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豊富な種類が展開されているクライミングのチョーク。どれを買えばいいか迷ってしまう方は多いはず。そこで今回は、液体チョークに焦点を当てて、使用する際のポイントやおすすめ商品をご紹介していきます。ぜひチョーク選びの参考にしてみてください。

液体チョークの特徴や使い方

クライミング 液体チョーク

液体チョークを使ったことがないというクライマーであれば、「そもそも液体チョークって何でできているの?」「粉チョークと使い方にどんな違いがあるんだろう?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。

ここでは、そんな液体チョークに対する疑問についてお答えしていきます。

液体チョークの主な成分と使用時のポイント

クライミングのチョークは汗を飛ばすために使用するもの。

チョークアップしないで登れば手汗により保持力が低下し、ウォーミングアップで登っている課題でさえも必要以上に力を消耗してしまうでしょう。

液体チョークは手のフリクションを高めるために、炭酸マグネシウムとアルコールを主な主成分として含んでいる商品が多く販売されています。

保管中に成分が分離していることもあるので、容器を振ってから使用するのがおすすめ。

少量を手のひらに付けたら全体に広げてなじませ、乾いた時点でチョークアップが完了です。

液体チョークと粉末タイプの違い

クライミングジムで最も目にするのが粉チョーク。

主成分は液体チョークと同じ炭酸マグネシウムです。液体チョークはこの炭酸マグネシウムとアルコールや水、ロジンなどとの組み合わせでできています。

液体チョークは容器一つで手荷物がコンパクトに収まりますが、粉チョークの場合はチョーバッグやチョークボールといった周辺アイテムが必要となってきます。

次項で詳しく解説しますが、空気中に飛散しない液体チョークに対して、粉が舞いやすく周辺を汚しやすい点は粉チョークのデメリットと言えるでしょう。

 

クライミングに及ぼす影響とは?液体チョークのメリットとデメリット

クライミング 液体チョーク

液体チョークの特徴と使い方について分かったところで「どんなクライマーにおすすめなんだろう?」「購入前に注意点があれば知りたい」と考える方も多いのではないでしょうか。

ここからは、液体チョークのメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。

メリット①手に馴染みやすくフリクションが安定する

液体チョークは、細かな手のシワにもしっかりと入り込む性質を持っています。

そのため、チョークアップした際のムラが生じにくく、手のひら全体のフリクションが安定するメリットが。

指に巻いたテーピングとの境や、マメによって生じる凹凸にも馴染みやすいので、安心してクライミングに臨めるでしょう。

メリット②揮発性が高く手汗や脂による滑りを回避できる

液体チョークに含まれるアルコールは、揮発性が高いという特徴を持っています。

手に滲んだ汗や脂も短時間で乾かしてくれるため「登っている最中に手がヌメってしまう」「登り終わった後は手からチョークが無くなっている」といった心配も解消してくれるはず。

手汗をかきやすいクライマーには特におすすめのチョークですよ。

メリット③チョークが飛び散らないので周辺を汚しにくい

クライミングの後はチョークで真っ白になってしまったという方も多いはず。液体チョークは空気中に飛び散ることがないので、衣服や床を汚しにくいメリットを持っています。

飛散したチョークを吸引するリスクも軽減してくれるため、体への影響が心配な場合は液体チョークを試してみてはいかがでしょうか。

デメリット①アルコールの影響による手荒れのリスクも

揮発性の高さゆえ、肌に必要な水分を気化させてしまう恐れがある点は液体チョークのデメリット。

乾燥肌の方が液体チョークを使えば、潤いを奪って手荒れを悪化させてしまうかもしれません。

肌の状態を見極めておくことも、液体チョークを選ぶうえでの大切な要素といえるでしょう。

デメリット②ロジン(松ヤニ)配合タイプは使用場所が制限される

ロジン(松ヤニ)はフリクションを高めてくれる一方で、水やブラシでは取れにくい性質があります。

ホールドの劣化を早めることから使用を制限しているジムもあり、外岩に至ってはロジン(松ヤニ)を含むチョークは使用しないことがマナーです。

液体チョークを使う場合は配合成分をしっかりと確認し、使用場所のルールを守りましょう。

デメリット③手が乾くまですぐには登れない

短時間で手汗を飛ばしてくれるからといっても、手が乾くまで多少の時間は必要です。

粉末タイプのようにチョークアップ後すぐに登ることができない点も、液体チョークのデメリット。待機時間中は筋肉を休めつつ、オブザベーションにあてることをおすすめします。

おすすめ液体チョーク5選!ロジンフリーの商品もご紹介!

クライミング 液体チョーク

ここでは、フリクション性能の高い人気のものや、外岩でも使えるロジンフリーの液体チョークをご紹介していきます。ぜひ、商品選びの参考にしてみてください。

【PETZL】 パワーリキッド 200ml

ペツル パワーリキッド 200ml
ペツル パワーリキッド 200ml

 

リラックス効果をもたらす安息香が配合されているフランスの老舗メーカーPETZLの液体チョーク。手汗や脂をすぐに乾かしてくれるので、登るまでの時間も短縮できるでしょう。

持続性にも優れており、使用時のコンディションによってはチョークアップの回数を減らせる点も魅力的なポイントとなっています。

【マムート】 Liquid Chalk 200 ml

MAMMUT Liquid Chalk 200 ml
MAMMUT Liquid Chalk 200 ml

 

粉塵の飛散を抑え、クライミングジムでも使いやすいマムートの液体チョーク。グリップ力も高いため、あらゆる形状のホールドへ臨機応変に対応してくれるでしょう。

【ADD FRICTION】 GRIP ON

ADD FRICTION GRIP ON
ADD FRICTION GRIP ON

ロジンフリーで使用場所を選ばないADDFRICTIONのチョーク。食品添加物をベースに作られているため、子供用のチョークとしても使えるでしょう。

中身がペースト状になっているので、使用する量の調整も簡単ですよ。

【グラスプ】リキッドチョーク ハイグリップ ユーティリティー 150ml

GRASP リキッドチョーク 150ml
GRASP リキッドチョーク 150ml

 

グラスプの液体チョークは、プロクライマーの小山田大が開発に携わったこだわりの商品。

水分を適度に残す配合になっており、摩擦が生じにくいホールドにもしっかりと対応してくれる高いグリップ力を備えています。

【PD9】クライミング液体チョーク

PD9 クライミング液体チョーク
PD9 クライミング液体チョーク

 

肌荒れを抑える乳液成分を配合しているPD9の液体チョーク。手のひらが白く汚れることがないので、チョークアップ後も周辺を汚しにくくなっています。

ロジンフリーだから外岩でも使いやすいですね。

手汗を飛ばし、安定感のあるフリクション性能をもたらしてくれる液体チョーク。使用時のルールをしっかりと守れば、環境変化や特殊なホールドにも対応できるクライミングの心強い味方となってくれるはず。この機会に、液体チョークに挑戦してみてはいかがでしょうか。

ライター

Greenfield編集部

自然と向き合い、環境に配慮しながらアウトドアスポーツを楽しむ人に向け、自分や周囲のウェルビーイングの向上につながる情報をお届けします。