SUPにシートを取り付けると、カヤックスタイルが楽しめたり、SUPフィッシングができたりと、遊び方の幅が広がります。一見難しそうなシートの取り付け方法は、実は非常に簡単です。取り付け時のポイントを説明するので、参考にしてください。
SUPにシートを取り付ける方法を簡単に紹介!
SUPにシートを取り付けるときに必要な部品や、確認するポイントを紹介します。
①所有するSUPにシートが適合するか確認する
シートを買う際は、SUPに対応しているモデルかを確認しましょう。年式やモデルによっては、購入予定のシートがSUPに取り付けられない場合があります。
また、ナスカンやDカンなどの付属品が、所有するSUPに適合しているかも必ずチェックしましょう。なお、Dカンを別で購入する場合は、サビに強いステンレス製がおすすめです。
市販のSUPのなかには、シートがセットのものがあります。セット品は簡単に取り付けられるので、SUPがはじめての人におすすめです。
②DカンとナスカンでシートをSUPに固定する
SUP側のDカンと、シート側のナスカンを接続するだけで簡単に固定できます。SUPとシートがセットのものであれば、SUP側に最初からDカンが付いているので、取り付けやすいでしょう。
シートの位置を決める際は実際に座り、足を十分に伸ばして座れるかを確認してください。なお、SUPにDカンが付いていない場合、取り付ける必要があります。
シートを取り付けるときのチェックポイントは?
シートを固定するときの細かいポイントを見てみましょう。きちんと取り付けることで、座り心地に差が出ます。
4か所にしっかりと固定する
シートは、背もたれと座面で構成された折りたたみ式が多い傾向にあります。シート自体は前2か所だけでも固定できますが、前2か所と後ろ2か所の計4か所で固定すると、安定感が増します。
背もたれを使わないときは、後ろの金具を外して折りたたみ、座布団のように座ることも可能。膝が痛くなりにくいうえ、目線が高くなって漕ぎやすいといった利点があります。
背もたれが直角になるようにする
背もたれが直角になるように設置するのがおすすめです。直角にすることで、もたれたときに背面の上部が少し斜めになり、楽な姿勢で座りやすいでしょう。
シートを取り付ければ遊び方がさらに広がる!
SUPにシートを取り付けると、遊び方の幅が広がります。具体的な楽しみ方を紹介します。
リラックスしながら釣りを楽しめる
SUPフィッシングをする際にシートがあると、糸を垂らしている時間ものんびりくつろげます。背面が安定するので、足を伸ばしてリラックスできるのが好ポイントです。
SUPフィッシングを始めたい人はこちらを要チェック!
SUPフィッシング初心者必見!楽しみ方や必須アイテムを一挙公開
カヤックスタイルでSUPを漕げる
シートは、別名カヤックシートと呼ばれ、カヤックのように座って漕げるようになります。重心が低いためボードの安定感が増し、急な突風や波などで転倒しにくいのが特徴です。
子どもを座らせて一緒に沖まで出られる
シートを取り付けると、子どもと一緒にSUPが楽しめます。子どもが定位置に座っていられるので、ボード上の体重移動が減り、漕ぎやすくなります。落水対策ができる、ベルト付きのシートがおすすめです。
シートが付属しているおすすめのSUPセット2選!
シートがセットになっている、おすすめのSUPを紹介します。初めてSUPに挑戦する人は、とくに必見です。
①座り心地のよいシート付き!Abahub/SUPボードインフレータブル
インフレータブルタイプのSUPです。大容量のバッグ付きで、持ち運びやすいのが利点。シートは、ウェットスーツと同じ、丈夫なネオプレン製です。しっかりとした厚みがあり、座り心地のよさが魅力といえます。
付属のパドルは長さの調節が可能で、身長に合ったサイズにできます。耐荷重は約150kgなので、釣り道具を乗せられるほどの余裕があるでしょう。さらに、二人乗りも可能です。
レールパドルフックと呼ばれる、パドルを固定するためのマジックテープ付きです。休んでいる間に、パドルをしっかりと固定できます。
比較的安価で購入できるセット商品なので、これからSUPをはじめようとしている人は狙い目です。
②SUPフィッシングに適した高機能タイプ!kumaforest/ハイブリッドSUPボード
SUPフィッシングをする人におすすめのSUPです。一般的なSUPと比べて、幅・厚み・長さがあって安定感にすぐれ、転覆しにくい形状です。
付属のアクセサリー類が豊富で、GoPro固定用の金具や、方向を自在にかえられるロッドホルダーなどが備わっているのが魅力。また、前後についたバンジーコードで、荷物やパドルなどをしっかり固定できます。パドルは、身長に合わせて長さの調節が可能です。
特筆すべきは、2気室構造になったSUP。内側のパーツをビート板として利用できるため、外側が破損した際に活用できるでしょう。安全面に比重を置いている人の、有力候補となる商品です。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。