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パランツォーネ山は、ミラノから70Kmほど北上した、標高1423mの山。美しいパノラマが楽しめる場所として、初心者からベテランにまで人気の登山スポットです。コロナ禍の気分転換に、筆者が行ってきましたので、体験をレポートします。

パランツォーネ山はコモとレッコの中間にある山

イタリア 登山

パランツォーネ山は、ラリオの三角形と呼ばれる地域にあります。このラリオの三角形というのは、逆Y字の形をしたコモ湖のYの上部の三角地帯のことで、この地域にはいくつもの山があり、サン・プリモ山に続き、2番めに高い山になります。

ミラノからは車で1時間半

ミラノからは、車で1時間半前後です。途中にはプジアーノ湖やセグリーノ湖など、いくつかの湖もあります。

湖の周りは遊歩道になっていて、散歩やサイクリングもできるため、家族連れやカップルにも人気のスポット。風光明媚なところですから、登山の後に立ち寄ってお茶を飲んだりするのにもぴったりです。

360度のパノラマが楽しめる

パランツォーネ山の魅力は、なんといっても、360度のパノラマを楽しみながら登山できることです。

登山といっても、山によっては、山頂だけ開けている場所だったり、登山道は山の中を歩くなど、あまり風景が楽しめない場合もあります。

それに対しパランツォーネ山は、山が開けた尾根を歩くため、360度すべてを見渡しながら登って行きます。

 

コースはアップダウン多めの尾根

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今回歩いたのは、コルマ・ディ・ソルマーノ(Corma di Solmano)から山頂を目指すコース。しかしコースは、これだけではなく、少し短い、または長いコースもあるので、レベルにあったコースを選ぶことができます。

難易度は中級に近い初級

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パランツォーネ山山頂

所要時間は、片道1時間半〜2時間で5kmの距離です。コルマ・ディ・ソルマーノ のパーキングは、標高1,122mにあり、1,423mの山頂まで標高差300mを登ります。

標高差はそれほどないのですが、いくつもの尾根が続いているため、アップダウンが多く、これが中級に近い初級といった理由です。

ほとんどは平坦な道ですが、少しきつめの登りがあったり、今度はそこから下がったり、滑りやすいザレ場もあるので、疲れやすい道といえるでしょう。

頂上から山小屋まで足を伸ばすのもおすすめ

山頂に着くと、そこには三角の記念碑があります。そこからは、コモ湖とその周りの美しい山々が見えます。

また天気がいいと、コモ湖付近の山だけでなく、その後ろにあるアルプス山脈で2番めに高いモンテローザという山も見えますよ。まだ余力があるなら、そこから少し下ったところにある、山小屋まで足を伸ばすこともできます。

私たちは小学生の子どももいたため、山頂について少し休憩をとり、帰途につきましたが、大人だけなら、ぜひ立ち寄って甘いものなどで休息をとりたいなと思いました。

パランツォーネ山へ行くときの注意

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登山途中に見えた雲海

パランツォーネ山で登山をするときに、注意したいポイントをまとめてみました。

注意したいポイント①休憩時間や山小屋を確認しておく

パランツォーネ山には、2つの山小屋があります。ひとつは駐車場エリアに、もうひとつは、山頂からすこしくだったところにあります。

山頂に近い方は、山頂から歩いてからも40分ほどかかるので、早めに登り始めないと、ランチや休憩をとるのは難しいかもしれません。

今回、登り始めたのが10時半ごろだったので、ランチが12時半頃になりました。疲れていたこともあり、あと40分歩くのは辛くなったため、山小屋に行くのを断念しました。

山頂に近い山小屋のほうは、選ぶコースによっては、便利なようですが、コルマ・ディ・ソルマーノからは行きにくい場所にあるので、ランチやおやつは、しっかりと持っていったほうが無難です。

注意したいポイント②給水スポットがないので水は多めに

筆者は普段、給水スポットが多い山ではあまり水は持っていきません。山の湧き水は、やはり美味しいですし、冷たくて最高です。

でも、この山は給水スポットがゼロ。事前に調べていたので、多めに水を持っていったので良かったのですが、そうでなければきつかったでしょう。

知らない山に登山に行く場合は、少し多めに用意しておいた方が良さそうです。

注意したいポイント③コロナ禍ではマスクや消毒液を携行しよう

登山は、自然の中を歩くので基本的にはマスクは必要ありません。ただ、山小屋によった時や、山頂など少し人が密集する場合は、マスクをつけたり、消毒液で手を消毒したりなど、少し気を使うと良いかもしれませんね。

イタリアの登山体験について、ご紹介しました。まだ、コロナ終息までには、時間がかかりそうな感じがします。密にならないように、努力するのは大切ですが、ずっと我慢をしていると、ストレスの原因になりますので、アウトドアなど体を動かすといったことを上手に取り入れてみるといいかもしれませんよ。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。