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気象の基礎を知り安全に海を楽しむ 第1章「風」を知る(基礎知識篇①)

気象の基礎を知り安全に海を楽しむ 第1章「風」を知る(基礎知識篇①)
   
自然を相手にするアウトドアを楽しむには気象の知識が必要です。特に水上のボードスポーツでは、安全と上達の両面において気象知識は必携。今回からそんな重要な気象について、シリーズで解説していきます。まずは一番重要で難しい「風」について、気象全体の基礎知識も含めて解説します。
   

あらゆる気象変化の源は風!

気象 基礎知識

気温、湿度、晴雨などさまざまな要素が気象にはあります。

しかし、通常の人の日常生活において、風の注目度は決して高くありません。風は、晴雨などの天候や気温などと比べると脇役ですが、気温や天気に大きな影響を及ぼしているのです。

気象における風の位置づけは、“あらゆる気象変化の源は風”といわれるほど、じつは主役級なのです。

刻々と変化する気象は理解するためには、風について理解を深めておく必要があるのです。

 

水上ボードスポーツと風の関係

気象 基礎知識

SUPを楽しむ上で風は基本的に厄介な存在=悪玉です。

風があると漕いでも思うように進まなかったり、ときには流されてしまいます。強風時は水上に出ることさえ諦める事態に陥ります。

しかし、ウィンドサーフィンなどのセーリングスポーツになると、風の力が動力源のため、風が吹いていないと何もはじまりません。

風速が上がってくると進むボードスピードが上がります。さらに上級者になると数々のハイパフォーマンスが可能になるのです。

セーリングスポーツにとって、まさに風は善玉ですが、実力が伴わないと楽しめなくなるため悪玉にもなるのです。

サーフィンにおいても海から陸に向かって吹く風のときは波のかたちが悪く、強すぎると波がつぶれて好ましくありません。

この風は悪玉ですが、陸から沖に向かって吹く風向のときは、逆に波のかたちが良くなって、特に上級者には善玉になります。

このように風は、水上のボードスポーツにとってコンディションの善し悪しを決める重要な要素であり、動力源となるセーリングにおいては最重要の存在です。

いずれにしても水上のボードスポーツを楽しむときは、その種類を問わずに風の知識を蓄えていることが必要不可欠です。

 

風はなぜ吹くのか?

気象 基礎知識
出典元:pwaworldtour

空気には押す力があります。

空気の入った風船を押すと押し返されますよね。このように空気には押す力があり、空気同士は常に押し合いをしています。当然、押す力が強い方から弱い方へ空気は押し出されていきます。

風は、空気の動き・流れのことです。つまり、押す力が強い方から弱い方へ空気が動くことが、風が吹く原理です。この押す力を気圧といい、押す力が強い空気を高気圧、弱い空気を低気圧と言います。

風は、気圧の高い方から低い方へ、高気圧から低気圧に空気が押し出されて吹くのです。このことは水が高い方から低い方に流れるのと同じというように、よく水に例えて説明されています。

そして、気圧の差が激しいほど強い風が吹きます。

風の強さ=風速

風の強さは風速で表します。

文字通り風の速さのことで、日本では秒速何メートル(m/s)で表していますが、国によって時速何キロ(km/h)や時速何マイル(mph)で表します。

また、国際的にはノット/knotという単位が使われていて、これは船の速度を表すときに使っている単位。

1ノット(knot)=時速1.852キロ(km/h)で、1.852キロはちょうど地球の経度1度分に相当し、1海里と呼ばれる距離の単位です。

中途半端な距離ですが、緯度や経度が重要な船舶や航空機にとっては有効な単位なのです。

 

気圧とはなにか?

気象 基礎知識

前述のように気圧の差によって風は吹きますが、この気圧について、もう少し説明しておきましょう。

空気の圧力とも言うべき気圧は、ちょっとしたことで変化します。いくつか例を挙げましょう。

典型的なのは上昇気流と下降気流です。上昇気流が起こると空気が地面を押さえつける圧力は弱まり、気圧は下がります。

逆に空気が冷えると下降気流となり、地面への圧力は高まります。

空気の温度が上がっても気圧は変化します。この場合も空気は、膨張しようとするので周囲の気圧は高まります。

また、空気が渦を巻いても気圧は変化します。渦巻きは遠心力を生み、中心付近は空気が薄くなって気圧が下がります。

山に風が当たれば空気が押し付けられて気圧が上がり、山から風が吹き下りる時は空気を持っていくので気圧は下がります。

このようにいろいろな要因で気圧が変化し、高気圧や低気圧を作ります。

そして、それは局所的なものから大規模なものまでさまざまなスケールで起こり、お互いに影響を与えたりしながら、発生と消滅を繰り返しているのです。

 

地球での風の流れ

気象 基礎知識

地球は至る所であらゆる風が吹き、そして循環しています。

天気や気候を形成している大もとは、この風の循環です。

単純化すると、熱い赤道付近と寒い北極・南極の温度差により地球規模の風/空気の循環が生まれます。

緯度の違いによって高気圧や低気圧ができたり、偏西風や偏東風が吹きます。

北半球に限ると、赤道付近は熱せられて軽くなった空気が上昇して低気圧ができやすく、一方その北側には高気圧ができます。

前者は台風や熱帯低気圧で、後者は太平洋高気圧です。

この太平洋高気圧から北に吹き出した風は、コリオリの力によって東に大きく曲げられ、偏西風という西風になります。

コリオリの力というのは地球の自転による“見かけの力”で、風だけでなく、水など流体の動きにはすべて影響を与える力のことです。

地球上のすべてのものは自転によって動いているため、風においてもこの力が働きます。

偏西風帯では北極からの寒気と高気圧からの暖気がぶつかるため、低気圧や前線ができやすくなるのです。

そのため、日本は太平洋高気圧に覆われる夏以外は、偏西風帯に位置するので、低気圧が次々とできて天気が変わりやすくなります。

まとめ

今回は、気象全般の基礎知識について説明しました。基礎知識をきちんと貯えると、いままで晴・雨と気温ぐらいしか気にしていなかった天気予報の見方が変化します。さらに風を含めて簡単な天気予報を自分で行なうということにもつながります。このことは水上のボードスポーツを楽しんでいく上で極めて重要なポイントにもなります。




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