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若い年代を中心に幅広い層から愛されるスノーボード。スノーボードがここまで有名になったのはじつはそんなに昔の話ではありません。スノーボードの歴史を知ることで、スノーボードについての理解を深めてみませんか。

スノーボードの歴史

スノーボード ゲレンデ

スノーボードの起源とは

スノーボードの起源は有名な説が2つあります。

きちんとした記録があるのは、1965年にアメリカのシャーマン・ポッペン氏が娘にスキーを2本のボルトで止めたおもちゃをプレゼントしたことがはじまりと言われている説になります。

もう1つの説は、1963年にアメリカのトム・シムス氏が学校の授業で単板の滑走材を塗ってボードのおもちゃを作ったというものです。

どちらの説にしろ1960年代にはスノーボードの元ができていたということになります。

スノーボード発祥の地

スノーボードはアメリカのミシガン州で作成されたとされていて、サーフィンのように雪山を滑ることから「スノーサーフィン」と呼ばれました。

スノーボードという名前は、1970年にスキーでもスケートボードでもない新しいジャンルとしてアメリカとカナダを中心とした北米スノーボード協会を発足したことが由来となっています。

この協会が発足したことによりスノーボードが世界に広がりはじめることになります。

 

スノーボードと日本の歴史

スノーボード 日本

日本でスノーボードが誕生した理由

北米スノーボード協会が発足したことにより、日本でも1982年に日本スノーボード協会が発足されることになり、日本にスノーボードを普及させ目的で1987年、日本スノーボード全日本選手権大会を開催し、以後、毎年開催されています。

これにより、技術向上を求めスノーボード専用の用具などが急速に発展していき、日本でもスノーボードに対する意識が変わっていきました。

日本でスノーボードが流行りだした時期

しかし、スキー人口の多かった日本では、実際にスノボードが流行りだしたのは1996年以降のこととなります。

スキーブームが一段落して、新しいウィンタースポーツとしてスノーボードをさまざまなメディアが取り上げるようになりました。

そして、1998年にスノーボードが長野オリンピック競技種目に採用されたことによってスノーボードは盛り上がり、その後長く人気が続くことになったのです。

しかし、2004年以降スキー・スノーボード共に人口は減少傾向で、最近では小さなスキー場などは閉鎖に追い込まれていっています。

スノーボードとオリンピック

スノーボード オリンピック

スノーボードがオリンピック競技に採用

前述のように、1998年に長野オリンピックで新しく競技種目にスノーボードが正式に採用されました。

最初は、2種目で始まったスノーボードの競技種目ですが、現在は5種目まで増えており、冬のオリンピックの代表格にまでなっています。

スノーボードがオリンピックの競技種目になったことが、スノーボードの人気をここまで押し上げたのは言うまでもありません。

一方で、オリンピックの影響からか、雪山で回転やジャンプをする若者ボーダーが増え、スキーをしている人からは「危ない」という声があるのも事実です。

スノーボードのオリンピック競技種目

スノーボードのオリンピック競技種目には

  • フリースタイル競技
  • アルペン競技
  • スノーボードクロス

この3つに大きく分けることができます。

フリースタイル競技

ハーフパイプやスロースタイルのようにジャンプや回転の技術を審査員が総合的に判断して採点します。

スノーボード ハーフパイプ

出典:Webon

アルペン競技

単純にスタート地点からゴール地点までのタイムを競います。

スノーボードクロス

コース内にウェーブやキッカーが存在し障害物レースのようなものです。

 

現在オリンピックの競技種目となっているのは、フリースタイル3種目(ハーフパイプ、スロープスタイル、ビッグエア)、アルペン競技1種目(パラレル大回転)、スノボードクロスの5種目です。

 

スノーボードの人気メーカー

スノーボード 歴史

スノボードの人気メーカー①MOSS SNOWBOARDS

純国産のブランド。カービングやグラトリなどに特化した特徴的な板が揃っています。フリースタイルを得意とするスノーボーダーはMOSSの板を使っている人が多いです。

公式サイト

スノボードの人気メーカー②YONEX

日本が世界に誇るブランド。ボードは木材を全く使わずにカーボン繊維だけを使用しています。このメーカー独自のカーボン性質を生かす設計を組み込んでいるため、軽量で反発力のあるハイクオリティな板を作り上げています。

公式サイト

スノボードの人気メーカー③sims

アメリカ西海岸を拠点とするブランド。クセのある板が多いのが特徴的です。中級者〜上級者向けの板が多く、乗りこなせればクセになるはずです。

公式サイト

スノボードの人気メーカー④BURTON

不動の人気を誇るアメリカ東海岸のブランド。板だけでなくウェアやグローブなどどれを取っても最高級の品質です。バートン信者なんて言葉もあるほど幅広い層から人気のあるブランドです。

公式サイト

スノボードの人気メーカー⑤BONFIRE

20年の歴史をもつアメリカで人気のウェアブランド。非常に多くの種類が発売されているため、機能性とファッション性の両方を満足させるウェアを選ぶことができます。

公式サイト

スノーボードは歴史がまだまだ浅く、雪山でスキーヤーとの共存できていない時がまだまだあります。スキーヤーもスノーボーダーは雪山のルールを理解し、周り気をつけて滑らなければいけません。皆さん一人一人の意識でスキーとスノーボードの明るい未来を作りましょう。

ライター

Greenfield編集部

【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。