ウェアラブルカメラ(アクションカメラ)とは
“ウェアラブル”とは身につけることができる、着用できる、装着できるという意味の言葉です。
ですからウェアブルカメラとは「着用・装着できるカメラ」のことで、基本的に小型・軽量なカメラのことです。
このカメラを、身体をはじめさまざまな場所に装着して撮影でき、ハンズフリーな状態が確保できるため、アウトドアやスポーツでの撮影を中心に利用されています。
迫力があり、ライブ感溢れるその映像・画像は人気を博し、SNSやYoutubeなどが普及・定着したこともあり、あっという間に広く一般の人にも普及していきました。
なお、被写体はスポーツなど動きの激しい場合が多いので、別名“アクションカメラ”とも呼ばれています。
価格は数千円の安価なものから、主力となる人気商品でも40,000~50,000円前後と比較的リーズナブルです。そのこともあって人気が急上昇したといえるでしょう。
SUPに向いたウェアラブルカメラの選び方
SUPで撮影できるものは、目の間の景色以外にもボードに固定して自分の動きを撮影することも可能です。
また、パドルの先端に取り付けて、高い位置からの撮影ができることもウェアラブルカメラの得意とするところ。そこで、SUPで使用するウェアラブルカメラ選びのポイントを押さえておきましょう。
ポイント①防水性と防塵性
基本的にウェアラブルカメラは、激しい動きのなかやアウトドアでの使用などを前提にしているため、耐久性や耐水性は基本的に優れていますが、やはり防水性は最重要のチェックポイントです。
さらに砂や土埃に対する防塵性も考慮しましょう。製品の仕様にある防水に関する項目には、“防水深度○m”や、製品によっては“IP68”、“IPX8”などのコード表記が記されています。
このIPコードは電子機器の防水性能・防塵性能を規格化したもので、IPの次は防塵性能を、その次が防水性能を表しています。
単純に数値が高ければ優れているというわけではありませんが、いずれも6以上ならば問題ないと覚えておきましょう。
また、“X”という表記は厳格な規格試験を省略していることを表していますが、防水性能がないという意味ではありません。
防水仕様はカメラ本体の場合だけではなく、中にはハウジングと呼ばれる防水専用ケースが付属している機種もありますので、入念に調べてください。
ポイント②基本仕様をチェック
基本的な仕様要素も、SUP撮影に合ったものや便利なものを選ぶことが大切です。基本的な仕様要素には、画角・画質・重さ・撮影時間・手ブレ補正・Wi-Fi対応・Bluetooth機能・さまざまなアタッチメントやケース類などが挙げられます。
カメラに写る範囲を表す画角は100°以上の広い画角を確保しましょう。画質はフルHDでもいいですが、一部を静止画に抜き出しても大丈夫な4K動画のクオリティがおすすめです。
水上ではバッテリー交換ができないため撮影時間が長く、被写体、カメラともに揺れや動きが激しいことから手ブレ補正機能が高いものがいいでしょう。
手ブレ補正には光学式と電子式の2タイプがあり、画質優先なら光学式、カメラサイズがコンパクトでリーズナブルな価格を求めるなら電子式となります。
さらに動画のシェアや遠隔操作を想定するならWi-FiやBluetooth対応のものを、またSUP以外のさまざまなシーンでの活用を考えるなら、アタッチメントやケースなどが充実しているものを選びましょう。
おすすめウェアラブルカメラ7選
大人気のウェアラブルカメラは、非常に多くのモデルが出回っているので、何を選べばいいのか悩むところです。
ウェアラブルカメラは大別すると2種類あり、ひとつがGo-Proに代表される専門メーカー製のモデル、もうひとつがチャイナ製の格安モデルです。
前者の特徴は高性能・高画質、後者の特徴は性能・画質はやや劣るもののリーズナブルです。防水・防塵性能と耐久性を重視したいSUP用のおすすめは信頼性の高いメーカー製といえます。
GoPro HERO8 Black CHDHX-801-FW
現在のウェアラブルカメラのブームを作り、その代名詞ともなっているアメリカのブランドがGoPro(ゴープロ)。
最新の代表的なモデルがHERO8です。けっして安価ではないですが、性能、人気ともにNo.1といえる機種。
SUP用としても申し分ありません。
GoPro HERO7 シルバー CHDHC-601-FW
滑らかな4K30ビデオやWDRの10MP写真など高いクォリティを誇る人気モデル。
GoProはどの機種も耐久性と防水性が高いことが特徴で、SUP用としてもおすすめ。マイクロSD対応です。
DJI OSMO Action
DJIは、広東省深圳に本社を置く中国の企業で、ドローンの世界的リーディングカンパニー。
OSMO Actionは、そのDJIのアクションカメラです。比較的リーズナブルながら、動画から静止画まで高いスペックを持ちます。
SONY HDR-AS300
ソニー独自の技術である空間光学式手ブレ補正を、ウェアラブルカメラ用に超小型サイズに新規開発して搭載した4K対応のモデルです。
ブレのない映像、圧倒的な画質が最大の特徴。広角撮影でダイナミックな映像を記録できます。
CANON アソビカメラ iNSPiC REC FV-100
“アソビカメラ”と銘打たれ、小型なだけでなくでカラーバリエーションも豊富なキヤノンのウェアラブルカメラ。
画質は4KではなくフルHDですが、トップブランドらしい高画質を備え、防水・防塵・耐衝撃(IP68相当)性能を誇ります。
RICOH 全天候アドベンチャーモデル WG-70
PENTAXではなく、社名のRICOHブランドで発売されたばかりの全天候対応ウェアラブルカメラ。
水中から雪山まで、過酷なシーンでも頼れる優れた防水・耐衝撃・耐寒・耐荷重性能を備える。4K対応ではないですが、カメラメーカーらしい高画質や撮影機能を誇ります。
Insta360 ONE R ツインエディション
Insta360は、VR球形カメラのリーダーである中国Arashi Vision社のブランドで、日本を含む90以上の国々で幅広く使用されています。
このONE Rツインエディションはレンズモジュール交換可能なアクションカメラで、360度撮影と4K/60fpsの広角撮影とを切り替えることが可能。
本体の防水は5m、60m防水ケースなどアクセサリーは豊富です。
ライター
Greenfield編集部
【自然と学び 遊ぶをつなぐ】
日本のアウトドア・レジャースポーツ産業の発展を促進する事を目的に掲げ記事を配信をするGreenfield編集部。これからアウトドア・レジャースポーツにチャレンジする方、初級者から中級者の方々をサポートいたします。