温泉、星空など、楽しみはたくさんありますが、寒さ対策も気になるところ。とくに夜はぐっと冷え込むため、防寒準備は欠かせません。今回は、冬キャンプのマストアイテム、フリースシュラフをご紹介します。
冬キャンプではシュラフにインナーが必要
冬のキャンプでは、夜になるとぐっと気温が低くなり、シュラフ1枚だけで過ごすのがは非常に難しくなります。
そこでインナーシュラフを使うと、シュラフとインナーシュラフの間に空気の層ができ、保温性がアップするため、温かく過ごすことができます。
インナーシュラフとは、シュラフ、つまり寝袋の内側に重ねて使用するアイテムのことで、毛布のようなイメージですが、夏場に吸汗性のために使用するものもあります。
インナーシュラフを使用することで汗を素早く吸収して乾かし、体を冷やさなくなります。
また、シュラフ自体は素材の性質から頻繁に洗濯がしづらい面もあり、洗濯可能なインナーシュラフを使うことで、シュラフを長持ちさせる役割もあります。
インナーシュラフにフリースをおすすめする理由
フリースは衣料品に使われていることでで有名ですが、冬場のキャンプでも大活躍な素材です。
フリースは、起毛した空間に空気を溜め込んで寒気をシャットアウトする素材で、保温性が非常に高いので、これからの季節にはぴったりなんです。
また、小さく畳めてかさばらないので、少しでも荷物を減らしたいキャンプ時にはフリース素材のインナーシュラフがおすすめです。
冬キャンプに最適なフリースシュラフの選び方
フリースシュラフの選び方①種類
シュラフは、大きく分けて封筒型とマミー型があります。
封筒型はマミー型に比べると足元に少し余裕があるので、サイズもゆとりがあるものが選べます。
インナーシュラフを使うときにきつくなって寝苦しくないよう、少しゆとりをもたせた状態で使えるものを準備するようにしましょう。
フリースシュラフの選び方②素材
フリースとひと口に言ってもじつは種類がいろいろあり、大きく分けると3種類の素材があります。
- マイクロフリース
最近多い両面起毛で起毛が細かい素材で、耐久性が高いことが特徴です。 - 片面起毛素材
片面のみの起毛なので非常にコンパクトになりますが、両面起毛と比べると保温性には欠けてしまいます。 - ボアタイプ
毛足が長いため、非常に保温性に優れていますが、かさばってしまうという短所もあります。
行き先や宿泊数に応じて、適した素材を選ぶようにしましょう。
フリースシュラフの使い方
実際に、フリースシュラフの使い方についてご紹介します。
まずキャンプに行く前に、一度風通しをしておきましょう。そうすることで繊維の間に空気が通り、肌触りや保温力もアップさせることができます。
前もっての準備が面倒という場合は、テントの設営が終わってからシュラフを袋から出して広げておくといいです。
フリー スシュラフの扱い方
フリースシュラフはネットに入れて洗える素材が増えていますが、洗う前に洗濯表示を必ず確認するようにしてください。
また、乾燥機は素材を痛めて寿命を縮める原因になってしまうので、極力使わないようにしてください。洗濯の後は、しっかり天日で乾かすようにしましょう。
保管時には袋に入れっぱなしにならないよう、時々袋から出して広げて風を通したり、乾燥材などを使ったりして湿気がこもらないように注意してください。
寒い季節におすすめのフリースシュラフ8選
ロゴス 丸洗いやわらか あったかシュラフ
ポリエステル系素材に毛足の長い起毛を施すことで、やわらかくて気持ちいい肌触りを実現。
同時に起毛の間に空気の層ができ保温性も向上し、気持ちいいと暖かいの両立を可能になりました。
キャプテンスタッグ フリースクッションシュラフ
肌に不快なチクチク感のない、肌触りの良いフリースシュラフ。
同じタイプを2枚連結させて、サイズを大きくしても使えるので、テントの内側のシートとしても使うことができます。
コールマン マルチレイヤースリーピングバッグ
3つのレイヤーを組み合わせても分割しても使える4シーズン対応モデルです。
ゆったりサイズで抜群の寝心地。持ち運び便利なキャリーケース付です。
Sumoluxインナーシュラフ ブランケットファスナー付き
Amazonでも大人気の、サルモックスのインナーシュラフです。
洗濯機で丸洗いができる手軽さが、人気の秘密。
軽くて持ち運びにも便利な、使い心地のよさが人気です。
Bears Rock インナーシュラフ ボアフリース くるむん
ボアフリースを使用したインナーシュラフです。
表面がふわふわとし、中がさらりとした気持の良い肌触りです。
寝袋と一緒に使用すると保温性が高まり、 寒い時期でも快適に過ごすことができます。
Litumeオールシーズン対応 寝袋インナーシュラフ
静電気防止加工が施されているため、乾燥しがちな冬でも安心して使えます。
マミー型と封筒型、どちらのシュラフにも対応可能。
フード付きでしっかり巾着で締め付けるので、顔周りの冷えもしっかりブロックして温かい状態がキープできます。
なないろ館 シュラフ インナー 封筒型 フリース
お手頃価格がうれしいフリースシュラフ。
コンパクトに収納できるので、手軽に使えます。
グリーンやブルーなどの鮮やかなカラーもあり、ファミリーにもおすすめです。
コールマン(Coleman) 寝袋 フリースEZキャリー 封筒型
シュラフの裏地がフリースになっている、インナー一体型。
別のタイプと違ってシュラフとインナーがずれることがないので、気温が下がっても朝までぐっすり眠れます。
畳んだ時のサイズは少し大きめですが、そのぶんゆったり快適に使うことができます。
寒い時期のアウトドアは少しハードルが高く感じられますが、しっかりと防寒対策をすれば暑い時期とは違った楽しみ方があります。寒い夜でもしっかりとフリースのインナーシュラフに包まれれば、テントの中の時間はとても暖かく味わい深いもの。準備を万全に整えて、冬キャンプを楽しんでくださいね。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。